日誌

2021年9月の記事一覧

5年生 理科「流れる水のはたらき」

昨日、5年生が校庭で理科「流れる水のはたらき」の流水実験をしていました。
5年生は、1組の藤枝先生が理科を、2組の三家本先生が社会を2つの学級に教えています。
交換授業といって、教科によって隣の学級の担任が教える「教科担任制」的なものを全学年で実施しています。

この「流水実験」で確かめることは、
・カーブした水の流れの外側と内側の流れの速さの違い
・カーブした水の流れの外側と内側の様子の違い
などです。

多くの学校では、砂場に流水実験機を用いて演示実験を1つだけ行いますが、連小はよい具合の土地がプールわきにあります。
ここの斜面を利用して、川を作り、水を流し、流れがよくわかるように土壌改良剤のパーライト(軽石)の粒も流しました。
役割分担で、水を流す人、パーライトを流す人、そして最近のトレンドは、動画を撮る人、です(笑)。


 

さて、様子はどうなったでしょうか。
カーブの外側に、張り付くようにパーライトが付いています。
外側の急な流れに流されて、河岸?に押し付けられた様子です。
一方、内側には、緩い流れで行き場を失ったパーライトが漂流して打ち上がります。


もう少し時間をかけて流せば、細砂と中砂に分かれて堆積してくるはずです。

流れ着いた終着点?には、泥の泡が扇状地のようになっていました。
甲府盆地のミニチュア再現ですね。


一方、1つだけある流水実験機を使って、砂場の砂で実験した班では、立派な中州ができていました。
扇状地に中州、まさにまんま川の流れの再現です。


こんな実験も、教科書に付属のデジタル教材やNHKのビデオ、昔、多摩市の教員の理科部で作成した動画などを使えば、あっという間に見ることはできます。
しかし、「見る」ことだけで100%の理解につなげるのはまったく十分ではありません。
自分の手で、自分の目で、そしてその結果で、学ぶことで学習の理解が定着します。
より理解が深くなるように、デジタルとアナログのバランスを取りながら併用して授業を工夫しています。

2年生 生活科「やぎ博士になろう」

昨日の5時間目、かわいい訪問者たちが校長室にやってきました。
「ヤギのことについて聞きたいのですが、少しいいですか」
丁寧な言葉遣いの2年生の子供たちでした。

生活科で、「やぎ博士になろう」という単元があります。
その中で、どうやら校長先生に聞いてみようということになったようです。


「毎日どんなお世話をしているのですか」
「なんで2頭なのですか」
「4頭いた時の残りの2頭はどうなったのですか」
「なんで頭突きをしてくるんですか」
「やぎにも肉球があるのですか」
「角は切っても大丈夫ですか」・・・
様々な素朴な質問がたくさん出てきました。
答えたことを、真剣に、しっかりとワークシートに記入しています。


本を調べる子、タブレットで調べる子、インタビューする子、実物を観察する子、
様々な調べ方法を用いて、調べることも学びながら、まとめていきます。

ふと、職員玄関に飾ってあるエゾジカの角を思い出し、
「シカの角は見たことある?」
の問いかけに、子供たちは知らなかった様子。
教室に帰るときに職員玄関に寄り道して、エゾジカの角を見て、触っていきました。


これは私が副校長時代にご近所の方から寄贈されたもの。
知床半島に行ったときに、偶然見つけて拾われたものだそうです。
手にした子供たちは、
「かた~い」
「重いね」
「(角の模様が)ピクルスみたい」
と、それぞれに感想を漏らしていました。
いろいろなモノが校内にあるのは学びが広がりますね。

どんなまとめになるのか、楽しみにしています。

修繕詐欺の話(地域福祉推進委員会より)

連光寺・聖ヶ丘地区での地域福祉推進委員会が9月25日(土)に開かれました。
地域の子供から大人までの福祉的課題を話し合い、協力体制を築くために行われています。
学校からは、コロナ禍における教育活動について現状を報告しました。
1か所に集まる密集を避けるため、ひじり館、連光寺志学サロン、Zoomの3つに分かれての開催です。

