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2024年12月の記事一覧

校長ブログNo250 12月7日「大雪(たいせつ)」を迎えて

日の出 太平洋の水平線から昇る太陽

遠くに見える突堤では、日の出前から海釣りや写真撮影をする人、沖合には漁に出る漁船が見えます。

過去ブログでもお伝えしてきたように、この時期、通勤の時間帯、天気さえよければ、夜明け前の里山では、ブルーモーメントと朝もやが毎日のように楽しめます。朝陽を受けて映える落葉樹は、藤城清治さんや滝平二郎さんの切り絵のような美しい景色、刻々と変化する空の美しさに感動します。また、犬の散歩をされている方を多く目にします。冬の早朝、とても寒そうですが私と同じような気持ちだと思われます。遠くの景色を見ながら歩いています。

12月7日、二十四節気「大雪(たいせつ)」を迎えました。

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)(大雪初候12月7日~12月10日)

本格的な冬が到来します。天気図を見ていても西高東低の冬型の気圧配置。
北日本では雪の日が本格的に続きます。真冬にむかって寒さが厳しくなっていきます。一方、越後山脈を境に関東地方では冬晴れの日が続き、関東平野では乾燥した冷たい「からっ風」が吹き込みます。

朝陽を浴びながら海上を渡る海鳥と漁船

「飛ぶ」鳥からヒントを得て人間が創り上げた現代文明の飛行機 どちらも美しい

 美しい景色を見ていると、心が温かくなり時間が経つのを忘れてしまいそうです。11月も記録的な高温が続いたので上着が必要のない日もありましたが、12月に入るとさすがに海風に当たっているとが体がじんじんと冷えてきます。いよいよ冬将軍到来。コートやマフラー、手袋などが必要になります。 

▼早朝の栗山川河口風景 寒さが増すごとにカモの数も増えてきました。

そんな寒さも気にせずに、子供たちは元気に学校で友達と仲良く遊ぶ姿がたくさん見られます。

「子どもは 風の子 元気な子」は昔から変わりませんね。

▼なかよし班(たてわり活動)の様子。明日のブログをお楽しみに。

校長ブログNo249冬の交通安全運動

12月4日現在、千葉県の交通事故死者数は121人。(前年度比+9人)

ワースト3位(1位東京都132人、2位愛知県128人、4位大阪府109人)

年末年始、交通事故が増加する時期。

午後5時台の高齢歩行者の事故が急増中。

自転車・車の運転では、凍結注意。

余裕をもって安全運転。

一人一人が自分の身を自分で守る強い覚悟で!

交通安全に十分気をつけていきましょう!!

横断歩道を渡るときは

「とまる・まつ・見る(右・左・右)」です。

冬の交通安全運動

運動期間:令和6年12月10日(火曜日)から12月19日(木曜日)までの10日間

スローガン:飲酒運転は絶対しない、させない、許さない

【重点3項目】

1 飲酒運転の根絶に向けた取組の推進
2 夕暮れ・夜間・明け方における交通事故防止
3 自転車ヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底

飲酒運転は犯罪です。

いまだになくならない飲酒運転。

飲酒運転は絶対にしてはいけません。許されるものではありません。

小学生は、

2 夕暮れ・夜間・明け方における交通事故防止
3 自転車ヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底

を心がけましょう。

千葉県における自転車ヘルメット着用率は、6.5パーセント(全国ワースト2位)です。

自転車の交通事故は、頭部が致命傷となることが多いです。

被害軽減のため、自転車ヘルメットを必ず着用する習慣をつけましょう。

お出かけ前に「ヘルメットかぶった?」の確認を忘れずに。

※自転車運転中の「ながらスマホ」、「酒気帯び運転および幇助」の罰則が整備されました。

【参考】過去ブログNo222(11月12日号)「道路交通法が改正されました。」

https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/

飲酒運転の根絶

https://www.police.pref.chiba.jp/content/common/000062708.pdf

思いやり交通千葉(12月号)

もう一度確認!!横断歩道を渡るときは

「とまる・まつ・見る(右・左・右)」です。

 

校長ブログNo2486年校外学習(佐倉「日本遺産北総四都市」を訪れて)

