教科書出版会社からの挑戦状!~「故郷」を読み解く~
昨日に引き続き、本日は国語科の授業の様子をお伝えしていきます。
みなさんは、「定番教材」というものを知っているでしょうか。
中学校の国語の教科書は、実は4つの出版社があります。(流山市は「教育出版」を使用しています。)
出版社によって掲載されている物語文は異なります。が、その中で、全ての教科書に掲載されているものを国語界隈では、「定番教材」と呼んでいます。
1年生は「少年の日の思い出」、2年生は「走れメロス」、3年生は「故郷」、これらの3つの作品は全ての教科書会社が掲載している、いわゆる「定番教材」というものです。
この3つの作品は、約50年前から掲載され続けており、全国の中学生が(昔は中学生だった大人も)授業で一度は読んだことがある、といっても過言ではありません。
3年生では、「故郷」の学習に入りました。が、この「故郷」という作品。控えめに言っても、読み解くことが難しい!!時代背景、語彙の量、時代背景、象徴されているもの、対比関係、情景描写…などなど読み解かなければならないポイントがたくさんあります。中学校3年間、いや義務教育9年間で培ってきた物語を読み解く力を試す集大成!まさに、「教科書会社からの挑戦状」と言える作品となっています。
授業では、まず作品に触れ、登場人物やおおまかな内容をおさえながら、読んでいて感じたこと・疑問点をたくさん挙げていき、みんなで共有しました。
作品の時代背景をつかみつつ、登場人物の関係、対比構造、色彩の効果、情景描写…と今まで学習してきたことをフル活用して読み解いていきましょう!明日のオープンスクールでは、今日みんなが挙げた疑問点を、みんなで解決していく授業を行う予定です。