5/19 自分の枕草子NO2
17日(月)に紹介した6年生「枕草子」の学習の第2弾です。「枕草子」の作者の清少納言は、帝の妻の中宮「定子さま」に仕えた女房(当時の選び抜かれたトップのキャリアウーマン)です。清少納言という名は、本名ではなくペンネームです。「枕草子」が生まれるきっかけは、定子さまに位の高い方から献上された「すばらしい貴重品の紙」だそうです。実は、「枕草子」についての情報が得られる本が図書室にあります。日本文学9のコーナーです。特に、大型版やさしい古典「枕草子」著 長尾剛他の本は、現代風の語り口調で、とても読みやすい本です。高学年の児童には、興味を持って手に取ってもらいたい本の一つです。内容を先に知ってから古典を読むことで、古文の言葉の意味を推測できる利点があります。
さて、6年生が学習した「春はあけぼの・・・夏・・・秋・・・冬・・・」は、清少納言が感じる「美しい時」について書いた随筆です。「いとをかし」という文言はあまりにも有名ですね。それでは、6年生の自分の枕草子の作品の一部を紹介します。春・・夏・・に引き続き、秋と冬についての作品です。
〇秋は落ち葉
木から落ちる落ち葉が
ゆらゆら飛んでいく
夕日を見れば
音色が広がる
〇冬はお正月
にやりと笑う子ども
何に使おうかと迷いながら
うれしくもらう現金
元気になる
それぞれの感じ方に味がありますね。全員分は紹介できませんでしたが、みんなそれぞれに自分の感じたことを言葉に表現しました。この学習を通して、言葉で思いを表現することが「いとをかし」と感じてくれる子どもたちになってほしいと思います。