学校の様子

避難訓練(地震)4月28日

 4月14日、午後9時26分ごろ、熊本県熊本で震度7の地震がありました。土砂に埋まったり、家屋に押しつぶされたりして多くの方々が亡くなりました。家が壊れて避難所での生活を強いられている方々がたくさんいらっしゃることが連日報道されています。いまだに体に感じるほどの地震も多くあるとのことです。被害に遭われたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
 地震などの災害はいつ起こるかわかりません。備えをしておかなくては・・・と、このような報道を見ていつも思います。学校では、こうした備えの一環として、年数回の避難訓練を設定しています。新年度第1回の避難訓練は、地震がおきたことを想定して実施しました。進級し、教室もかわったため、児童に避難経路を確認させるねらいもあります。

 9時50分、地震発生を知らせる校内放送が流れました。子どもたちは、自分の机の下にもぐり、揺れがおさまるのを待っています。(1年生の教室をのぞいてみました。どの子も机の下にもぐって静かにまっていました。すばらしい態度です。写真をみると、まだ防災ずきんをかぶっていないようです。できれば地震を感じた時に、すばやく防災ずきんをいすからはずして、机の下にもぐっているあいだにかぶることができると、さらによいと思います。とにかく頭をまもることが一番大切です。)

 揺れがおさまったので、全員体育館へ避難するよう指示がでました。先生の話をよく聞いて次の行動にうつります。(この時点では、全員防災ずきんをかぶりました。少しでもはやく、ガラスからはなれましょう。ガラスがわれて、とんでくるかもしれませんよ。)

 すばやく移動します。1年生はだれもおしゃべりをしませんでした。(この写真から、真剣に取り組んでいる様子がうかがえます。)

 上級生も1列にならんで、すばやく避難してきました。

 教室から避難してきた順に学年ごとにならびます。

 各担任は、児童が全員避難できたかを確認し、教頭に報告します。教頭は校長に全体の避難状況を報告します。

 今回は避難場所が体育館でした。しかし、揺れが激しいときは体育館でも危険です。ガラスがわれておちてきたり、ライトがおちてきたりすることも考えられるからです。次回は校庭へ避難する方法も訓練します。
 4月23日の保護者会全体会でお話しましたが、野田市では、地震が起きた時の対応について次のような取り決めがあります。
                          
1.野田市内において震度5強以上の地震が発生した当日は市内一斉臨時休業とする。
 ・児童生徒が登校前の場合、保護者は登校させない。
 ・児童生徒が学校にいる場合は、原則として、保護者等に直接引き渡す。
 ・交通事情等により、保護者又はあらかじめ決められた方が引き取りに来られない場合、
  その間、児童生徒は学校待機とする。
 ・児童生徒が登下校中の場合は、揺れが治まった後、児童生徒の判断により周囲の状況に
  応じて安全な場所に避難する。
2.翌日以降の対応については、市のホームページに情報を掲載するとともに、学校ごとの
  連絡手段により保護者に知らせる。
3.国から東海地震の警戒宣言が発令された場合は、警戒宣言解除まで臨時休業とする。
  また、小学校児童については、学校にいる場合には引き渡しとする。

*親子がいっしょにいないときに大地震が起きた場合、どこに集合するかなど、普段からよく話あっておきましょう。 この連休を利用して家族でそんなお話もしてみるのはいかがでしょう。