その中で、「修繕詐欺」が話題の1つになりました。
台風後などに、住宅設備業者を名乗って飛び込みで訪問があり、「屋根の修理が必要」と説明されるとのことでした。
話によると、修理費用は200万円と言われた方も…。
その業者には丁寧にお断りを入れ、自分で実際に屋根業者に連絡して直してもらったところ、3000円だったとのこと。

そういえば、我が家にも先日、近所で住宅塗り替えを行っている業者を名乗り、
「屋根の棟板金(屋根の稜線にかぶせてある板のこと)がはがれかかっているので、台風で飛ばされることもあるから、修理したほうが良い」
との説明をしていきました。
馴染みの業者があるので丁寧にお断りしましたが、もしかしたらこれも「修繕詐欺」だったのかもしれません。

コロナ禍で、近隣との情報交換も少なくなってきています。
オレオレ詐欺もそうですが、何事も鵜吞みにせず、すぐに返事はせず、ご近所やお知り合いに相談を積極的にして、被害を防ぎましょう。
皆様、お気を付けください。

4年生 倍の見方

校内の授業を見て回っていると、いろいろな場面に出くわします。
子供たちと目が合って合図しあったり、
スキンシップの求めに応じたり、
ノートを覗いてアドバイスをしたり、
担任の先生に突然指名されて話したり、
思わず楽しくて1時間授業を聞いてしまったり、
学校において「授業」は、学びの神髄ですから、楽しくないわけはありません。

4年生の算数では、今日から新しい「倍の見方」という単元を始めていました。
AはBの何個分といったように、互いを比較してどれだけの量があるとか言った、「比」や「関数」へ続く入門の単元です。
抽象思考が入ってきますので、ぐっと理解の難易度が高まります。
そこで、抽象思考をより脳内で描きやすくするために、実物を見てイメージさせることも一つの方法です。
9月24日に3年生の理科で「五感を働かせる体験がとても重要」と書きましたが、算数にもそれは当てはまります。
さて、本日の課題はこれ。


頭の中でイメージすることが求められます。
ICT機器を使用するのも一つの方法ですが、目で見て分かったつもりになりがちなこともあります。
量感は、目だけでなく、体で感じさせることも大切です。
授業では、廊下で540cmと180cmのテープを使って確かめていました。


課題、量感を頭の中でイメージさせる一助の活動です。

一方、他の教室ではこんな場面に出くわしました。
タブレットを使っていない授業なのに、自分で授業と関係のない他の画面を見ていた子供に対して、ロックをかけていました。


タブレット端末は、想像に難くないように、諸刃の剣の側面もあります。
繰り返し注意しても使い方に課題があるようであれば、時にはこんな措置も必要です。(教員の端末から遠隔操作で、ロック ⇌ ロック解除 が可能です)

3年生 音のふしぎ

校長室と音楽室は、廊下を挟んではす向かいの位置にあります。
校長室の扉は、来客のない限り開け放してありますので、音楽室の音がよく聞こえてきます。
(コロナ禍で歌唱の声が聞こえてこないのは残念でなりませんが・・・)

今日の1時間目。
なんだか派手な打楽器の音がします。
はじめは11月の学習発表会(学芸会)に向けた合奏の練習かなと思っていたのですが、どうもリズムが感じられません(笑)。

覗きに行ってみることにしました。
 

 

 

3年生が、理科の音の勉強をしている最中でした。
リズムがないはずです(笑)。
音は、物(空気)の振動によって発生し、伝わっていきます。
振動の幅が大きければ大きな音に。振動の回数が多ければ高い音になります。
実際に、楽器を叩いてみて、楽器がどうなって音が発生しているのかを、各自が確かめていたのでした。

実は、小学校で音の勉強をするのは20年ぶりです。
学校で学ぶ学習内容は、文科省の出す「学習指導要領」に定められており、それに沿って教科書も編纂されています。
20年ほど前に「音」の学習が削除されてしまいましたが、昨年から実施の新学習指導要領で復活したので教科書にも単元が載っています。
「物理」分野への早くからの学びが必要とされた、との見解があります。

