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2025年1月の記事一覧

1月30日(木)

【メニュー】ごはん 鶏肉の梨ソース焼き しらたきのそぼろ煮 呉汁 牛乳

 「全国学校給食週間」最終日の今日は、全国各地の郷土料理として親しまれている、「呉汁」について紹介します。呉汁の「呉」とは、大豆を水に浸し、それをすりつぶしたもののことです。呉汁は、その「呉」をみそ汁の中に入れて作ります。大豆は、「畑の肉」と呼ばれるほど、良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。その他にも、食物繊維や無機質類、ビタミン類などが小さな粒の中にぎっしりと詰まっていて栄養価が高く、昔から日本の食生活を支えてきた食材です。豆としてそのまま食べるだけでなく、みそやしょうゆ、豆腐や納豆など、様々な形で加工されています。

今日は、なめらかなペースト状になっている大豆を、具だくさんのみそ汁に加えて呉汁を作りました。寒い季節に食べると体が温まる料理です。大豆の甘味を味わいながら食べましょう。

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1月29日(水)

【メニュー】

  ごはん たらのみりんマスタードソース にんじんしりしり 豆腐のみそ汁 牛乳

「全国学校給食週間」4日目の今日は、沖縄県の郷土料理、「にんじんしりしり」について紹介します。料理名の「しりしり」とは、正確には「しりしりー」と語尾を伸ばした発音で、沖縄県の方言で「すりおろす動作」や、すりおろす音である「すりすり」を表しています。沖縄県では、専用のすりおろし器を使っている家庭や店があり、通常の千切りよりも、太めに仕上がるのが特徴です。すりおろした人参に、炒り卵を加えて仕上げます。ちなみに、沖縄県では果物として熟す前の、青いうちのパパイヤを、野菜として食べており、人参と同様に青パパイヤの「しりしりー」も人気があるそうです。

今日は、専用のすりおろし器ではなく、通常の千切りですが、ツナともやし、そして炒り卵を加え、ボリュームとコクを加えました。人参の甘味を味わいながら食べましょう。

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1月28日(火)

【メニュー】ごはん おろしハンバーグ ごまあえ どさんこ汁 牛乳

 「全国学校給食週間」3日目の今日は、北海道の郷土料理、「どさんこ汁」について紹介します。どさんこは、漢字で北海道の「道」に、産物の「産」、そして子どもの「子」と書き、「北海道で生まれた物」を表す言葉です。今日の汁物には、北海道でたくさん生産されている野菜である、じゃがいも、人参、コーンを使っています。味付けはみそを加え、仕上げにバターを入れていることが特徴です。

北海道の農業は、広大な農地を活かし、稲作、畑作、酪農など、大規模で土地利用型の生産性の高い農業を展開しています。また、北海道の食料自給率は、令和3年時点で223%であり、国内の食料の安定供給にも重要な役割を果たしています。また、北海道内でも地域によって、郷土料理にも様々な特徴があります。それぞれの地域にある料理にも関心を深めてみましょう。

 明日も箸の日です。忘れないようにしましょう。

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1月27日(月)

【メニュー】野沢菜チャーハン 厚揚げのみそ炒め 豆乳春雨スープ ポンカン 牛乳

 今日は、事情によりみかんからポンカンに献立変更しています。「全国学校給食週間」2日目の今日は、流山市と姉妹都市である、長野県信濃町でよく作られている野沢菜を使った「野沢菜チャーハン」です。野沢菜は長野県の野沢温泉村を中心とした地域で作られたことからこの名前が付きました。昔から長野県の冬は寒さが厳しいため、畑から葉物野菜を収穫するのが難しく,畑仕事が休みになる秋の終わりに、大量の野沢菜を漬物にしていました。現在でも長野県を代表する漬物の一つとして、地元で深く根付いています。野沢菜は、元々今から270年ほど前の江戸時代中期頃、野沢温泉村の住職が、京都から天王寺かぶ、というかぶを持ち帰って、種を植えたのが始まりといわれています。天王寺かぶは、温暖な地域で育てられていましたが、野沢温泉村は標高が高く、涼しい地域だったため、突然変異を起こして、葉っぱと茎が大きくなって、現在の野沢菜になっていったといわれています。

