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学校のようす(2024年度)

【6年生】こんなに大きくなりました

 3月のとある日、6年生たちはだれもいない1年生の教室に向かいました。1年生の教室につくと「はーい、みんな席についてー。」と担任の先生から声がかかります。「足が入らない!」「机が低い!」「いすも!」と6年生たちは大盛り上がりです。

 

 

 

 

 

 

 続けて、6年生の担任の先生は子どもたちに声をかけます。「はーい、じゃあみんな教科書の〇〇ページをひらいてー。」と。机の上には1年生の国語の教科書がありました。言われたとおりに教科書をひらく6年生たち。「じゃあ、『スイミー』を丸読みで音読していこうか。〇〇さんからどうぞ。」 6年生たちは、1年生に戻ったかのように明るくハキハキと音読し始めました…。

  

 

 

 

 

 

 卒業まで残り数日となった今、改めて1年生の教室に足を運び、1年生の教科書を開くことで、自分たちがどれだけ成長したのか、子どもたちははっきりと実感したようです。その後の振り返りで6年生たちはこのように書いていました。

 

 1年の時のことはおぼえていないけど、成長したなと思いました。理由は机も小さいし、習っていることもむずかしくなってるからです。昔は6年生大きいなと思っていたけど、今は1年生小さいな、自分があの身長だったなんて信じられないと思って見ています。そのことも考えると成長したなと思いました。

 

 1年生の教科書と比べて、文字も大きかったり、ほとんどがひらがなだったりしてびっくりしたけど、1番おどろいたのは内容のちがいでした。今は6年生の教科書でもふつうに読めるけど、1年生のころに読んでいたらスムーズに読めなかったと思ったし、文の意味も分からないと思いました。いろいろな学習をしてきたからできるようになったんだなとわかりました。

 

 

 子どもたちは、この6年間で心も体も大きく成長しました。最初はひらがなが書けないのも当たり前。教科書の文字もこんなに大きかったのに…。今ではひらがなだけでなく、カタカナ、漢字、アルファベットも自由自在に使いこなします。子どもたちはこの6年間で、様々な人々に支えられ、自分たちでたくさんの努力をしてここまで成長しました。これからの長い人生でも、いろいろな人の助けを借りて、一歩ずつ、一歩ずつ成長してほしいですね