日誌

日々の様子

雨の日に見る育ちの良さ

雨が降るといつも感心することがあります。
昇降口に立って朝の挨拶をしているときに、みんなしっかりと傘をたたんで傘立てに入れることです。
もちろんごく数人には声をかけたりもしますが、9割以上の子供たちが当たり前のように傘をたたんでいます。


家庭であればたたまずとも本数が少ないので大丈夫かもしれませんが、学校や出先など、多くの人が利用するものや場所については、配慮が必要になります。
また、傘の場合は、自分の傘の破損を防ぐ意味合いもあります。


いずれにせよ、連光寺小の子供たちを見るにつけ、しっかりと生活習慣が身についている育ちの良さを感じます。
今まで勤務してきた学校の中で、間違いなくNo.1です。
ありがとうございます。

台風接近に伴う対応について

9月30日(木)午前11時の気象庁の発表では、台風16号は、日本の南にあって北北東に進んでいます。
1日(金)明け方から昼過ぎにかけて伊豆諸島にかなり接近する見込みです。
今夜から明日にかけて関東地方も雨や強風のおそれがあるとの予報が出ていますが、予想される雨量や風の強さから、明日10月1日(金)は現在のところ通常どおりの登校とする予定です。
登校について以下の点についてお子さんと確認をお願いします。


1 台風の進路が予報と大きく変わり、登校時刻を変更等する場合は、午前6時30分ごろまでにメール配信をいたします。

2 午前6時30分現在で、特別警報又は暴風警報が発令されている場合は臨時休業となります。(大雨警報は対象外です。)

3 児童が学校にいるときに特別警報又は暴風警報が発令され、下校時刻過ぎまで影響がある場合は、安全確保のために児童を学校に留め置きます。警報等が解除されたのち、保護者による引き取り、または、集団下校等の措置をとります。

4 登校の際、風が強い場合はかさをささず、レインコートで登校したり、かさの持ち方や前を見て広がって歩かないなどの指導をして送り出してください。河川の増水や倒木などに注意するように声をかけてください。

5 天候の状況によっては、タオルや着替えを持たせてください。必要最低限の持ち物で登校させてください。

今後の台風の状況により、対応に変更がある場合には、一斉メールでお知らせします。

※なお、家庭の判断で通学路に危険があると判断する場合、登校を遅らせたり、欠席させたりした場合も、遅刻・欠席の扱になりません(出席停止の扱いとなります)。連絡フォーム等でお知らせ下さい。

5年生 理科「流れる水のはたらき」

昨日、5年生が校庭で理科「流れる水のはたらき」の流水実験をしていました。
5年生は、1組の藤枝先生が理科を、2組の三家本先生が社会を2つの学級に教えています。
交換授業といって、教科によって隣の学級の担任が教える「教科担任制」的なものを全学年で実施しています。

この「流水実験」で確かめることは、
・カーブした水の流れの外側と内側の流れの速さの違い
・カーブした水の流れの外側と内側の様子の違い
などです。

多くの学校では、砂場に流水実験機を用いて演示実験を1つだけ行いますが、連小はよい具合の土地がプールわきにあります。
ここの斜面を利用して、川を作り、水を流し、流れがよくわかるように土壌改良剤のパーライト(軽石)の粒も流しました。
役割分担で、水を流す人、パーライトを流す人、そして最近のトレンドは、動画を撮る人、です(笑)。


 

さて、様子はどうなったでしょうか。
カーブの外側に、張り付くようにパーライトが付いています。
外側の急な流れに流されて、河岸?に押し付けられた様子です。
一方、内側には、緩い流れで行き場を失ったパーライトが漂流して打ち上がります。


もう少し時間をかけて流せば、細砂と中砂に分かれて堆積してくるはずです。

流れ着いた終着点?には、泥の泡が扇状地のようになっていました。
甲府盆地のミニチュア再現ですね。


一方、1つだけある流水実験機を使って、砂場の砂で実験した班では、立派な中州ができていました。
扇状地に中州、まさにまんま川の流れの再現です。


こんな実験も、教科書に付属のデジタル教材やNHKのビデオ、昔、多摩市の教員の理科部で作成した動画などを使えば、あっという間に見ることはできます。
しかし、「見る」ことだけで100%の理解につなげるのはまったく十分ではありません。
自分の手で、自分の目で、そしてその結果で、学ぶことで学習の理解が定着します。
より理解が深くなるように、デジタルとアナログのバランスを取りながら併用して授業を工夫しています。

2年生 生活科「やぎ博士になろう」

昨日の5時間目、かわいい訪問者たちが校長室にやってきました。
「ヤギのことについて聞きたいのですが、少しいいですか」
丁寧な言葉遣いの2年生の子供たちでした。

生活科で、「やぎ博士になろう」という単元があります。
その中で、どうやら校長先生に聞いてみようということになったようです。


「毎日どんなお世話をしているのですか」
「なんで2頭なのですか」
「4頭いた時の残りの2頭はどうなったのですか」
「なんで頭突きをしてくるんですか」
「やぎにも肉球があるのですか」
「角は切っても大丈夫ですか」・・・
様々な素朴な質問がたくさん出てきました。
答えたことを、真剣に、しっかりとワークシートに記入しています。


本を調べる子、タブレットで調べる子、インタビューする子、実物を観察する子、
様々な調べ方法を用いて、調べることも学びながら、まとめていきます。

ふと、職員玄関に飾ってあるエゾジカの角を思い出し、
「シカの角は見たことある?」
の問いかけに、子供たちは知らなかった様子。
教室に帰るときに職員玄関に寄り道して、エゾジカの角を見て、触っていきました。


これは私が副校長時代にご近所の方から寄贈されたもの。
知床半島に行ったときに、偶然見つけて拾われたものだそうです。
手にした子供たちは、
「かた~い」
「重いね」
「(角の模様が)ピクルスみたい」
と、それぞれに感想を漏らしていました。
いろいろなモノが校内にあるのは学びが広がりますね。

どんなまとめになるのか、楽しみにしています。

修繕詐欺の話(地域福祉推進委員会より)

連光寺・聖ヶ丘地区での地域福祉推進委員会が9月25日(土)に開かれました。
地域の子供から大人までの福祉的課題を話し合い、協力体制を築くために行われています。
学校からは、コロナ禍における教育活動について現状を報告しました。
1か所に集まる密集を避けるため、ひじり館、連光寺志学サロン、Zoomの3つに分かれての開催です。

その中で、「修繕詐欺」が話題の1つになりました。
台風後などに、住宅設備業者を名乗って飛び込みで訪問があり、「屋根の修理が必要」と説明されるとのことでした。
話によると、修理費用は200万円と言われた方も…。
その業者には丁寧にお断りを入れ、自分で実際に屋根業者に連絡して直してもらったところ、3000円だったとのこと。

そういえば、我が家にも先日、近所で住宅塗り替えを行っている業者を名乗り、
「屋根の棟板金(屋根の稜線にかぶせてある板のこと)がはがれかかっているので、台風で飛ばされることもあるから、修理したほうが良い」
との説明をしていきました。
馴染みの業者があるので丁寧にお断りしましたが、もしかしたらこれも「修繕詐欺」だったのかもしれません。

コロナ禍で、近隣との情報交換も少なくなってきています。
オレオレ詐欺もそうですが、何事も鵜吞みにせず、すぐに返事はせず、ご近所やお知り合いに相談を積極的にして、被害を防ぎましょう。
皆様、お気を付けください。