 シャキシャキとした食感の野沢菜を味わいながら、食べましょう。

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1月24日(金)

【メニュー】いわしのかば焼き丼 れんこんのきんぴら 豚汁 牛乳

 今日、1月24日から、30日は、「全国学校給食週間」です。日本の学校給食は、1889年、明治22年に始まりましたが、戦争のために一時中断し、1947年、昭和22年1月に再開されました。この戦後再開の意義を考え、学校給食がより発展するよう、1950年、昭和25年に当時の文部省が、「学校給食週間」を制定しました。そんな1週間の初日である今日は、千葉県と流山市産の食材を取り入れた献立です。千葉県で多く漁獲されているいわしと、流山市産のわけぎを使いました。いわしは、人の体内で作ることができないDHAやEPAという成分を豊富に含みます。かば焼きは、香ばしく揚げたいわしに甘辛いタレをからめました。地域の農産物に感謝し、郷土料理にも理解を深めながら食べましょう。

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1月23日(木)

【メニュー】ツナピラフ オムレツのトマトソースかけ さつまいもの米粉スープ 牛乳

 さつまいもは、ちょうど10月頃から1月頃にかけて旬を迎えます。千葉県は、全国でも毎年上位に入る産地の一つで、特に香取市、成田市、多古町などで多く生産されています。さつまいもは、細かいたくさんの根があり、この根が土のすき間に入り込むことによって、土の栄養を集めることができます。そのため、他の作物が育たないようなやせた土地でもよく育つため、飢饉を救った食材として重宝されてきた歴史があります。千葉県では、江戸時代に農学者の青木昆陽により、現在の千葉市幕張で栽培試験が始まりました。

 今日はさつまいもを米粉のスープの中に取り入れました。米粉のやさしいとろみと、さつまいもの甘味が特徴のスープです。よく味わって食べましょう。

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1月22日(水)

【メニュー】

じゃこのガーリックライス 厚揚げと野菜の甘酢あんかけ 野菜の中華スープ 

                            レモンヨーグルト 牛乳

 今日は「じゃこのガーリックライス」について紹介します。この料理には、ちりめんじゃこ、玉ねぎ、にんにくを使っています。ちりめんじゃこは、いわしの稚魚、子どものことです。天日に平たく干して乾燥させている様子が、絹織物のちりめんに似ていることから、この名前がついたといわれています。また、玉ねぎとにんにくには、アリインという成分が含まれています。アリインは、切ったり、潰したりして、空気に触れると、アリシンという成分に変わり、強い殺菌作用があります。にんにくには、ビタミンB1も含まれていて、アリシンは、ビタミンB1とくっつくと、疲労回復効果のある成分に変わります。これらのことから、にんにくはスタミナを取り戻す効果が高いといえます。

今日のごはんは、にんにくの香りが効いています。しっかりと食べて、元気に過ごしましょう。

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1月21日(火)

【メニュー】すき焼き風丼 大根と油揚げのみそ汁 フルーツのヨーグルトあえ 牛乳

今日は、「すき焼き風丼」について紹介します。すき焼きは、元々江戸時代に神戸で発祥した料理といわれています。すき焼きは、鉄鍋で具材を焼いてから、調味液で煮る、という作り方が一般的です。料理名の由来は、鉄鍋の代わりに、「鋤き」という農具を使って作っていたから、という説もあります。すき焼きに似ている料理に肉豆腐がありますが、どちらかというと肉豆腐は煮物に、すき焼きは鍋料理に分類されることが多いようです。また、肉豆腐は豆腐、すき焼きは肉がメインになることも特徴です。

今日は一般的なすき焼きよりも肉豆腐に近い味付けですが、味がよく染みて、おいしく仕上がりました。ごはんにのせて、しっかりと食べましょう。

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1月20日(月)

