学校長の窓

学校長からのお話を掲載しています

第58回県大会優勝・祝勝会並びに第43回関東大会出場壮行会あいさつ


 本日は、第58回栃木県少年野球大会優勝・祝勝会並びに第43回関東少年軟式野球大会出場壮行会に御招待をいただき、誠にありがとうございます。このたびの県少年野球大会の優勝は、本校として17年ぶりの快挙であり、実に誇らしく、見事な大勝利であります。
 ここに、益子中学校野球部保護者会長 木村幸一様をはじめとする保護者会の皆様、そして選手諸君に衷心よりお祝いを申し上げます。
  さて、8月2日に行われた第1試合の南河内第二クラブ(南河内第二中学校)との激戦は、県少年野球大会の球史に残る名勝負となりました。選手諸君の気迫と集中力、そして卓越したチーム力が相手校を圧倒し、見事大勝利を収めました。感動と感激の嵐が会場全体を包み込み、勝利の余韻に浸りました。今までに体験したことのない好ゲームを展開してくれた選手諸君に改めて賛辞をおくります。おめでとう。
 そして、決勝戦では那須第一クラブ(三島中学校)と対戦し、2点を先取されたものの、好球必打の鉄則と堅い守備力、そして友を信じあきらめないチーム力に支えられ、14対2で大勝利し、見事優勝の栄冠を勝ちとりました。優勝旗を掲げ、ダイヤモンドを堂々と1周する選手諸君の晴れ晴れとした表情に、強さと逞しさを感じました。この県大会優勝は、益子町民誰もが望んでいたことであり、その夢を実現した選手諸君は限りなく輝く存在であります。
 ここで、第43回関東少年軟式野球大会出場するにあたり、選手諸君に勝負に望む心構えを申し上げたいと思います。勝負には「責任の初戦」「感謝の第2戦」「決意の第3戦」があります。栃木県代表として出場する場合、その背後には多くの敗れた学校があり、一度も勝てなかった学校があることを忘れてはなりません。そう思うと、初戦はぜひ勝とうという気持ちで戦ってほしいと思います。次に、第2戦は、これまで応援してくださったお父さん、お母さん、御家族、導いてくれた指導者や監督、そして選手諸君への惜しみない支援をしてくださった町当局をはじめとする、多くの皆様に対する感謝の気持ちで戦うことが大事です。そして第3戦は己が心のおもむくまま、勝利にこだわる「決意の戦い」です。
 益子中学校の宝である君たちが、この夏の熱い戦いを通して、技量を高め、更なる勝負感と勝利感を身に付け、一回りも二回りも大きく成長することを期待しています。 
 私は残念ながら、みなさんの応援に行くことができません。今日は、全国中学校卓球大会並びに陸上競技大会の応援のため、岐阜市に来ています。関東地方から遠く離れた東海地方にいますが、心の中でしっかりとみなさんを応援させていただきます。
 結びに、選手諸君の御活躍と益子中学校野球部保護者会のますますの御発展を祈念いたし、祝勝会並びに壮行会のあいさつといたします。
    平成25年8月17日