学校長からのお話を掲載しています
第3回 全校集会講話「脳を喜ばそう」
教室を訪問し、授業の様子を見せていただくと、先生の質問に「分かりません」と答える人がいます。また、中間テストや実力テストの結果が不振でも、「頭が悪いから」と他人事のように言っている人がいます。果たして、みなさんはどうでしょう。かの有名なエジソンは、「天才は1パーセントの能力と99パーセントの努力である」と言っています。
この頭の脳に関しては、ある脳医学の先生が「人間の肉体も行動も意識も、脳が動かしているわけですから、脳は何を求めて機能しているかを知り、それに従っていけば、すばらしい力を出せるのです」と話されていました。
これはスポーツだけではなく、すべての分野の根幹をなすものです。当然、みなさんの勉強にも言えることです。それでは、脳を喜ばせ、力を出してもらう4つの約束について、今からお話をします。
1つ目は、「前向きで明るく」(笑顔が一番、向上心)
2つ目は、「悪口を言わず、意地悪をせず」(他人を尊重する心)
3つ目は、「面倒見よく」(思いやりの心、いたわりの心)
4つ目は、「できない、むずかしいなどの否定語を使わない」ことです。
(肯定的に物事を考える)
これらのことを実行するのは、かなりきついようです。さらに、脳は、目標がないと動けないですから、具体的に目標を与えることも大切です。そして、人格が変わるくらい気持ちを入れ、迷いなく全力でやることです。ぜひ試してみてください。脳が喜んでいますから、すごく気持ちがよくなるはずです。
また、脳は、立場の違いや意見の違いを認めながら、共に生きることを守ろうとしています。つまり、本当に頭がよいというのは、柔軟で素直であることに尽きるのです。こんなすばらしい脳が、一人に一つ付いています。ケチをせず、極限まで使いましょう。
いよいよ期末テストが始まります。脳を喜ばせ、脳を大いに活躍させてほしいと思います。