学校長の窓

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第2回 全校集会講話「仲間の風景」

  先週、5月22日から始まる週の前半は、みなさんにとって、心に残る思い出の多い日々だったと思います。

 まず、1年生のみなさんは、23日と24日の2日間、ツインリンクもてぎのハローウッズで宿泊学習をしました。フィールドオリエンテーションや野外炊さんなど、初めて体験する活動も多く戸惑いもあったと思いますが、テントでの生活を通し、クラスの絆を深めることができたと思います。これからの生活にぜひ生かしてほしいと思います。

 次に、2年生のみなさんは、23日から25日の3日間、マイ・チャレンジ活動(社会体験活動)に取り組みました。今回は34の事業所にお世話になりました。それぞれの事業所のみなさんから「一生懸命に仕事に取り組み立派でした。」「あいさつや返事がとてもすばらしかったです。」「明るい雰囲気で仕事をしてくれたので、私たちが元気づけられました。」など、多くのお褒めの言葉をいただきました。地域の人たちとのかかわりの中で、みなさん自身が自分を生き方を見つめるよい機会になったと思います。そして、大きくふくらませた「感謝の心」「共に生きる心」を大切にして、これからの生活に弾みをつけてください。

 そして、3年生のみなさんは、22日から3日間、奈良・京都方面への修学旅行に行ってきました。この3日間のみなさんの見学態度や生活態度を振り返り、益子中生徒としての誇りを感じる場面が幾つも心に残っています。
 1つ目は、法隆寺や東大寺等の見学先で、ガイドさんの説明を聞く態度がすばらしかったことです。列を乱さず、次々に説明に耳を傾けていました。「真剣な表情で、説明を聞いてくれてとてもうれしかったです。」と、ガイドさんが話してくれました。
 2つ目は、ホテルでの生活態度がすばらしく、あいさつ、集団行動、時間を守ることなど、どれもきちんとできたことです。ホテルの方から、あいさつがよくできること、集合が素早いこと、話をよく聞けることなど、益子中生徒のすばらしさを褒めていただきました。
 3つ目は、タクシーでの班別行動で、礼儀正しく、時間を守って行動できたことです。タクシーの運転手さんからは「友達と仲よく、協力して行動ができるので、案内するのが楽しかったです。」という感想をいただきました。とてもうれしいことです。
 それぞれの学年において、充実した活動ができました。その充実した活動を支える根底にあるもの何でしょうか。それは「仲間」の存在です。仲間がいるから、自分の生活や行動に喜びが生まれるのです。

 最後に、大好きな詩をみなさんにプレゼントします。ゆっくり読みますから聞いてください。

          君たちが歩くとき
                                           宮澤 章二

           君たちが歩くとき
           君たちは一人ではない
           隣りにも 前にも 後ろにも
           君たちの仲間がいる

           仲間のすべてが 汗だらけの顔で笑う
           仲間のすべてが 信じ合う声で歌う
           その顔にかがやく 君たちの希望
           その声が呼ぶ 君たちの未来

           君たちの心のカメラは
           大自然の喜びをとらえ
           人間同士結びつけるきずなの太さを写す

           君たちが歩くとき
           君たちは一人ではない
           隣りにも 前にも 後ろにも
           同じ道を行く仲間がいる
           互いに支え合う仲間がいる