日誌

日々の様子

1年生 生活科「秋さがしにいこう」

1年生が生活科で「秋さがしにいこう」という活動で大谷戸公園に行きました。
本当は昨日行く予定でったのですが、小雨が降っていたので、今日に順延しました。
青々と芝の広がる大谷戸公園には、虫がいっぱい。
植物より、虫のほうに目が行ってしまいますね。

季節を肌で感じることは、これから成長していく上で大切な感性になります。
子供のうちに、「美しい」「きれい」「はかない」などの感覚や、
様々な色合い、音、手触り、味などを感じておくことが必要です。

例えばこんな経験はありませんか。
化繊の目を突くような色合いのTシャツに惹かれて購入したはいいが、
しばらく着たら飽きてしまった…。
一方、綿100%のシャツは、はじめは鮮やかな藍色だったけれども、洗濯するうちに色落ちしてしまった。けれども、その色の風合いが別の意味で気に入っている…。
人工的なもの(色)は飽きると言われます。
自然は本物です。その本物は、きっと人間のDNAに心地よくなるプログラムが組み込まれているのかもしれません。

植物で目についたものは、どんぐり、チカラハギ。
生物は、バッタ、カマキリ、キリギリス、シオカラトンボ、アキアカネ、サワガニ・・・。
たくさん見つかり、存分に楽しんで、感じてきました。

2年間かけて行う生活科。
自然環境に恵まれた連光寺小の子供たちには、たっぷりと自然を感じさせていきます。
 

 

 

3年生 春日神社のお囃子

3年生が学習発表会で考えている春日神社のお囃子の練習に、実際に春日神社のお囃子を継承されてきた地域の市村さんに来校していただき、一緒に踊り方を習いました。




春日神社のお祭りは今年度残念ながら開催されませんでしたが、地域の伝統文化の継承にも役立てるのならば光栄です。

小太鼓のリズムと踊りに、小さいころに体験したお祭りの縁日の光の色とにおいが蘇りました。
不思議なものです。
体に染みついて、いつもはどこかにしまわれている記憶です。
原体験というものかもしれませんね。

6年生 Fridays For Future

9月13日に6年生で実施した、エネ小屋の再生可能エネルギーの授業。
その中に、一人の都立高校生がいました。山本さんです。
山本さんは、温暖化へ警笛を鳴らしてスウェーデンの国会前で金曜日にストを始めたグレタ・ツゥンベリさんらと思いを同じくし、日本でのFFF(Fridays For Future)に参加しています。
決められた金曜日に国会前で温暖化防止対策を政府に訴える、高校生や大学生たちの活動です。

興味津々だった子供たち。昨日、山本さんに再来校していただきました。
子供たちに話していただく要点はずばり「なぜ気候変動の危機を行動にして訴えようと思ったのか」です。
山本さんを駆り立てる思い(動機)に触れて、
再生可能エネルギーへの思いを膨らませ、授業に生かしてほしいと思いました。
 

山本さんだけではなく、思いを同じくして活動している横浜の前平さんも同行です。
二人とも、この日は小学校に話に行くということで、通っている高校の許可を取って来校してくれました。
 

「気候危機」の現状、世界の発電エネルギーの動向、世界の10代の若者の動向などをプレゼン資料を用いて説明してくれました。二人に共通しているのは、「このままではいけないという気候に対する危機感」と、「私にできることをしなくては」という抑えきれない思いでした。
時間が経った時、「ああ、あの時もっと訴えていれば社会が変わったかも」と思いたくないとのこと。
 

 

社会や経済を変えていくことは、もちろんたやすいことではありません。
それも承知で、でも動かずにはいられないということが動機です。
経産省や環境大臣などとも接触をし、テレビでも取り上げられ、社会へのインパクトはありました。
一定の成果も上がっていると言えるでしょう。
山本さんたちも認めるところです。

本当の問題はここからです。
10代の若者たちを駆り立たせた今の大人たちが、それにどう答えていくのかということです。
FFFは、10代の若者たちだけの問題ではないのです。
さて、子供たちは、二人の高校生のメッセージから、どんなことを受け取ったでしょう。

6年生 保健指導

今年度2回目の身体計測が始まりました。
計測に合わせて、高橋養護教諭が保健指導を行っています。
今日は6年生の身体計測の日でした。
今回の6年生の保健指導の内容は、「生活習慣病」についてです。
学年によって、指導内容が異なります。
 

生活習慣病は、かつて「成人病」と言われていましたが、大人に限ったことではないために「生活習慣病」と呼ばれ方が変わりました。
生活習慣病のベスト3は、がん、脳卒中、高血圧です。


それぞれに、生活習慣が影響して発症するケースが多くなっています。
食生活や運動などに気を配って生活することが大切であると学びました。
小学生にとっては、ジャンクフード、お菓子、ジュースなどが気を付けなければいけない最右翼になりますね。
食べてはいけないのではなく、食べ過ぎに気を付けることです。
 

悪い習慣が染みついてしまうと、なかなか変えることは難しくなってきます。
同時に、体に確実にそれらの痕跡が蓄積されていきます。
血管に脂肪がびっしり・・・とならないうちに、毎日の生活環境を考えてみましょう。

5年生 家庭科「ごみの減量」

昨日、5年生の家庭科で、エコプラザ多摩の職員の方々をお招きして、ごみの話を聞きました。
家庭から出るごみは、家庭の生活スタイルにも直結していますし、そのごみの出し方自体に家庭でひと手間をかけることで、税金の無駄遣いを減らすことにもつながります。
多摩市では年間ごみの処理に26億円がかかっているとのこと。
これを人口当たりで割ると、1人当たり17,567円となるそうです。
ゴミのためにこんなに税金が使われることになっています。
皆さんのご家庭は、何人家族ですか‥‥?
 



最近話題になっているプラスチック。特にペットボトル。
多摩市では入札によって取引業者を決めていますが、ペットボトル、ラベル、キャップの分別が完全にできてなく、取引価格が安くなってしまっているとのことでした。
これは、当初の多摩市の回収方法が、ラベルを剝がさなくてもよい形から始めたことも影響しているとのことです。
現在は、ペットボトル本体とラベル、キャップは分離してくださいとのことでした。
回収されたからのこの分離作業、実はエコプラザ多摩の中で、人力で行っているのです。
 

 

3Rはよくつかわれる言葉ですが、多摩市では1つ足して4Rの活動を公報しています。
4Rは、
①Refuse(リフューズ)

不要なものは、「いらない」「買わない」と手に取らないことです。
②Reduce(リデュース)
ごみを減らすことです。詰め替えパックなども当てはまりますね。
③Reuse(リユース)
使えるものは、くりかえし使うことです。電気税品によく言えますが、修理もその一つの行動です。
④Recycle(リサイクル)
資源回収を行って、再利用することです。
の指標になります。


もっともスポーツドリンクなどは、ペットボトルのものしか手に入りません。
Refuse(リフューズ)しようとしても不可能です。
消費者側だけの活動では、おのずと限界があります。
そして、それは最終処分場にも影響を及ぼしています。
実はプラスチックのゴミの50%はサーマルリサイクルという名前はついていますが、燃料として燃やされているのです・・・。
次の一手である合意や規制、ルール作りなどが社会に必要な時期になってきていると感じているのは、皆さん同様ではないでしょうか。