「音」=「ふるえ」
ということを、子供たちは試して、やってみて、改めて実感していたようです。
ワークシートにもしっかり記していました。
理科は、五感を働かせる体験がとても重要です。
 

2年生 ニッセイ緑の財団 ドングリの苗

ニッセイ緑の財団から電話がありました。
2019年に配布したドングリの種は、苗になって育っているでしょうかという内容でした。
東日本大震災で被害が大きかった地域へ、緑の苗木を送って復興の一助にしてもらおうという活動です。
今回が最後の支援となるそうです。
現2年生が、1年生の時に話を聞いて、ドングリの種をポットに入れて苗木として育ててきました。
現在、58本が育っています。
10月に苗木は回収され、今年は仙台で植樹されるとのことです。


私自身、東日本大震災の被災地には、いまだ大きな関心があります。
2015年に、福島第一原発の脇を通る国道6号線が物流のため開通した時、夏休みに被災地を訪れたこともあります。
放射線量も、除染の済んでいた国道6号線上ですら、まだ多摩市の平時の200倍くらいありました。
富岡、南相馬、飯舘、南三陸、石巻、女川・・・その惨状は、4年たった時でさえ目を疑うものでした。
現在はどうなっているのでしょうか。

いずれにせよ、微力ながら、緑の復興に学校として力を貸せることをうれしく思います。
大きく育ってほしいです。

4年生 川は自然の宝箱 課題を決めよう!

4年生は、一年間を通して「総合的な学習の時間」で多摩川について学習しています。
緊急事態宣言の影響で、まだ多摩川の上流を見に行けていませんが(11月に予定)、基礎学習で学んだことから、自分の課題を決めて、各自が課題解決学習に入ります。
それぞれが、どんな課題にするのか、その課題をどうやって調べたり確かめたりしていくのか、最後にどうやってまとめるのか、初めの段階での青写真を計画しているところです。

多摩川の水生生物や魚に詳しい宮田先生も来てくれました。
野鳥や小動物に詳しい羽澄先生も。
 

多くの先生の手を借りて、自分の課題の計画を立てていきます。
 



一方、もう調べることが決まっていて、調べるのを待てなかった子供もいます。
夏休みの自由研究で、多摩川の石について、関戸橋と是政橋で石拾いをし、調べてきたものを標本のようにまとめていました。
素晴らしい出来栄え!!!
 


授業でこれをさらに発展ですね。

多摩川の学習は、教えているほうもワクワクしてくる、ダイナミックな学習です。
子供たちには、学習が終わったときに多摩川や水辺に対する「価値観」を持ってもらいたいと思います。

お月見

家庭科講師の矢澤先生が、事務室前の飾り棚にお月見の飾りを飾ってくれました。
お団子は紙粘土。
木彫りのフクロウは、もともとこの飾り棚に置いてあったもの。
ススキなどの草花は、自宅そばの浅川周辺で摘んできたもの。
ちょっとした華やかさが、子供たちや教職員の気持ちを和ませてくれます。


ちなみに、このフクロウの位置、子供たちが通るたびに変わっていきます(笑)。


今年は、9月21日(火)が十五夜です。
台風一過で、大きなお月さまが見られるでしょうか。

ちょこっと研修会(ICT)

金曜日の夕方の職員打ち合わせの後、「ちょこっと研修会」がたびたび開かれています。
校内のICT担当の一人、算数少人数の植村先生の企画です。
「そろそろ始めまーす」
の声かけで、実習生も含めた職員室のほとんどの教員が職員室後ろのテーブルに集結していました。


この日は、パソコンのショートカットキーの使い方でした。
パソコンを使うとき、マウスを使う人が多いと思いますが、
実はマウスで行う操作は、キーボードのキーの組み合わせでほとんどが実行可能です。
キーを使った操作をすると、マウスに手を動かさなくてよいので、積もり積もればかなりの操作のスピードアップにつながるはずです。
すべてのことを覚えていなくても、使えるものからやってみることで、自分の一番やりやすいスタイルになっていくはずです。


