木間ケ瀬中「歳時記」
10月25日(火)
さて,昨今職員室の話題といえば「もっぱらハエ」です。いったいどこから来るのでしょうか,ハエが大量発生し職員室に居座っています。集中して仕事をしていると「ブーン~」。またそのハエを追って「パシッ!」ハエたたきの音があちらこちらでしている状態です。多くないですか皆さんのお宅では?何でも勝負事は,まず相手を知ることから始めるのが基本(?)です。相手(ハエ)を撃退するには,相手を知ることから始めます。インターネットで調べてみると,5℃~30℃の範囲がハエの活動域でハエが活発になる気温は約20度,そう言えば今の最高気温や室温がちょうどそのくらいです。そして「生存」というと更に0℃~50℃までに範囲が広がります。わかったようなわからないような・・・ でも今朝の冷え込みのおかげでしょうか,今朝の職員室でハエは確認できませんので,やはり寒さには弱いのでしょうか・・・
昨日は一日出張でした。また明日も一日出張です。今日はハエに邪魔されず集中して仕事に勤しみたいと思っています。
* バザーの献品をお願いします。
10月24日(月)
さて、突然ですか「波紋」について話題にしてみましょう。波紋とは、説明するまでもありませんが、水面に物が落ちた時に起きる円状の波のことを指した言葉です。私は教師になり、常日頃からこの「波紋」にこだわってきました。例えば行事に向けてクラスが今ひとつ盛り上がらないときなどに、学級という池にどのタイミングで何を投げ入れようか?と考えて来たものです。また自分で投げ入れるだけではなく、時にはリーダーに小石を渡し、背中をポンと押してあげるなど、水面に思い描く理想のを描けるように気を配っていたものです。そんな仕掛けが成功した時は、教師としての喜びもひとしおです。
落ち葉の季節です。このところ毎朝落ち葉はきをしています。掃いても掃いてもそのそばから落ち葉がヒラリ…「落ち葉を掃除しましょう」と言えば誰かが手伝い物理的にはすぐにきれいになるでしょう。でもここは学校という学ぶ、気づく場です。そんなある時、朝練を指導している先生が竹ほうきをもって何も言わずに落ち葉を掃き始めます。数日後、新たに先生が加わります。いつしか数人の生徒も何も言わずにほうきを手にします。波紋が広がり始めた瞬間です。今はまだ心に波紋を感じない人もいますが、少しづつ波紋を受け止められる心を持つ人が増える学校を目指したいと思っています。
10月22日(土)
さて,学習といえば本校では「自主学習」という家庭学習を自主的に取り組むという向上策を行っています(学校評価アンケートによると知名度が低かったのが残念ですが)。年度初めに全校生徒に自主学習ノートを一冊ずつ配りました。宿題ではなく,自ら必要だと思う学習内容を家庭で行ういわゆる「家庭学習ノート」です。そして一冊使い終えるごとに新しいノートを与えています。5冊終えると努力を讃え「銅メダル」を10冊で「銀メダル」15冊で「金・・・」という取り組みです。
使い終えたノートは私が確認し記録していますが,昨日使い終えた「小林 美穂さん(2-2)」のノートで,使い終えたノート数(新たに与えたノート数)が全校通算「700冊」に到達しました。節目となるメモリアルを達成した小林さん,おめでとうございます。全校生徒の皆さん、これからも800冊,1000冊,1500冊を目指して頑張りましょう!
ちなみ600冊目は「千田 優奈さん(1-1)」,500冊目は「尾崎 結衣さん(1-3)」,400冊目は「玉城 栄太朗くん(3-2)」でした。,昨日699冊目も実は「玉城くん」でした。
*今日は第2回進路保護者会です。3年生の保護者の皆さん,本日は校庭を駐車場として開放しますのでご利用ください。
10月21日(金)
さて,「自主学習(家庭学習)ノート」を使い終え,新しいノートをもらいに来る3年生に「そろそろ志望校は決まったの?」と問いかけています。自信を持って「○○高校です」と答える生徒と「まだ迷っています・・・」ともじもじする生徒と半々でしょうか。いずれにしても義務教育ではありませんので,よく考えて志望校を決定してほしいものです。受験生のこの時期ともなると「合格するか否か」という進学だけに目がいきがちですか,こんな時期だからこそ長いビジョンで自分と向き合うことが大切です。高校の名前で選ぶのではなく,将来どんな人生を歩みたいのか?そのためには大学に進学する必要があるのかないのか?もっといえば「どんな高校生活を望んでいるのか・・・」。私の教え子の例です。サッカーを高校でも続けたい,どうせ続けるならサッカー強豪◇高校へ。そんな希望をもち受験し見事合格!夢のサッカー人生のスタートのはずでしたが,勉強について行くのがやっと,放課後も補習ばかりで思うようにサッカーもできず,学習・サッカーともに中途半端になってしまいます。成人式後の同窓会で「あのとき△高校に行ってればな・・・」なんてため息混じりの一言を・・・
大切なことは「どこの高校へ行くか!」ではなく「どんな高校生活を目指すのか!」「そのためにどこの高校が適しているのか!」を考えることではないでしょうか。
11月には三者面談(1.2年は教育相談)が予定されています。そのときまで自分の10年後の青写真を鮮明にしておきましょう。
10月20日(木)
さて,IOC(国際五輪委員会)の会長が来日し,連日ニュースを賑わわせていますね。私のような一人の一般人が,とやかく言う話ではありませんので2020年東京五輪の成功を祈りたいと思いますが,今日は五輪ネタを書きたいと思います。実は今から16年前2002年ソルトレークシティ冬季五輪に私はコーチとして出場しています。テレビで五輪の話題になるたびに,当時のことを思い出します。言わずと知れた「平和の象徴」「スポーツの祭典」が五輪であり,メダリストはそれはもう一夜にして「ヒーロー・ヒロイン」ですよね。でもスポーツ界では「運があるラッキーな人」としか見られません。それは各競技種目ごとに五輪に並ぶ,いやそれ以上に拘り目標にする「真の世界№1」を決定する大会があるからなのです。例えばサッカーで言えば4年に一度の「ワールドカップ」がそれにあたります。また各競技種目とも真の世界一を決める「世界選手権」がありますが,五輪に比べ一般的にはあまり知られていませんよね。アスリート仲間では,それらで金メダルを獲得した選手こそ「世界№1」の称号が与えられています。でも,アスリートである以上五輪を最終的な目標としている選手も少なくありません。なぜでしょうか? そうです。世界選手権やワールドカップはその競技種目の大会ですから,五輪に比べ大会規模や注目度に劣ります。世界中から様々な競技種目の代表選手が同時期に同じ場所に集まるからこそ,五輪には価値があるのだと感じています。マスコミ等も立ち入れない「選手村」こそ五輪の象徴だと私は感じました。同じ日本選手団はもちろんのこと,世界中の選手団が一緒に寝食を共にし,トレーニングをし,時にはコミュニケーションをとり・・・この選手村の生活が私には夢のように感じ,貴重な体験でした。まさに「平和の象徴」「スポーツの祭典」です。そんな五輪が4年後東京に来ます。政治や雑多なしがらみを忘れて全力を尽くすからこそ五輪は人を感動させます。ぜひアスリートにとって最高の舞台を準備してあげたいものです。ホスト国の国民の一人として強く願うばかりです。