日誌

4年生 倍の見方

校内の授業を見て回っていると、いろいろな場面に出くわします。
子供たちと目が合って合図しあったり、
スキンシップの求めに応じたり、
ノートを覗いてアドバイスをしたり、
担任の先生に突然指名されて話したり、
思わず楽しくて1時間授業を聞いてしまったり、
学校において「授業」は、学びの神髄ですから、楽しくないわけはありません。

4年生の算数では、今日から新しい「倍の見方」という単元を始めていました。
AはBの何個分といったように、互いを比較してどれだけの量があるとか言った、「比」や「関数」へ続く入門の単元です。
抽象思考が入ってきますので、ぐっと理解の難易度が高まります。
そこで、抽象思考をより脳内で描きやすくするために、実物を見てイメージさせることも一つの方法です。
9月24日に3年生の理科で「五感を働かせる体験がとても重要」と書きましたが、算数にもそれは当てはまります。
さて、本日の課題はこれ。


頭の中でイメージすることが求められます。
ICT機器を使用するのも一つの方法ですが、目で見て分かったつもりになりがちなこともあります。
量感は、目だけでなく、体で感じさせることも大切です。
授業では、廊下で540cmと180cmのテープを使って確かめていました。


課題、量感を頭の中でイメージさせる一助の活動です。

一方、他の教室ではこんな場面に出くわしました。
タブレットを使っていない授業なのに、自分で授業と関係のない他の画面を見ていた子供に対して、ロックをかけていました。


タブレット端末は、想像に難くないように、諸刃の剣の側面もあります。
繰り返し注意しても使い方に課題があるようであれば、時にはこんな措置も必要です。(教員の端末から遠隔操作で、ロック ⇌ ロック解除 が可能です)