こんなちょっとした集まりが、積もり積もって職員の輪を作っていくような、そんな雰囲気でした。
連光寺小の職員室、なかなかです。

台風14号の接近に伴う対応について

9月17日(金)午前11時の気象庁の発表では、台風第14号は、西日本に上陸し、その後は四国や近畿を横断しながら東へ進む見込みです。今夜から明日にかけて関東地方も大雨になるとの予報が出ています。現在のところ明日18日(土)の登校日は、通常どおり登校の予定です。登校について以下の点についてお子さんと確認をお願いします。

1 台風の進路が予報と大きく変わり、登校時刻を変更等する場合は、午前6時ごろまでにメール配信をいたします。

2 午前6時現在で、特別警報又は暴風警報が発令されている場合は臨時休業とします。(大雨警報は対象外です。)

3 児童が学校にいるときに特別警報又は暴風警報が発令され、下校時刻過ぎまで影響がある場合は、安全確保のために児童を学校に留め置きます。警報等が解除されたのち、保護者による引き取り、または、集団下校等の措置をとります。

4 登校の際、風が強い場合はかさをささず、レインコートで登校したり、かさの持ち方や前を見て広がって歩かないなどの指導をして送り出してください。河川の増水や倒木などに注意するように声をかけてください。

5 天候の状況によっては、タオルや着替えを持たせてください。必要最低限の持ち物で登校させてください。

今後の台風の状況により、対応に変更がある場合には、一斉メールでお知らせします。

※なお、家庭の判断で通学路に危険があると判断する場合、登校を遅らせたり、欠席させたりした場合も、遅刻・欠席の扱になりません(出席停止の扱いとなります)。連絡フォーム等でお知らせ下さい。

3年生 朝の様子とICT機器の使用

朝の健康観察までの時間、子供たちはそれぞれの学級で決められていることをして過ごしています。

3年生は、学芸会で何をやろうかということを、学年の実行委員の子供たちが音楽と図工の先生に相談に行ってきたようです。
春日神社のお祭りのお囃子がよいのではとアドバイスを受け、それを昨日の朝に学級のみんなに報告していました。

その前後には、一昨日、大学院教育実習生の吉田先生が国語で行った、「山小屋で三日間過ごすことになったら何をするか」という課題について、GoogleのJamボードを使用して、隣の子とペアになって付箋紙に書くようにして画面上でアイデアを張り付けていくという学習の続きをしていました。

国語の学習内容はもちろん、新たなアプリの使い方にも慣れていきます。
様々なアプリの使用方法が習得できれば、課題にあった解決方法を選択できるので、アプリの習熟に初めは時間が必要ですが、その後は大きな武器になります。
作製途中のJamボードを見てみましょう。
 

いくつか付箋紙を貼り付けることができると、自然と子供たちは仲間分けしていきます。いわゆる情報の整理です。
今回は季節で整理しているペアが多かったです。
 


このような学び方は、ICT機器が一人一台配布されないと難しいことですし、まさに新しい学び方になります。

ゆくゆくは、毎日子供たちにタブレット端末を自宅に持ち帰らせ、自宅で宿題としてこのような学習も進めさせたいところですが、
・破損時の保険の問題(タブレット端末は市からの貸与品ということになっています)
・いくつかのSNSやオンラインゲームでログインが可能な問題(校内で様々に試しています)
・情報モラルやリテラシーなど、タブレットを持ち帰った際に誰がどうやって子供の使用を見守るのかという問題
など、いくつかクリアしなければならない課題や見えていない課題がまだまだあります。

当面は、自宅での授業視聴を希望される場合にのみ、持ち帰りを行っています。
ご了解ください。

1年生 朝の様子

朝の健康観察までの時間、子供たちはそれぞれの学級で決められていることをして過ごしています。

1年生をのぞいてみます。
タブレット端末を保管庫から取り出し、ミライシードというドリルを進めています。
国語と算数のドリルで、正解するとポイントがたまっていきます。
連続で正解すると、ボーナスポイントも付きます。
字も読めるようになり、計算もできるようになった子供たちは、ポイントがたまるのを楽しみながら、学習に取り組んでいました。
 

60,000点(すごい!!!)たまったよと見せに来てくれる子もいました。


ゲーム感覚で楽しみながら学習できるのはいいですね。
1年生のみなさん、どんどん進めて学んでください!

