◆学校林での活動や学校林・学校の自然

学校林での活動や学校林・学校の自然をご紹介します!

学校林カンけり

3月1日。日本海を低気圧が通過したため、気温が19度まで上がって暖かくなった昼休み
学校林委員会が全校に声をかけて、学校林あそびを開きました。
今日はカンけりです。赤ゼッケンと青ゼッケンの2チームに分かれて
2個のカンを互いに狙います。
 

アズマヒキガエルまだ寝ています

3月1日、用務主事がプール脇に貯まっている落ち葉をきれいにしていると
落葉の一番下にアズマヒキガエルが冬眠していました。
これまで、何匹も側溝の中の枯葉の下や土の中などから発見されています。
どこにいるか分かりますか。
 
    ここにいました       どこにいるか分かりますか

     拡大してみました。中央にいるのですが。

今年は3月6日が啓蟄です。昨年は3月8日、その前年は3月7日、そのまた前年は3月5日
に冬眠から目覚めてビオトープに現れ、産卵活動を始めています。
今日は、葉をはがされてもビクリともせずに冬眠している状況ですが、
来週には目覚めてビオトープに来るのでしょうか。

アズマヒキガエルは産卵活動後、暖かくなるまで、また、冬眠します。

5年・6年 学校林整備作業

2月27日。5・6年生、職員、地域の方々による学校林整備作業を行いました。
教育連携コーディネーターのお二人、地域の方3名がお手伝いくださいました。
感謝申し上げます。
5年生と6年生が組になって作業を進めました。
まずは、ヘルメットに手袋をして準備します。


1 ドングリから育った苗をアスレチックゾーンの斜面に10本移植しました。
  

2 6月・7月にカブトムシが卵を産む場所づくりをしました。
 

3 階段の補習をしました。


4 ベンチに腐食剤を塗りました。


5 とよぱあくでシイタケ菌のコマ打ちした榾木(ほだぎ)を井形に組みました。

  菌が榾木に行き渡るまで寝かせます

5年・6年 学校林での活動の引継

2月27日。児童・職員・地域の方々による学校林整備作業に先立ち
6年生が1年間総合的な学習の時間で学習してきたことを5年生に発表し、
学校林での活動を6年生から5年生に引き継ぎました。
 
 
6年生は各グループごとに発表しました。
5年生は熱心にメモを取っていました。来年度の自分の課題に生かします。

学校林活用・再生プロジェクト委員会

2月17日、学校林活用・再生プロジェクト委員会を開催しました。
現場を見ながら、多摩市グリーンライブセンターの職員や樹木医の専門家のご意見を聞き
今後の学校林の中・長期的な管理の方向性を検討しました。


アスレチックゾーン
大木が枯れたり倒れたりしたために、中央斜面に樹木がなくなっている。
2年前、多摩市産ヤマザクラを6本移植した。
残りの樹木はすべて大きくなりすぎている。
下草刈りは継続する。
実験ゾーンから実生のコナラを移植して育成する。

以前、恐怖の階段があった下のくぼ地は落ち葉を貯めて表土を再生する。
アスレチックゾーンの南下の部分(ブランコとフェンスの間)に土を入れ
その上に落ち葉を貯めておくことで多摩市産カブトムシを養殖したい。
カブトムシは典型的な里山の昆虫。人間の手が入る里山で多く繁殖できる。

アスレチックゾーンと雑木林ゾーン(実験ゾーン)の間の坂は階段を設置して
古いくもの巣のロープは撤去する。

雑木林ゾーン
実験ゾーン(雑木林ゾーンの東端)
大きな木を伐採して明るくしてきた。
今年度もクロマツをすべて伐採し、より明るくなった。
状況はとてもいい。
あと、下方に常緑樹のシラカシが1本残っているので伐採したい。
実生からのコナラが育ってきている。
コナラ以外の常緑の苗や萌芽した常緑樹の枝は切る。
下草刈りをし、コナラを間伐しながら育てていく。


実験ゾーン西続きの雑木林ゾーン
将来的には、
実験ゾーンから順に西へ伐採していき、実験ゾーンを西に拡張しながら
実生の雑木を育てていきたい。
下草刈りを継続する。

雑木林ゾーン西端のタマノカンアオイ自生地周辺は
このまま日陰になるようにする。
タマノカンアオイ自生地から校庭方向の斜面への立ち入りは今後も禁止する。

多様腫ゾーン・シイタケ小屋付近
常緑樹をだいぶ伐採してきたが、まだ暗い。
シイタケ栽培をしているので、明るくする必要はないが
シラカシの大木を間引く。

学校林西端の旧松林の急斜面
松が枯れて、木の根の張りがなくなった。今後崩落の危険性が増大する。
市に対策を依頼するが、植林すれば20年30年すると伐採・剪定の管理が必要となり
膨大な予算がかかる。
引き続き立ち入りは禁止。
子どもが進入しないように、粗朶(そだ)で区域を区切ることも検討する。