学校の様子

4年生 下水道出前授業

 県の下水道局の方を講師に迎えて、4年生で下水道の出前授業を行いました。

 下水処理場の仕組みをモニター画面で説明を受けながら見た後、同様の手順で水をきれいにする実験をしました。①ココアパウダーを使って疑似汚水を作る。②汚水をろ過する③ろ過した汚水を薄める③薄めたものに薬品を入れ(実際には微生物の力を使います)汚れを分解し上澄みを取る④CODパックテストを使って、それぞれの段階の汚染度を確認する の順に進めました。CODとは「科学的酸素消費量」のことで、水の汚れ(有機物療)を色の変化で見ることができ、数値が大きい程汚れた水となります。

 最終段階の水は、下水処理場から排出される水と同じレベルまできれいになっていました。また、子どもたちは顕微鏡で微生物を見たり、1滴の水の中に1万匹以上の微生物がいることに驚いたり、実際に微生物の働きで水がきれいになっていく様子を段階的に見せていただいたりすることで、「微生物の力」に驚いて(感動して)いました。

 講師の先生からは最後に①食べ物のくず等大きなものを流さない②水に溶けないものを流さない(説明はトイレットペーパー◎、ティッシュペーパー×でしたが、絵はお父さんがトイレに煙草を流す絵でした)③油を流さない。フライパンを洗う時には、よく拭いてから…④洗剤の使用料を守る という4つのお願いがありました。子どもたち、家の人にきちんと伝えられるかな。講師の先生、お手伝いの皆様、ありがとうございました。