ニチレイさんによる出張工場見学&ユニセフの支援ギフトを届けよう!
先日、食品メーカーのニチレイ様をお招きし、2年生対象の出張工場見学を行いました。チャーハンや今川焼、アセロラゼリーなど、普段私たちが親しんでいる冷凍食品がどのように作られているのか、そしてどのような点に工夫が凝らされているのかを学ぶ貴重な機会でした。
当日はクイズ形式の解説もあり、みんな興味津々でお話を聞き、映像にも見入っていました。例えば、風でチリやホコリを飛ばすエアシャワーや、手を消毒しないと開かないドアなど、徹底された衛生対策には驚きの声が上がりました。また、シャッターの色にも工夫が施されていて、虫の混入を防ぐ役割があるそうです。普段見ることのない工場内部の様子には、みんな感心しきりでした。
使われる食材の量も膨大で、想像が追いつかないほどでした。作られていく工程も見せていただき、今川焼のクリームが充填される場面では、「わぁ~」と歓声が上がるほど。焼きたてをそのままいただきたい……!と思う場面もありましたが、美味しさを家庭まで届けるために施される急速冷凍の技術にも感嘆させられました。一つ一つの工程に込められた細やかな工夫により、私たちのもとへ安全で美味しい冷凍食品が届いているのだと実感できた1時間でした。
最後には、生徒全員に今川焼の試食をさせていただきました。製造過程の工夫や努力を知った後で食べると、より一層美味しく感じられました。企業がどのような視点で商品開発や製造に取り組んでいるかを知ることで、私たち自身も新しい視点を得ることができ、生活や将来の可能性を広げるきっかけになったと思います。これを機に、他の食品や製品についても「どんな工夫があるのかな?」と考えてみてほしいです。
また、昨日は、「ユニセフの支援ギフトを届けよう」という活動に参加しました。日本ユニセフによる活動で、寄付したお金をもとに、栄養治療食や学用品、ポリオワクチンや浄水剤などの支援物資が、それを必要とする地域に送られます。本校の総合文化部の2年生の生徒数名で、寄付をしに行ってきました。道徳の学習でも、地雷除去に生涯をかけて取り組んでいる株式会社 日建(旧山梨日立建機株式会社)の雨宮清さんの活動などに触れて(2年道徳「危険地帯から実りの地へ」)、国際問題や国際協力について学んでいます。寄付や募金に協力するときにも、ただ寄付するのではなく、それが何に使われるのかを理解し、またこう使われてほしいという思いをもって協力するのが大切です。このような支援活動やボランティアなど、国際的な視野で、誰かのために協力できる心が育つよう、学校としても、様々なかたちで取り組んでいきたいと思います。