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”UITEMATE”「浮いて待て」(5・6年着衣水泳)
17日(木)、昨年度に引き続き、5・6年生が水泳授業の締めくくりとして「着衣水泳」講習を行いました。講習では、水難学会の方々を講師にお招きし、指導をいただきました。
はじめに体育館で「浮いて待つ」のポイントなどをお話しいただきました。(調べてみたら、今は、外国でもこの「浮いて待て」が広がっているようです。英語表記でも「UITEMATE」だそうです。それから蒸し暑い日でしたが、体育館の空調のおかげで気持ちよくお話を聞くことができました。)
続いていよいよプールでの「浮いて待つ」の体験です。靴や服を身につけて水に入ったときの感覚や、ペットボトルを使って水に浮く体験をしました。人が水に浮くときには体の2パーセントしか水面から出ません。98パーセントは沈んでしまいます。その2パーセント分をできるだけ顔にして(息ができるように鼻と口の部分を出して)、「浮いて待つ」ことが大切ということを学びました。例えば「助けてー」などと手を出してしまうと、手が2パーセント分になってしまい大切な顔の部分は沈んでしまうわけです。学会の皆さんの見本・手本を見たあと、自分たちでやってみます。学会の方がコツを丁寧に教えてくれます。
ライフジャケットやランドセルで浮く体験もしました。バディ(一緒に活動する相手)で声を掛け合ったりもします。慣れてきたらペットボトルを持たず、くつもぬいで、体一つで浮いてみることにチャレンジする子も。6年生は昨年も体験しているので上手な子が多く講師の皆さんからたくさんお褒めの言葉をいただきました。5年生も初めての子が多いと思いますが、どんどんチャレンジしています。チャレンジにもお褒めの言葉をいただきました。
最後は、「3分間浮いて待てテスト」です。講師の先生方から「がんばれ!」「浮いて待て!」の声援を受け、子どもたちは見事「合格」をいただきました。「みんなよくがんばった!ほんと上手!合格!!」の声に子どもたちも大喜びでした。
また、大雨等での水害発生時、道路が冠水したときなどの歩き方の注意点なども学びました。流れるプールを作って走る、後ろ向きで歩いてみる、横歩きしてみるなど、いろいろな感覚も試してみました。
「押上の子は何でこんなに上手なんだろう!みんながしっかり取り組んでいてすばらしいです。なかなかないことですよ。」参加児童がみんな一生懸命に「浮いて待つ」体験に取り組み、講師の先生からこんなお褒めの言葉もいただきました。うれしいことです。「自分の命は(最後は)自分で守る」ことを学んだ大切な機会となりました。これから始まる夏休みが安全なものとなることを願っています。学会の皆様、大変お世話になりました。
学会の皆さんありがとうございました。「自分の命は自分で守る」。押上小の皆さん、夏休み、安全に過ごしてくださいね。
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