食育 ~ 学校近隣にある青パパイヤ畑から
学校から「こうのとりの里」へ行く途中の道すがら、野田市では(関東近郊では)かなり珍しいパパイヤ畑(果樹園)があります。田植えや生き物観察のときには、何を植えているのかわからず「葉っぱはオクラに似ているね」「しばらく見ないうちにずいぶん大きくなって、まるで木みたいだね」のような会話を交わした後、スマホで調べてパパイヤであることを知りました。そして、この畑を管理しているのが、日頃から大変お世話になっている金剛寺様であることがわかり、本日2つほどお裾分けいただきました。
このパパイヤは青パパイヤといって、果物としてではなく野菜の一種のような扱いで食べます。最近では、スーパーマーケット等でも売っているようですが、実食したことはありません。早速、本校の若松栄養士が薄口しょうゆと塩コショウを使って炒め煮にしてくれました。びっくりするくらい何のクセもなく、淡白な感じでどんな料理にでも合いそうです。大変美味しくいただきました。
パパイヤの酵素には、肉をやわらかくするはたらきが非常に強く、またパインやキウィなど同様の酵素を持つ果物と違って青パパイヤであれば甘みもつかないため、肉の下ごしらえや煮物・炒め物にお勧めだそうです。さらに、くだらない豆知識ですが「パパイヤとパパイア」は、どちらが正しいか調べてみました。①園芸学会では「パパイア」を正式名称としています。②農業界では「パパイヤ」標記が標準で農薬使用の登録名は「パパイヤ」です。③英語のスペルは「Papaya」で、正式な学名は「Carica Papaya L」なので、世界的には「パパヤ」が標準です。ということで、結論はどれも正解!!で問題ないのですが、「パパの嫌いな果物はな~んだ」という「子どもの古典的なぞなぞ」に敬意を表し、私は「パパイヤ」標記でこの記事を作成しました。