学校の様子

School of the students, by the students, for the students.

 皆さん、「Government of the people,by the people,for the people.(人民の、人民による、人民のための政治」という言葉をご存じでしょうか。アメリカ第16代大統領のリンカーンがゲティスバーグ演説の中で言った言葉です。政治とは「人民の手で、人民のためにあるべき」という、民主政治の根本精神を要約した言葉です。

 

 本日、おおぐろの森中学校では生徒会役員選挙が行われました。学校教育目標の「自律」を実現する第一歩として、これからのおおぐろの森中学校を引っ張っていくリーダーを誰にするのか、選挙を通して、どのような学校を作っていきたいのかなど、生徒の選択が試されます。自律した学校、「School of the students,by the students,for the students.(生徒の、生徒による、生徒のための学校)」の実現に向け、生徒会役員選挙が執り行われました。

 

 今回の生徒会役員選挙では、1年生6名、2年生5名の計11名が立候補しました。立候補者全員が、より良い学校を作っていくためにどうすればよいのか必死に考え、素晴らしい演説をしてくれました。

 

 

 

 また、この立候補者たちの気持ちに応えるように、記録用紙を書きながら聞く生徒たち。自分の票=思い、自分たちの学校への期待を誰に託すのか。今後の学校について真剣に考えながら聞く姿には頼もしさがありました。

 

 2015年公職選挙法の改正により、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられました。この法改正は若年層の政治への関心を高めることを目的としています。また、選挙法の改正により、若い世代の意見が反映させられやすくなることが期待されています。しかし、投票する行為には、同時に責任も伴います。「誰に投票するのか」=「誰に思いを託し、任せるのか」。どのような政策が必要なのかを考えた上で、投票をすることが求められます。これからを生きる若い世代には、国を作っていくという自覚を持ち、日本の現在と未来を考えてた上で選挙に臨み、政治に参加することが大切です。今回の生徒会役員選挙では本物の投票記載台と投票箱を使用しました。本物に触れることを通して、数年後に控えた選挙への心構えや政治に対しての関心を持つきっかけになればと思います。