6年生 八ヶ岳移動教室 日程決定

新型コロナウイルスの感染拡大及び緊急事態宣言の発出で再延期になっていた6年生 八ヶ岳移動教室ですが、日程が決定しました。
11月24日(水)~26日(金)となりました。
例年にない初冬の時期となります。
どんな様子なのか、宿舎となる多摩市立八ヶ岳少年自然の家に了解をいただき、自然の家のブログからその時期の様子を紹介します。

2016.11.25
「11月に八ヶ岳に降る雪が舞ってくる事はありますが、ここまで積もるとはありません」
とあります。
11月の降雪は珍しいようですが、この年はドカンと降ったようです。


2017.11.17
「本日最低気温-3.5℃、9時現在0.1℃だいぶ冷えましたね。」
気温が下がれば、逆に眺望は良くなります。期待できます。
八ヶ岳がきれいに見えています。標高の高い赤岳、阿弥陀岳、権現岳は白くなっていますが、編笠山は少しだけ、西岳はまだ冠雪していません。
宿舎の少年自然の家は、西岳のふもとになります。

2017.12.09
「本日最低気温-9℃、9時現在-4.5℃、だいぶ冷えています。昨晩3センチほど雪が積もりました。」
とあります。
例年このころが雪の時期のようです。今年はぎりぎり雪はセーフでしょうか。


2018.12.07
「月初めは最低気温がマイナスの日が続きましたが、ここ数日は暖かいです。本日の9:00気温は6℃でした。今朝外回りの点検をしていると1頭のシカが施設内にいたので写真を撮りました。」
当然ですが、日によって、天候次第で気温は変わります。
暖かいといいですね。
あたりが静かになってくる季節ですから、この写真のように鹿に間近に遭遇できるかもしれません。

プログラムも見直して再検討し、この季節ならではの、そして今まで移動教室で誰も体験したことのない楽しみを味わって来ようと考えています。
3度目の正直。今度こそ行けますように!
(これまでと同様、緊急事態宣言の有無や多摩市、長野県の感染状況によって、実施を判断していきます。)


↓ぜひご覧ください。↓

9月18日以降の新型コロナウイルス感染拡大対応について

 日頃より、本校の教育活動へのご理解・ご協力に感謝申し上げます。多摩市立小中学校においては、児童・生徒の陽性者が急増していることを踏まえ、9月17日までを給食有の午前授業とし、学校を介した感染拡大を防止していたところです。この間のご理解・ご協力に感謝いたします。
 都内及び市内の新規感染者数は減少傾向にありますが、緊急事態宣言は9月30日まで延長され、多摩市の地域感染レベルは9月14日現在「3」のままです。継続した感染拡大防止対策を講じた教育活動を実施する必要があります。そこで、9月18日以降は、児童・教職員の心身の健康に留意しつつ、下のとおり教育活動を実施いたします。
 なお、今後の感染状況や国及び東京都の動向によっては急遽、対応が変わる場合があります。その場合はその都度ご連絡致します。

【9月18日(土)~9月30日(木)までの教育活動について】

1 9月17日までの感染拡大予防の対応は継続し、午後の授業を再開します。

2 一日の流れ。 
(1)登校時刻は変更ありません。
・1~3年生 8:00~8:15  ・4~6年生 8:15~8:25
・委員会活動の児童はこの限りではありません。
・きょうだいで登校する場合は、下のきょうだいの登校時刻と合わせて登校させてください。

(2)健康観察は継続して実施します。
  ・1~3年生 8:15~9:00  ・4~6年生 8:30~9:00
・呼名し、本人の健康状態等、一人ずつ丁寧に確認を行います。