12月8日 今日は、1941年(昭和16年)12月8日太平洋戦争開戦の日です。

この日未明、ハワイ真珠湾に停泊していたアメリカ合衆国の軍艦に奇襲攻撃をし、日本はアメリカやイギリスなどの連合国へ宣戦布告をしました。この戦争で、日本は、約310万人もの方が亡くなりました。(軍人 約230万人、外地一般邦人 約30万人、内地戦災死亡者 約50万人)

 1945年(昭和20年)8月15日、日本政府はポツダム宣言を受諾して連合国に降伏しました。 

▼横芝光町木戸にある護国神社敷地内の「忠魂碑」

【参考】過去ブログNo133-1(8月15日号)「シリーズ白浜小学校はあのとき⑦終戦の日に」

https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/

▼同 護国神社敷地内にある旧奉安殿と思われる建物

6年生は12月3日(火)千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館に校外学習に訪れました。

【参考】白浜っ子の活動の様子

https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/38/

小春日和の穏やかな晴天に恵まれた1日でした。国立歴史民俗博物館は佐倉城址の一角に位置します。佐倉城址は当時の地形を生かしたままの「佐倉城址公園」があり、広大な敷地には樹齢が高いさまざまな樹木が茂っています。特に、春には桜の花見としてにぎわったり、秋から冬にかけて紅葉を楽しんだりすることができる、人々の憩いの場となっています。

今回は、6年生が訪れた佐倉が日本遺産(北総四都市)の1つになっていることから、先日紹介した4年生の校外学習で訪れた佐原に引き続き、佐倉の歴史について触れたいと思います。

▼写真は11月30日(土)の城址公園の様子

現在は穏やかなゆったりとした時間の流れる空間となっていますが、この国立歴史民俗博物館のある場所は、もともとは中世(1500年半ば)に千葉氏の城が起源です。その後、江戸時代になり、徳川幕府の重臣であった堀田氏が城主となり、徳川家3代将軍徳川家光の頃から幕府終焉まで約140年間にわたり下総国佐倉藩の藩主として藩政を行いました。幕末には老中を務めた堀田氏の居城である佐倉は、11万石に発展したのです。ちなみに、現在の横芝光町にあたる地域も下総国佐倉藩の領地にあたります。海防のため、木戸には幕府の陣屋が置かれたことは、過去ブログNo179(9月29日号)https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/

でもご紹介したところです。

▼「木戸陣屋跡 よみがえる海の要塞」 横芝光町図書館ギャラリー展示パネルより 

▼江戸時代に作成された地図に残る白浜付近の村名(栗山川東岸に木戸、尾垂、惣領などが見られる。)

鎖国をしていた日本の近海に、19世紀頃から諸外国の船が現れるようになり、通商を求めるようになります。他国に先がけ、アメリカ合衆国は日本と条約を結んだことは、皆さんも歴史で学習したことと思います。1858年日米修好通商条約が締結され、日本とアメリカの国交が結ばれることになります。

▼老中も務めた堀田正睦(ほったまさよし)

▼タウンゼント・ハリス

▼2人の銅像が並んで立っている 

その後、不平等条約改正により、1911年に日米通商航海条約に発展解消しました。しかし、1937年日中戦争勃発により1939年にアメリカが日本との条約を一方的に破棄し、失効となりました。さらに、アメリカによる経済制裁、原油輸出禁止、日米交渉の決裂により、日本とアメリカの関係が修復のつかない状況となったのです。1941年(昭和16年)12月8日、日本空軍がハワイ真珠湾に停泊するアメリカ軍艦を奇襲攻撃し、日本政府は宣戦布告し太平洋戦争が開戦したのです。

さて、江戸幕府瓦解後、明治時代になると、富国強兵政策により佐倉城は解体され、兵営学校と施設が築かれました。そしてこの佐倉連隊から日清・日露戦争をはじめ、日中戦争や太平洋戦争において各方面へ出兵し、多くの戦死者が出たのです。1945年(昭和20年)8月15日に終戦を迎えるまで、首都防衛の軍事都市の1つとして重要な役割を担いました。

▼佐倉兵営学校ジオラマ(国立歴史民俗博物館展示品より) 

