生涯学習!学び続けることの大切さ 道徳Ver
『人間力の向上』・・・本校の学校教育目標である『自律』を達成するためにも大切な要素となります。
では、この人間力をどのようにして養い、伸ばしていくのか・・・そこで重要なのが『道徳教育』です。
今回、2年生は「足袋の季節」という教材で道徳科の授業を行いました。「足袋の季節」は主人公の少年が大福もちを売るお婆さんから釣り銭をごまかして足袋を買おうとするものの、正直にごまかしたことを言えず、自責の念や罪悪感を抱く話です。
「皆さんなら正直に釣り銭が多いことを言いますか?言いませんか?」
そんな発問が先生から投げかけられると生徒たちは、頭を悩ませながらタブレットに自分の考えを入力していました。
「正直に言わないと自分自身が後悔することになる」、「人のお金を騙し取ることは絶対にやってはいけないことだから正直に言うべき」など正直に言う生徒が多い中、「自分自身も貧しくて生きるために必死だから正直に言わない」という意見も出てきました。自分とは違った他者の考えや意見に触れた生徒たちは、先ほどよりも一層悩んでいるような様子がうかがえました。
道徳には、「これ」といった正解はありません。自分とは違った価値観に出会ったとき、「じゃあ、どうすることが良いのだろうか」と葛藤していく過程がとても大切です。
そして、最終的には実生活につなげていくことが重要です。同じような場面が起きたとき、自分ならどのような選択をするか、行動するか・・・
きっと、今回の授業を通して生徒は多くのことを考えたと思います。
今回の授業でどんなことを学んだのか、是非家庭でも話題にしてみてください。