(3)授業では、歌唱、吹奏、共同制作、実験、グループでの話し合い、校外学習は行いません。

(4)給食、清掃(簡単清掃)での感染拡大予防対策は継続します。

(5)下校時刻は、午後の授業終了後となります。週予定等をご確認ください。
・給食後下校 13:15      ・5校時終了後下校 14:45 
・6校時終了後下校 15:35   ・放課後の残留は基本的にはありません。

3 その他
(1)帰宅後や登校しない日の不要不急な外出をしないようにしてください。

(2)児童自身やご家族の体調不良・発熱の場合は、登校をお控えください。欠席とはならず、出席停止扱いとなります。その際は、お電話もしくはWeb欠席連絡フォームにてご連絡ください。

(3)ご家族(きょうだい含む)がご家庭内で体調不良で、児童が登校している場合は、早退をお願いする場合もあります。

(4)児童が学校にて体調不良・発熱となった場合は、学校から早退の旨を連絡の上、保護者によるできるだけ速やかな引き取りをお願いします。その際は、きょうだいも含めて早退となります。

(5)感染不安による出席停止の児童、体調不良、濃厚接触者、陽性となった場合の出席停止措置の児童へは、Google Classroomのアプリを使用してご家庭に授業配信を行います。

(6)9月18日(土)の学校公開は中止します。公開はありませんが、児童は通常の授業日として登校します。給食なしで、午前授業のみで下校となります。

(7)健康観察(検温と記録)はこれまで通り継続します。併せて、毎日昇降口にてサーモカメラによる体温チェックも実施します。

(8)教室の窓や扉は、常時開放して空気の入れ替えをします。

(9)クラブ活動、たてわり班活動は、当面中止します。

↓本日配布のプリント↓
09.14+新型コロナウイルス対応+保護者向け通知.pdf

6年生 再生可能エネルギーは可能!

6年生は「総合的な学習の時間」でエネルギー(発電)について取り組んでいます。
今日は、再生可能エネルギーを実生活に利用している建築士・湯浅さん他計9名にお越しいただき、再生可能エネルギーを使用して生活できる「えねこや」を見せていただきました。
湯浅さんは、一般社団法人「えねこや」を設立し、再生可能エネルギーの普及に努めています。

さて、これがその「えねこや」。
 

いわゆるトレーラーハウスの体ですが、小屋の中の照明やエアコン、冷蔵庫などの電力は、屋根のソーラーパネルからの発電を蓄電池に充電し、そこから供給しています。
これが屋根のソーラーパネル。


中は3~4畳ほどの広さ。テレワークするには十分で、梯子を上るとロフトもあります。


こちらは「えねこや」にも使用した断熱住宅の模型。

断熱材を入れた壁と何も入れていない壁、一枚のガラスと断熱ガラス(2枚組)の比較で、模型内の白熱電球の温度が壁や窓にどれくらい感じられるかということを試しています。
もちろん、手に感じる側ほど、熱が外に逃げていることになり、手に感じる温度でわかります。
手に感じる温度が低いほど、断熱が効いているということで、省エネになります。
これから新築される住宅には、このような断熱基準が標準化されるようです。

一方、こちらはソーラーパネルの実験。

150Wを発電するソーラーパネルから500W出力の蓄電池に充電し、家電製品の消費電力を比較してみる実験です。
ドライヤーなどは1000Wを超すものがあり、エネルギーを大量消費します。
当然、そのような機器(発熱するものは一般的に消費電力が高いです)は、節約を意識して使用するに越したことはありません。
日本の電源構成では現状8割近くが火力発電になっています。ドライヤーを長く使えばそれだけCOの排出量が増えるので、工夫して使用時間を減らすことが重要との話がありました。
一方、スマホの充電や小型扇風機などは、10~15W程度です。
災害時などにソーラーパネルとポータブル蓄電池があれば、スマホやPCへの充電が
可能となります。
今や、災害時にスマホは命を左右するツールです。