戦後、陸軍病院が厚生省に移管され、国立佐倉病院となり、昭和50年代に移転するまでこの地にありました。同時期、国立民俗博物館建設計画が本格的に進められ、歴史的に重要な舞台となった地である佐倉がふさわしい場所であることも理由となり、1970年(昭和45年)佐倉城址の一角に建設されることが決定し、1983年(昭和58年)国立歴史民俗博物館が開館し40年が過ぎました。博物館内は時代ごとに大きく6つの展示ゾーンに分かれ、順次リニューアル工事が行われ、最新の歴史研究の成果を学ぶことができます。(6年生が見学当時は、第5展示場(ペリー来航から昭和初期までの時代)がリニューアル中でした。) 

このように今の歴博のある場所は長い歴史の中でいろいろな役割を果たしてきたため、城址公園内には現在も歴史的な遺跡や構造物が多く残され、目にすることができます。

現在も、世界で紛争や戦争が絶えません。まもなく迎えるノーベル平和賞授賞式(12月10日)で草の根活動を行ってきた「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」が表彰されるのを目前として、平和のありがたさを感じるとともに、83年前の12月8日に起きた歴史事象を教訓に忘れないでおきたいものです。

▼佐倉城天守跡

▼現在の航空写真と佐倉城の構造

(写真中の椎木曲輪のあたりが国立歴史民俗博物館の建物が位置する場所になる。)

▼佐倉城本丸跡(写真は2024年8月撮影)

▼猛暑のためか涼を求めて城址公園内を本丸跡方面へ向かって移動中。人間をちっとも恐れない。

佐倉城はこのような高台にあり、佐倉の城下町は馬の背中に作られた天然の要塞でした。そのため、城下町周辺にはたくさんの坂があります。中でもインスタ映えとして話題の坂「ひよどり坂」は非日常的な空間で侍の時代にタイムスリップしたかのようです。

今回、6年生はこのような「歴史と文化の町・佐倉」を訪れました。歴史民俗博物館の他に、武家屋敷も訪れガイドさんの説明を受けたとのことです。また、国立歴史民俗博物館は展示数が非常に膨大のため、第1展示室から見学や体験を進めていくと、後半の展示室の方がどうしても見学時間が不足してしまったとのことでした。私は、9月下旬に箱根・鎌倉方面への修学旅行(1泊2日)の時間を6年生と共にしましたが、学校の授業の様子を見ていても、常に課題意識をもち、向学心のある6年生のことです。バスの車内でレク係が考えた歴史クイズは、しっかりとした知識がないと解けない問題でしたが、車内のあちこちから解答する答えが一発正解。たくさんのクイズ問題を解き、盛り上がりました。さらに、さまざまな見学地先で熱心に見たり感想を述べたりしていた姿勢も印象に残っています。

「佐倉をたずねて新しきを知る」今回の校外学習がきっかけとなり、歴史や人々の生き方などに少しでも興味をもち、また機会があればぜひ訪れてゆっくりと時間をかけて見学し、興味関心や疑問をもって学んでいってほしいなと思います。

▼佐倉城下、武家屋敷につながる通称「ひよどり坂」

 秋は「竹の春」とも呼ばれ、美しい竹林の景色が広がります。

 

校長ブログNo247おいしい給食

今日のラインナップです。

1 山武郡市小中学校図画工作・美術作品展のご案内(再掲)

2 今週の学校給食献立紹介

1 山武郡市小中学校図画工作・美術作品展のご案内(再掲)

過去ブログNo236(11月26日号)でもご紹介しましたが、本日12月7日(土)(10時~18時)・8日(日)(10時~17時)の2日間、東金市にある東金サンピアアートギャラリーにて「第21回山武郡市小中学校図画工作・美術作品展」が開催されています。

5年生児童作品が特選に選ばれました。おめでとうございます。

電動糸のこぎりで製作したジグソーパズル『何かおかしい動物園』です。

2 今週の学校給食献立紹介

今週12月4日(水)横芝光町学校給食センター栄養士さんが来校され食に関する指導の校内放送と、各学級を巡回し、給食の様子をご覧いただきました。

校内放送でのご指導を掲載します。

こんにちは、給食センター栄養士です。皆さんお元気ですか?今年も残すところあとわずかとなり、寒さも本格的になってきました。体温が低下し免疫が弱ってくるとかぜをひきやすくなります。体調を崩さないように規則正しい生活習慣と栄養バランスのよい食事をして、寒さに負けない体をつくりましょう。

さて、みなさんにクイズを出します。毎日欠かさず給食に登場する飲み物は何でしょう。

はい、牛乳ですね。

みなさんは残さず飲んでいますか?

