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2024年11月の記事一覧

校長室のひとりごと「行事は人を育てる、平常日課は学力を向上させる」

 11月の第一土曜日(今年は2日でした)は「のだ教育の日」、それに合わせて11月は「学力向上月間」でもあります。本校でもこの11月、落ち着いて学習に取り組み学力向上を図りたいところです。

 私は常々「行事は人を育てる」ために必要だと考えており、一方「平常日課が学力を向上させる」のだと考えています。この行事と平常日課のバランスが大切でどちらかに偏ってしまっては義務教育の目的、目標に近づくことはできません。近年、中学校では「何もない日」そもそも平常日課(時間割通り)の日が少なくなってきています。4月からスケジュール帳で振り返ってみても、3学年揃って1週間平常日課が続いたのは、7月にわずか1回しかありませんでした。では「学力向上月間」の11月はどうかと言えば、連日の「教育相談」のための短縮日課で始まり、7日は「野教研(市の教員の研究会)」のため給食後下校、次の週には「定期テスト」、その次の週は「市長と話そう集会」3年生の「思春期講演会」、1年生の「環境教育」2年生の「主権者教育」などの市主催の出前授業など、11月も例外ではなく連日何かがあり、校長室の行事予定の黒板もぎっしりです。生徒たちも落ち着いて計画的に学習を進めるのも一苦労です。一方で、業務改善に迫られている教員も同様です。平常日課ではなく何かがあるということは、そのために授業とは別に計画を立てたり、時には特別に指導をしたりと準備をしなくてはなりません。

 先生方には授業に集中し、生徒たちには、その授業を主体的に受け学習に取り組んでほしいと思います。