学校の様子

「真善美」へ迫ろう! ~3年生 修学旅行 広島・京都へ準備!~

今年の3年生の修学旅行は、5月29日~31日で、1日目広島、2日目・3日目が京都です。

当日まであと2カ月と迫ってきたこの4月の始まり。準備が着々と進んでいます。

 

学年のスローガンは・・・

「真善美」~歴史を学ぶことで、知性と道徳心を身に付け感性を豊かにする~

です。素敵な言葉を実行委員会が掲げました。

この言葉はもともと、西洋哲学の大事な考え方だそうです。

一般的には、人間として目指すべき最高の状態を表します。

3つの字、それぞれを調べると、

「真」・・・物事の真実をとらえようとしていること。

「善」・・・倫理的、道徳的に正しい心を持つこと。

「美」・・・思考や感情や行動において、人としてバランスのとれた理想的な様子のこと。

      「美にして善なる人」という考え方がある。

ユニクロの創業者である柳井正さんも実践していたり、弓道の目指す高い指標にも掲げられています。

おおぐろの森中学校のマネジメントポリシーにある「人間力の向上」とも共通するものが多いものだと思います。

自然に子どもたちの心の中に、そういった感性が芽生えているようです。

 

修学旅行の準備では、学校生活の基本の6班となる自律、給食、美化、学習、広報、合唱の6部会に分かれてそれぞれの全校委員長が部長となり、取り組みを進めています。

各部会でも、子どもたちがそれぞれにあった自分たちのスローガンを掲げています。

 自律部・・・「3大マイスターになろう」~あいさつ・時間・マナー~

 給食部・・・「感謝と楽しさを忘れずに」~マナーを添えて~

 美化部・・・「立つ鳥跡を濁さず」

 学習部・・・「信全備(しんぜんび)」~全て備えることで学習部が信じられる。~

 合唱部・・・「楽しめるような空間をつくれるような計画を立てよう」

 広報部・・・「修学旅行が楽しみになれるようなポップ作りをしよう」

実行委員のスローガンと並行し、各部会の想いがユーモアも交えながら表現されていて素晴らしいです。

一目見ると何を大事にしたいかが伝わってくるわかりやすさもあります。

修学旅行を通して、歴史や伝統について学び、

公共のマナーを考え、自分に任された役割によって責任感や協働する力を伸ばす。

そして、個人としてだけではなく、みんなで楽しみ、よい時間にするために必要なことを考えたり経験し、

人としての成長につないでいける場面がたくさんありそうです。

一人一人がよく考え、仲間とともに気づきを広げ、かけがえのない時間になるように、

最善の準備をすることが大切だと思います。

 

各活動の様子です。

クラスでスローガンを伝えたり、自律部会から修学旅行のマナーについて考え・・・

クラスで深めた意見を集め、部会でまとめたりしています。他にも広報部会はポップ作り、ポスター作りをしています。

給食部会では、お弁当について選んだり食事のマナー、美化部会では宿舎のマナーや部屋割りについて。

学習部会では京都や広島の名所についてまとめ、合唱部会ではその地に因んだ音楽を取り上げています。

次の時間では京都の班別行動に向けて、京都の有名な寺社仏閣などについて調べて発表したり、

具体的な班行程を考えています。3日目にクラスでまわるコースを決めたり、

班で作った2日目の行程を、JTBの担当の方にチェックしていただく予定です。

時間通りに見学できるプランになってるかな・・・

 

今後も、広島と平和に関するテーマなど、修学旅行に向けてみんなで取り組むことがどんどん続いていきます。

みんな真剣に学んで、協力して、楽しんで、おおぐろ中ならではの修学旅行にしたいですね。