その判断が多くの人命を救うかもしれない…
目の前で急に人が倒れたらあなたならどうしますか?
きっと多くの人が突然のことに驚き、パニックになるのではないでしょうか。
または、どのように対応していいかわからず、迷ってしまうのではないでしょうか。
その一瞬の迷いが命を危機にさらしてしまうことになるかもしれません。
そうならないためにも日頃から緊急時のことを想定して備えておく必要があります。
4月12日(金)、19日(金)に本校の学校薬剤師である石黒先生と防災サポートの方々をお招きし、2年生が救急法講習を受け、その中で多くのことを学びました。
この講習は、ただ心肺蘇生法を習得するだけでなく、
本校の学校教育目標の自律、協働、貢献といった部分にも非常に深い関連性があると思います。
講習中、子どもたちは、まず救命救急の現場では自らの行動に責任を持たなければならないということを知りました。
実際の現場のような場面を設定し、シミュレーションを通じて、
子どもたちは緊急時にどれほど冷静かつ迅速に自ら考え、どのような対応と行動を取る必要があるかを学びました。
一人ひとりが自分の役割を理解し、自分の行動が他人の命を左右することを実感しました。
また、周囲の人と協力することの大切さも学びました。
救命救急の活動では、一人の力だけではなく、周囲の人の協力が不可欠となります。
仲間と協力して、様々なシチュエーションを体験することで、自分たちがどのように対処すべきか、
選択肢の幅を広げることができました。
そして、救急法を学ぶことはただ自分自身のためだけでなく、
社会に役立てるためのものであることを理解することができました。
今後、自分自身の身の回りで、万が一、事故や災害などの緊急事態が起きた時、
今回の講習で学んだ知識やスキルがきっと役に立つはずです。
2年生が今回の救急法講習を通して得たものは大きかったはずです。
いつか、あなた自身の判断が、目の前にいる大切な人の命を救うことにつながるかもしれません。
自分で判断して行動できる人に成長できることを願っています。