【メニュー】

 コッペパン ミートソース 洋風かきたまスープ スウィートスプリング 牛乳

 今日の献立は事情により、バターライスからコッペパンに、みかんからスウィートスプリングに変更になりました。今日はスウィートスプリングについて紹介します。スウィートスプリングは、温州みかんと八朔を交配して作られた、比較的新しい品種の柑橘です。全国での収穫量もまだ少なく、スーパーではあまり見かけないかもしれません。見た目は八朔に似たゴツゴツとした皮と、やや薄い色が特徴です。少し酸っぱそうな見た目ですが、さわやかな甘味がある、おいしい柑橘です。みかんとは違った味を味わいながら食べましょう。

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1月17日(金)

【メニュー】

  メロンパン風トースト 鶏肉と野菜のトマト煮 キャベツとコーンのスープ 牛乳

 今日は「メロンパン風トースト」について紹介します。メロンパンは、日本発祥の菓子パンの一つで、昔から人気のあるパンです。名前の由来は「見た目がメロンに似ているから」「卵の卵白を泡立てたものであるメレンゲがなまってメロンパンになった」など、諸説あります。メロンパンの発祥は、今から100年ほど前と言われており、ポルトガルのお菓子、「パンデローロ」というパンの上にクッキー生地をのせたものに倣って作られたという話が有力です。一般的な昔ながらのメロンパンには、メロンの果汁は入っていないものが多いですが、最近はパン屋さんそれぞれのオリジナルメロンパンが販売されています。

 今日はメロンパン風のクッキー生地を食パンの上にのせて、オーブンで焼き上げました。メロンの果汁は入っていませんが、クッキー生地の中にレモンを少し混ぜ込み、さっぱりとした風味に仕上げています。よくかんで食べましょう。

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1月16日(木)

【メニュー】わかめごはん 大根と鶏肉の春雨煮、 じゃがいものみそ汁 牛乳

 今日は「大根と鶏肉の春雨煮」の大根について紹介します。大根は、1年を通して市場に出回っていますが、特に秋から冬にかけて本来の旬を迎えます。この時期の大根は寒さから身を守るために、細胞に糖分を蓄えるため甘味が増し、おいしくなります。白い部分には、体内において様々な化学反応を促進させる「酵素」という成分が数種類含まれています。例えば、食べ物の中のでんぷんの消化を助ける酵素は、「アミラーゼ」といいます。そのため、日本では古くから胃腸が弱ったときに、大根を食べる習慣があったそうです。また、大根は白い根の部分を食べることが多いと思いますが、緑色の葉の部分にも多くの栄養分が含まれています。

今日は鶏肉や厚揚げと野菜を炒め合わせたものに、旬の大根を取り入れました。大根や春雨は他の具材のうま味をよく吸うので、味が染みておいしく仕上がっています。冬の旬を味わって食べましょう。

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1月15日(水)

【メニュー】わかめごはん 大根と鶏肉の春雨煮 じゃがいものみそ汁 牛乳

 今日は「大根と鶏肉の春雨煮」の大根について紹介します。大根は、1年を通して市場に出回っていますが、特に秋から冬にかけて本来の旬を迎えます。この時期の大根は寒さから身を守るために、細胞に糖分を蓄えるため甘味が増し、おいしくなります。白い部分には、体内において様々な化学反応を促進させる「酵素」という成分が数種類含まれています。例えば、食べ物の中のでんぷんの消化を助ける酵素は、「アミラーゼ」といいます。そのため、日本では古くから胃腸が弱ったときに、大根を食べる習慣があったそうです。また、大根は白い根の部分を食べることが多いと思いますが、緑色の葉の部分にも多くの栄養分が含まれています。

今日は鶏肉や厚揚げと野菜を炒め合わせたものに、旬の大根を取り入れました。大根や春雨は他の具材のうま味をよく吸うので、味が染みておいしく仕上がっています。冬の旬を味わって食べましょう。

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1月14日(火)