最後には、理科室で教えに来ていただいたそれぞれの方々の自宅での再生可能エネルギーの活用についても話してもらいました。
その中で、1名、都立高校生の山本さんがいました。
山本さんは、温暖化へ警笛を鳴らしてスウェーデンの国会前でストを始めたグレタ・ツゥンベリさんと思いを同じくし、日本でのFFF(Future for Friday)に参加しています。
毎週金曜日に国会前で温暖化防止対策を政府に訴える運動です。
春に校長から温暖化の話を聞いたときに、グレタさんの動画やFFFの話も聞いています。
それを実践しているお兄さんが目の前にいるのですから、子供たちは興味津々です。
山本さんの話が終わると、拍手が沸いていました。

山本さんには、再度学校に来ていただき、6年生に話をしてもらおうと思っています。

今日は、今まで資料としてしか目にしたことのなかった再生可能エネルギーの実物を見て、触って、感じて、話を聞いて、子供たちは刺激を受けました。
この先、学習を深めていく中で、この再生可能エネルギーが私たちの生活の中で循環して利用することが可能なのだという確信をもってもらいたいと思っています。
6年生の学習は、12月の聖蹟桜ヶ丘のイルミネーションに続いていきます。

聖ヶ丘中学校から布回収のお知らせ

聖ヶ丘中学校から布回収の協力依頼が来ました。
ご自宅に不要な布がありましたら、ご協力をお願いします。

聖ヶ丘中学校では、地域の皆様を対象に「不要な布の回収」を行います。

地球のために国連が定めた17の目標であるSDGsについての活動を行っています。
その活動の一環として、ごみ削減を目的とした「不要な布回収」を行います。
小さくなって着られなくなった服やダメになってしまったセーター、破れたズボン、汚れてしまったハンカチなど不要な布がありましたら、9月中に聖ヶ丘中学校までお持ちください。回収した布は、別のものに生まれ変わります。

なお、9月13日(月)~17日(金)の朝までは、連光寺小でも不要な布をお預かりします。ご家庭に不要な布がありましたら、お子さんに持たせてください。ぜひご協力をお願いします。

3年生 みんなでMeetの練習

朝、3年2組の教室の黒板にはこんな伝達が・・・。


朝の時間に、みんなでMeetの接続練習をしていました。
いざという時に自宅でも授業に参加できるようにするためです。
その接続練習に、自宅から参加している子も、もちろん参加。
Meetをしながら、Meetの接続練習です。


教室で、児童のタブレット30台程度を一斉にMeetにつなぐと、やはり1つのWi-Fiルーターにアクセスが集中することになり、画像が出てこないタブレットもあります。
春に回線を太くする工事を終えたばかりですが、ここをよくすれば次はここ、と、ボトルネックはなかなかなくなりません。

一方、隣の3年1組では、ロイロノートを使用してみんなで練習していました。
ロイロノート上で、大学院教育実習生の吉田先生にみんなで質問を書いて、質問箱に入れました。
その質問に対する吉田先生からの回答を、みんなが見られるようにフォルダに入れてあります。
それを各自が読んでいました。


もちろん、自宅でオンライン参加している児童も見ることができました。

授業を生配信しています

児童の健康管理にご理解・ご協力いただきましてありがとうございます。

9月17日までの午前授業体制ですが、ご家族に体調の悪い方がいらしたり、感染予防や感染不安等でお休み(出席停止)している児童も平常より多くいます。
ご家庭と連絡を取り、希望される場合には授業の生配信を行っています。
ほとんどの学級で生配信を行っているような状況です。
画面越しに挙手したり、発言・解答したり、書けたノートを見せてもらったりと、教室に居るのと同じとは言えませんが、繋がっている安心感は大きなものがあります。
各教室を覗いてみます。
黄色で囲った部分に、配信しているカメラとしてのiPadが写っています。

