押小日誌

浮いて待て(5・6年着衣水泳)

昨年度に引き続き、5・6年生が水泳授業の締めくくりとして「着衣水泳」講習を行いました。講習では、水難学会の方々を講師にお招きし、指導をいただきました。

 

いざというときには「浮いて待つ」ということを学び、靴や服を身につけて水に入ったときの感覚や、ペットボトルを使って水に浮く体験をしました。人が水に浮くときには体の2パーセントしか水面から出ません。98パーセントは沈んでしまいます。その2パーセント分をできるだけ顔にして(息ができるように)、「浮いて待つ」ことが大切ということを学びました。

  

学会の皆さんの見本・手本を見たあとは、自分たちでやってみます。学会の方がコツを丁寧に教えてくれます。

 

ライフジャケットやランドセルで浮く体験もしました。バディ(一緒に活動する相手)で声を掛け合ったりもします。

 

慣れてきたらペットボトルを持たず、くつもぬいで、体一つで浮いてみることにチャレンジする子も。6年生は昨年も体験しているので上手です。5年生も初めての子が多いと思いますが、どんどんチャレンジしています。

  

最後は、「3分間浮いて待てテスト」です。講師の先生方から「がんばれ!」「浮いて待て!」の声援を受け、子どもたちは見事全員「合格」をいただきました。

 

 

 

 

「みんなよくがんばった!ほんと上手!みんな合格!!」の声に子どもたちも大喜びです。

 

また、大雨等での水害発生時、道路が冠水したときなどの歩き方の注意点なども学びました。冠水時に(水の中を)歩くときにはすり足で(マンホールが開いているときがあるので路面の状況を足で探るため)移動することなどを教えていただき水の中のすり足もやってみました。

 

「子どもたちみんながこんなにしっかり取り組んで、浮いて待てるようになってすばらしいですね。なかなかないことですよ。」

参加児童がみんな一生懸命に「浮いて待つ」体験に取り組み、講師の先生からこんなお褒めの言葉もいただきました。うれしいことです。

 

「自分の命は(最後は)自分で守る」ことを学んだ大切な機会となりました。これから始まる夏休みが安全なものとなることを願っています。学会の皆様、大変お世話になりました。

みんな一生懸命に取り組みました。「自分の命は自分で守る」。夏休み、安全に過ごしてくださいね。