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日々の様子
6年生 リモート授業
家庭事情でお休みした先生が、自宅からリモート授業を行ってみました。
前日から、連光寺小ICTチーム(笑)が協力してテストをして、実施が可能そうだとの感触を得ての実行です。
(先生たちの協力はすごいです!)
自宅と教室と、オンラインで授業参加している児童たちをつなげての三元授業です。
教室には、サポート役の教員ももちろん入りました。
互いに声は非常によく聞こえてきます。画像もばっちりです。
オンラインアプリは、ノイズキャンセリング機能があるので、教室内の声もズームマイクのようにきれいに拾うことができます。逆に、ざわざわした喧騒はカットされます。
授業開始の号令から始まりますが、まったくいつもの授業のようです。
1時間目は理科でした。
6年生の総まとめの、「生物と地球環境」という単元です。
25年前のある川の様子と、現在の様子の写真を見比べながら、何が違っているのか、なぜそうなったのか、を比べて考えていきます。
画像と音声で、教科書のページを見たり、指示したりしながら説明します。
課題に対するノートへの書き込みは、ロイロノートというアプリを使って、その場で先生に提出します。この提出した記述は、教室の全員が見ることもできます。
子供たちの意見をもとにして、画面上での黒板に板書も進めていきます。
画面上の意見だけではなく、挙手してもらって答えてもらうといった、日常の教室の風景そのものもできています。
それを子供たちは、紙のノートに書き写していきます。
違いが分かったところで、なぜ環境が改善できたのかをそれぞれが考えていきます。
事前に用意してあった画面上のワークシートに、子供たちが考えを書いていきます。
途中、遠隔で動画も流しながら、この川に自然環境を取り戻そうと試行錯誤した取り組みを理解していきました。
リア充ではないですが、画面上での授業は、思っていたよりはるかにスムーズに行うことができました。
冗談が飛び交う場面もありました。
ライブであるということもありますし、教室の様子も見ることができるといった、双方向の関りができるからこそ可能なのだと思いましたが、子供たちは、大人が思うほど、遠隔授業に違和感を感じていないのかもしれません。
むろん、普段の学級経営がしっかりとしていて、落ち着いた学習環境があるからこそ可能なことです。
実験的な取り組みでしたが、高学年であれば、十分、日常の授業と遜色ない授業が可能なのだと感じました。
ICTの進歩に驚きと喜びを感じながら、時代は変わってきていることを実感しました。
もちろん、「基本は対面!」は揺るがない姿勢であることに変わりはありません。
校内研究会
今朝、自宅を出るときはそれほど寒さを感じなかったのですが、空気がすごく乾燥し、それなりの冷え込みだったようです。
朝の大谷戸公園は、芝生が真っ白でとてもきれいでした。
小学校では、校内研究というものを行っています。
各学校で教科やテーマを決めて、その指導法を研究し、実践してみて、日々の教育活動に役立てていくのが目的です。
連光寺小学校では、20年間にわたって「生活科・総合的な学習の時間」に取り組んでいます。
本校の特徴的な学習活動、例えば4年生の多摩川や5年生の里山、6年生の再生可能エネルギーなどの学習がそれにあたりますし、このホームページでも何回か紹介しました。
今日は、次年度の校内研究に向けて意見交換をして、取り組むべき課題のヒントを得る時間として全教員が集まりました。
その意見交換の一部を紹介します。
世代の近い教員で集まって、グループディスカッションをしました。
コロナ禍で、少人数の話し合いがなかなかできないことは、子供ばかりではなく大人も同じです。
久しぶりに教員同士で意見交換が行えたように感じます。話し合いを切るのが申し訳ないほど、闊達な話し合いとなりました。
教育は、普段子供たちに教えている教員が意識せずとも、社会の世相を反映したものになっています。
例えば現在私たちは「環境を美しく」と当たり前のように思っていますが、これは紛れもなく「公害」に端を発した教育の成果ですし、喫煙の状況の変化や禁煙の当たり前感も「健康」に端を発した教育の効果です。
学校だけに限らず、子供たちに向けてということだけでもなく、社会の様子に対応して教育は変化していくものなのです。
さて、それでは、現在、またこれから、私たちはどんな思いをもって子供たちの前に立ち、人間形成を支援していけばよいのでしょうか。
まずは社会に生きている教員たちがどんな不安を抱えているのか、グループ内で出してもらいました。
そして、その不安を解消していける人間、勇気を与えていくためには、どんなことを重視していけばよいのかも話ってみました。
その時にグループ内で出た意見を、ホワイトボードに書いてもらいました。
若い世代のグループから順に並べてみました。
