学校の様子

8/20 ナナフシモドキの卵 



 5月より飼っていたナナフシモドキ(ひげが短いのでナナフシではありませんでした。)が成長して、夏休み中に卵を100個以上産みました。どちらもメスの個体です。不思議なことに2匹とも卵を産んだので1匹につき50個程度産んだことになります。実は、このナナフシモドキは、単体生殖が可能でオスはほとんど見つからないそうです。また、ほとんど移動せず擬態して生き延びているこのナナフシモドキについての最近の研究では、その繁殖方法が果実と似ているということが分かったそうです。成虫が鳥に食べられてもおなかの中の卵の1割ほどは消化されず鳥の糞の中に混じり、糞として落とされた遠い土地で孵化することができるそうです。不思議な昆虫ですね。
 機械警備期間中は世話をすることができないので、一緒に飼っていたゴマダラカミキリムシと一緒に桜の木のそばに放しました。卵は、子どもたちが見ることができるように昇降口に置いてあります。来春、孵化するようです。