寒くなってくると残りが増える牛乳ですが、それでも毎日給食には出ています。今日は牛乳を飲むことがどれだけ大切かについてお話します。

みなさんは今、成長期です。その中でも20歳までい特に意識してほしい栄養素が「カルシウム」です。それはなぜでしょう。カルシウムは骨や歯をつくる栄養素で、不足すると将来、骨がもろくなり骨折しやすくなります。骨量は10代で増加し、20歳前後でピークになります。そのため、10代の頃に骨密度を高めてカルシウム貯金をすることが大切です。牛乳はカルシウムを筆頭にビタミンB2といった栄養を豊富に含むだけでなく、カルシウムの吸収率が最も高い食品です。学校給食では、1日に必要なカルシウムの50%を提供しているので「牛乳」が毎日出ています。

これから寒い日が続きますが、今だけのことでなく、将来のことを考えて給食がない日でもぜひ積極的に牛乳を飲んでほしいと思います。

今週の給食献立の紹介です。

▼12月2日(月)の献立

ご飯 豚肉の香味焼き たくあん和え ジャガイモの味噌汁 牛乳

【今月の千産千消:ダイコン】

全国で一番の生産量を誇ります。サラダや煮物、漬物にします。山武市や銚子市、八街市、富里市で多く生産されています。

【参考】教えてちばの恵み だいこん(旬鮮図鑑)

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/yasai/daikon.html

▼12月3日(火)横芝中学校リクエストメニュー

わかめご飯 鶏肉のから揚げ ブロッコリーのおかか和え サイダーポンチ 牛乳

▼12月4日(水)の献立

中華麺 味噌ラーメンスープ 肉団子もち米蒸し ピリットサラダ はなみかん 牛乳

【ひとくちメモ】「みかん」の話

みかんは、冬に旬を迎える果物の1つです。種類にもよりますが、今の時期に甘くておいしいみかんが出回ります。みかんには体によい栄養がたくさんつまっています。例えば「すっぱい」の正体であるクエン酸は疲労回復に効果があり、みかんの橙色の色素は食べると体の中でビタミンAに変化し、鼻やのどの粘膜を保護してくれる働きがあります。寒さに負けない体づくりのためにぜひ食べてほしい果物です。今日の給食では、半分に切ってお花に見える「はなみかん」にしました。残さず食べましょう。

★「はなみかん」は、愛媛県で岬で大切に育てられた温州みかんを指す言葉です。愛媛県の方言で「岬」を意味する「はな」と温州みかんを組み合わせた言葉で、外皮が薄くやわらかく、甘味と酸味がしっかりつまったのが特徴です。

▼ほけんだよりから

▼12月5日(木)の献立

麦ご飯 シルバー西京漬け ひじき煮 いももち汁 牛乳

▼12月6日(金)の献立

ご飯 もみの木型ハンバーグ 野菜のマリネ 米粉のシチュー 牛乳

 

校長ブログNo246かぜの予防

過去ブログでお伝えしたように、今年のインフルエンザはすでに流行シーズンに入り、すでに1か月が経過しました。最新の情報(千葉県感染症情報による)では、 第47週(11月18日から11月24日まで)では、インフルエンザ定点当たり患者報告数が『3.94』となり、患者数が前週よりさらに増加しています。今後、更なるインフルエンザ患者報告数の増加が見込まれます。手洗いや咳エチケットなど自分たちができることに努め、感染予防策をとりましょう。

かぜに負けない!白浜っ子かるた(養護教諭作成)

 本校HPメニュー欄「各種おたより」のコーナーに「ほけんだより」が掲載されています。そちらもぜひお読みください。

【参考】インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」

(あしたの暮らしをわかりやすく政府広報オンラインHP)

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html

今日の百人一首

嵐吹く 三室の山の 紅葉葉は

竜田の川の 錦なりけり

能因法師『後拾遺和歌集』

出典: 国立国会図書館デジタルコレクション より