それぞれの世代で着眼点が異なっていることがよくわかります。
「自分で考えること」「他者と協力すること」などが共通項になっていくでしょうか。
おぼろげながら次年度の校内研究の方向性が見えてきたように感じました。
何より、連小の先生たちのコミュニケーション能力の素晴らしいこと。
話し合っている内容はいたって大真面目なものなのですが、和気あいあい、頷きながら、話し合いが進みました。
ディスカッションする楽しさを久々に味わえた時間でした。
普段同じ空間で仕事をしていますが、こうして改めて思いを共有し、共通理解を深めることは、チーム連光寺に不可欠なことです。
限られた1時間余りの時間でしたが、こういう時間、必要で、大切ですね。
もちろん、子供たちにとっても、です。
【再掲】自宅療養中のチェックリスト「家族で守ろう10の約束」
東京都福祉保健局より、感染してしまった際の自宅療養中のチェックリスト「家族で守ろう10の約束」のお知らせが来ました。
自宅療養中ばかりではなく、感染を防ぐためのチェックリストとしても有効です。
ご家庭におかれましても、ご確認いただき、感染拡大予防にご協力をお願いいたします。
↓自宅療養中のチェックリスト「家族で守ろう10の約束」↓
4年生 ゴー!ゴー!ドリームカー
4年生の図工の時間にお邪魔しました。
段ボール板を材料として使用して、夢の車を作っています。
段ボールだと、ある程度厚みがあるので、木工作の基礎にもなります。
自動車の底の部分、側面、前後面、屋根などを正確にカッターで切って、木工用ボンドで貼り合わせて作ります。
まずは、教室にいる児童と同時に、オンライン参加している児童たちにも説明です。
オンライン参加の児童たちにも、画面上で細かなコツや質問などのやり取りも行っています。
授業の前には、ロイロノートというアプリを使用して、次回行うこと、準備するものなどのお知らせが配信されています。
自宅でオンライン参加する児童たちは、それを見て準備して授業に参加します。
そのロイロノートをのぞいてみましょう。
こんな感じです。教員にとっては二元授業となりますが、子供たちに自宅でも授業に参加する実感をという配慮です。
さて、着々と作業は進んでいきます。まずは、設計イメージ通りに切り取って・・・
それを、段ボールの断面の厚みの部分にボンドをつけて組み立てます。
だんだん「箱」になっていきます。箱になって、ボンドが乾いてくると、かなりしっかりとした立体になっています。
自動車の世界では、これをモノコック構造と言います。
柱があって、そこに壁を貼り付けていくといった従来の日本家屋のような軸組み工法ではなく、壁代わりにする厚みのあるパネルを組み合わせて強さを出して作る方法ですね。
本物の車(レーシングカー)と同じ作りなのです!
形になったら、色も付けます。
4年生の子供たちのイメージ力や技量にちょうど適した教材でした。
集中して取り組んでいる子供たちの姿が印象的でした。
と言いつつ、私も少し楽しんで手を貸して(手を出して)しまいました(笑)。
タブレット・デスク
子供たちにとっては残念な朝の景色だったかもしれませんが、雪が積もることなく、無事に登校することができて何よりの週の始まりでした。
さて、先週末から〇〇工房で製作していたものは、全台組み立てが完了し、各教室に配りました。
実はこれだったのです。タブレット・デスクとでも言いましょうか。
1年生の教室を覗くとこんな感じです。
黄色のタブレット・デスクに、資料提示用の教師用タブレットと、授業配信用のタブレットが乗っています。
このような形で、現在、教室での授業では、複数の機器を使用して進めています。
教科書、提示用の教師用タブレット、投影するプロジェクター、オンライン授業配信用のタブレット・・・、まるでちょっと前の予備校の授業の機器のようです(笑)。
以前、100均でこんなタブレット立ても購入したのですが、、、
結局これも、この台を置くところがないといけません。そう、台、置くための台が不足していたのです。
そこで、ネットで見つけた、キャスター付きの自在に動かせるタブレット・デスクを12台購入して教室で使ってみることにしたのでした。
3年生の教室では・・・、
黄色のタブレット・デスクに資料提示用タブレット、ピンク丸はオンライン授業配信用のタブレット、青丸はプロジェクターです。そして、もちろん黒板も使っています。まさにマルチメディアです。
続いて6年生。
こちらも黄色のタブレット・デスクに資料提示用のタブレット、ピンク丸のタブレットで授業配信、青丸のプロジェクターで投影、といった具合です。
教師がタブレットを手に持ったままで授業もできますが、自由に動き回って児童に語ったり、教えたりするには、制約がないに越したことはありません。
おおむね教員にも好評で何よりでした。
工房の皆さん、ありがとうございました!
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