  
配信するためには、iPadは1台では足りません。図工の時間ももちろん配信します。

 
配信されるのは、正方形に近い形になります。両脇が切れるので、カメラ位置に注意します。

 
ドーンと教卓に鎮座する時も(笑)。黒板もスクリーンも映すとなるとカメラはこの位置に。

夏休み明け、感染状況の悪化に対応して、一気に授業配信や学級別保護者会などのオンライン化を進めました。
職員室一丸となって、「みんなで」使い方を習得して実施しています。
保護者会でも発生しましたが、突然音声が切れたり、通信自体が切断されてしまったりというトラブルもいくつか起きています。
MeetはZoomよりも画面がきれいです。黒板の文字もしっかりと映し出されているようです。
その分、やり取りしているデータ量が多いはずですから、通信の不具合も生じやすいのかもしれません。
どんな状況の時にトラブルが生じるのか、現在そのケースを集めているところです。
安定するまで、ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、ご容赦いただければと思います。
詳しい方がいらっしゃいましたら、指南していただけると嬉しいです。

こちらは配信している保護者会の風景。
当たり前ですが、誰もいない教室で、画面に向かって話し続けます。
さながらスタジオのようです。
 
 

いろいろ制約の多い学校生活ですが、今日は給食にバニラアイスが出ました。
クリーミーでとてもおいしかったです。
子供たちの笑顔は何物にも代えがたいです。
 

5,6年生 保護者会資料

9月8日(水)14:00~、5,6年生の保護者会です。
保護者会資料は配布済みです。ご確認ください。

【5年生 保護者会資料】
09.08+5年生保護者会資料.pdf

【6年生 保護者会資料】
09.08+6年生保護者会資料 (1).pdf

【ご確認をお願いします】
・オンライン保護者会のシステムがZoomからGoogle Meetに変更となります。
・配信メールにて、URLと招待コードを配信しましました。ご確認ください。
・スマートフォンかタブレット端末で参加される場合は、事前にGoogle Meetのアプリをダウンロードしておいてください。
・開始時刻から10分以内に入室してくださいますよう、お願いします。
・Meetの使用方法は、本ホームページ左側の下、「オンライン関係」の枠内に張り付けてあります。
・接続できない等の場合、各ご家庭の機器や通信環境が異なっていますので、学校側で対応することは難しいです。大変ご面倒様ですが、各自で検索等をお願い致します。
・配信したメールのURLか招待コードで一度入室してみてください。入室ができれば、当日も可能だと思います。
・保護者会のお子さんの同席はご遠慮ください。

※Meet接続中に、ホスト側(学校側)の音声が途切れてしまうトラブルが発生しています。原因は不明です。保護者会の最中に音声トラブルが生じ、機器の変更等でお待ちいただくことがあるかもしれません。その際はご容赦ください。

ちょっとした心遣いを広げよう

夏休みが明けた9月1日。
校内を回っていると、6年生前の廊下では、さっそく夏休みの自由研究の作品が飾られていました。
ところがこの日は、11時すぎから急な降雨。
廊下の窓はコロナ対策で全開でした。

給食を準備している12時半ごろに6年生前をちょうど通りかかると、6年生女子に呼び止められました。
「校長先生、いらない紙はないですか?」
様子をうかがうと、開いていた窓から吹き込んだ雨が、自由研究の作品をぬらしていました。
それに気付いた6年生女子数人が、ハンカチなどで水滴を拭き取っていました。
それを見て一緒に手伝おうとしたときに、「紙」のことを声かけられました。
各教室にある再生紙置き場から、比較的きれいな紙を10数枚手にし、また現場に戻ります。
すると、水滴を拭くための紙だとばかり思っていたのですが、女子たちは冊子状になっている自由研究の作品をぱらぱらとめくり始めました。
そう、用意した紙を、自由研究の冊子状になっている作品の1ページ1ページに挟み込んで、作品を保護しようとしていたのです。


その発想と、心遣いにとても感動しました。
誰の作品であれ、それを大切にしようと知恵を働かせて動ける姿は、素晴らしい!
このような心遣いが、私たちが生きていく上で、特に現代社会において不可欠なのだと感じます。
パラリンピックが閉幕したばかりですが、誰もが大切にされ、誰もが尊重されるためには、こんな心遣い、そして行動が大切なのだと思います。

もちろん、月曜日の放送全校朝会で話しました。
ありがとう。