「キャリア教育も兼ねた1年遠足で、得たもの」
<校長室コラム「キャリア教育も兼ねた1年遠足で、得たものを確認できました!」> この土、日に卒業生やその保護者たちと会話する機会がありました。その会話の中で、「矢中のブログを見ています。」「毎日のように、ブログを楽しみにしていますよ。」「新しいパスワード、教えてくれませんか?」などと、嬉しい言葉をたくさんいただきました。 これを機に、私も時折、矢中生が進学した高校のブログやホームページを開いて見てみようと思います。
さて、1年生の遠足は「東京ディズニーランド」(6年ぶり)に変更し、実施しました。今回は、遠足の本来の目的(クラスの仲間作りや社会性を身につける等)の他に、「職業教育(キャリア教育)」を兼ねた目的を加えて実施しました。
加えた目的は、ランドで働くキャストたちの姿や言動、表情をよく観察し、キャストたちの職業観や仕事をする気持ち、考え方をインタビューしてくることでした。2年生での「キャリア・スタート・ウィーク」につなげていこうと考えました。
3名の生徒たちの遠足後の感想、意見文を紹介します。
Aさん・・・ キャストは、全員、笑顔で仕事をしています。清掃しているキャストですら、いつも笑顔です。今の私にはできないことです。「この仕事をしていて、ハピネスを感じるときはありますか?」と聞くと、「ゲストが笑顔で、ありがとう、と言ってくれるときです。」と答えてくれました。
この答から一つ、気がついたことがあります。それは、キャストの方は、ゲストのことを一番に考えて仕事をしているのだと思いました。
私も、これからは人のことをきちんと考えて、学校をハピネスにしていこうと思います。
Bさん・・・キャスト、一人ひとりに同じ質問をしても、同じ答が返ってきました。キャスト、全員が同じ気持ちで働いていて、みんながハピネスなディズニーランドにしたいという思いが、強く伝わってきました。
ディズニーランドで学んだことを、自分の将来に生かせるようにしたいです。私の将来の夢は「保育士」です。ディズニーランドでは、「お客さん」でしたが、「保育士」では「子どもたち」なので、キャストと同じ気持ちで努力したいです。色々なことで、「ハピネス」を増やしていきたいです。
Cさん・・・Q質問「お客さんが、怒っているとき、何故、キャストは怒らないのか?」
A答え「このお客様は、私にこういうことを伝えたいんだな、と理解し、優しく対応することが大切だと考えています。」優しく接すること、真心を持つこと、感謝されることなど、私が学習すること全てが、キャストの人達がお手本です。
私は、将来、人に感謝される、そんな仕事につきたいです。真心を込めて接し、感謝され、優しきく接して感謝されるような人に、そんな大人になりたいです。
***私が一つ加えた目的を、1年生たちが理解し、ディズニーランドの中で「キャリア教育」の学びをしてきたことに嬉しく思います。 また、この遠足の学びは、総合的な学習の時間の中で、より深め、まとめ、進化しています。