【メニュー】豚肉と野菜のしょうが炒め丼 青ねぎのかきたま汁 アセロラゼリー 牛乳

 今日は青ねぎのかきたま汁に使っている「わけねぎ」について紹介します。わけねぎは青ねぎとも呼ばれ、流山市内でもたくさん作られている野菜です。普通の長ねぎは、土をかぶせて太陽があたらないようにすることで、白く、太い部分が多くなるように育てられたものです。ねぎの緑色の部分は、β-カロテンを多く含むので、青ねぎは色の濃い野菜である緑黄色野菜に分類されます。骨を強くするカルシウムや血を造るもととなる、葉酸という無機質も含む、栄養価の高い野菜です。

今日は、かきたま汁に普段よく食べている長ねぎと、わけねぎの両方を入れました。ねぎの香りを味わいながら食べましょう。

明日は箸の日です。忘れないようにしましょう。

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1月10日(金)

【メニュー】菜めしじゃこごはん 肉じゃが 雑煮汁 牛乳

 今日は、明日1月11日の鏡開きにちなみ、汁物に小さな紅白のもちを入れました。「鏡開き」は1年の家族の健康を祈り、お正月の間、神様にお供えしていた鏡もちを割ってお雑煮やおしるこにして食べることをいいます。鏡もちを飾る風習は、室町時代頃から始まったと言われ、魂が宿っているとされています。また、2段のもちは、太陽と月を表し、「福が重なる」「円満に年を重ねる」という意味があります。ちなみに、もちを鏡と呼ぶのは、昔の「銅鏡」というものに似ているからといわれています。もちを割るときは、刃物を使うと切腹を連想させるため、刃物を使わず木づちなどで割ります。また、「割る」という言葉は縁起がよくないため「鏡を開く」といわれるようになりました。

このように、鏡開きには色々な意味があります。古くから伝わる行事について理解を深めて食べましょう。

 

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1月9日(木)

【メニュー】ごはん メンチカツ 五目煮 白菜と油揚げのみそ汁 牛乳

 今日はみそ汁に入れている野菜、「白菜」について紹介します。白菜は、甘味とうま味がたっぷりと詰まった冬野菜の一つです。水分が多く含まれますが、免疫力を高める「ビタミンC」や、高血圧を予防する無機質である「カリウム」も含まれています。白菜のうま味成分は、「グルタミン酸」という成分で、特に芯の部分に多いです。このグルタミン酸は、昆布やトマトにも含まれているものです。浅漬けなどのイメージから、日本では昔から食べられていたのではと思われがちですが、意外にも歴史は浅く、今からおよそ120年から130年前に、中国から持ち込まれたものといわれています。

 今日はみそ汁に入れていますが、白菜は洋風のクリーム煮などの料理にもよく合います。今が旬の白菜を色々な料理で味わいましょう。

 明日も箸の日です。忘れないようにしましょう。

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令和7年1月8日(水)

【メニュー】チキンカレーライス 海藻サラダ マスカットゼリー 牛乳

 今日から3学期の給食が始まりました。初日は定番の人気メニュー、チキンカレーライスです。今までも紹介したことがありますが、カレーの日は調理員さんが朝からたくさんの野菜を切っています。その中でも、今日はカレーをおいしく作るために欠かせない材料の一つである、玉ねぎについて紹介します。

 玉ねぎは、生で食べると辛味が強く感じられますが、加熱することで辛味成分が分解され、甘味が引き出されます。カレーに玉ねぎを加えるのは、甘味と香ばしさが加わるためです。そのため、給食のカレー作りでは、2種類の玉ねぎの切り方をしています。1種類は「あめ色玉ねぎ」と呼ばれる、炒める玉ねぎ用、もう1種類は具材用です。「あめ色玉ねぎ」は、玉ねぎを炒めることで玉ねぎに含まれている「アミノ酸」という成分と、糖分がくっつき、香り成分が引き出されるので、香ばしさがあります。

 今日は1400人分のカレーに、玉ねぎを合計85kg、およそ420個分使いました。玉ねぎを味わいながら、しっかりと食べて元気に過ごしましょう。

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