2020年10月の記事一覧
力走!飯沼中 大躍進、伝統という襷を来年度につなぎました
秋晴れの良き日に、飯沼中学校及び周辺地域を周回コースとして、市内駅伝競走大会が行われました。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、各校1チームのみのエントリーで、無観客で行われました。この大会を通じ、校長の私がとても嬉しかったことが2つあります。1つ目は、本校の体育科の先生と関係生徒達が大会運営の面で、労を惜しまず尽力してくれたことです。大会の会長様からも、気持ちの良いあいさつと、大会運営における会場準備や後片付けを朝早くから、そして、他校の生徒が帰った後にやってくれた飯沼中の先生方や生徒のみなさんに感謝いたしますと、開会式、閉会式ともに、話をされていました。大会の会場になっていることは、その裏で大変な面も多々ありますが、いやな顔1つせずに力を貸してくれることのありがたさには、頭の下がる思いがしました。大変ありがとうございました。嬉しかったことの2つ目は、チームががんばったことです。まず、男女とも順位とは別に、一枚岩となったチームであったこと。走る直前まで体を冷やさないように着ていたものをサポート役の生徒がそばにいて受け取ってあげたり、飲み物やタオルを持ってあげたりなど、自分がすべきことをしっかりと自覚して行動していたことが素晴らしかった。そして、選手一人一人の力走も素晴らしかった。特に男子は、なんと大躍進の6位入賞を果たしました。この素晴らしい取り組みと結果をお疲れさまでしたで終わりにしてはいけません。飯沼中学校の新たな良き伝統として、受け継ぎ、発展させなければなりませんね。その襷は確実に3年生から1,2年生に引き継がれたのです。明日からまた頑張っていきましょう。(10月20日 校長)
読書のすすめ 【 番外編 】
~3年生諸君へ~
いま、3年生は国語の授業で、魯迅の「故郷」を学んでいる。3年生の国語担当の佐藤先生は、国語科の教員としての視点で、3年生に授業での指導を行っています。それとは別に、私は、今を諸君と共に生きる、人生の先輩として、諸君にこの作品を通して、伝えたいことがあります。まず、みなさんはこの作品を読んで、何を思ったでしょうか。これまで、この飯中ブログで述べてきましたが、本をたくさん読む人は、考えが深くなり、想像力に富む人になります。1つの作品を読んでも、1つの映画を観ても、受け止め方や感じ方は、人それぞれなのです。私は先日、久しぶりに3年生の国語の教科書を手に取り、「故郷」を何十年ぶりに読み直してみました。私は数学の教師ですので、「故郷」を読むのは、約35年ぶりだったわけですが、再度この作品を読んだ感想は、「これ、今の中学生に分かるのか…」でした。当時の中国の封建社会の中で、多くの国民は、生まれる前から、そして、この先の未来もずっと、身分社会が続くものだと思い、疑うことさえしない人生を日々送っていた。幼き頃、無邪気に遊んだ友人だと思っていたルントウと、時が経ち再会した時に、「旦那様(だんなさま)」と自分を呼んだことにショックを受けるのです。「この時の主人公の気持ち」を読者がどう受け止めるかこそが、それぞれの感じ方のレベルに大きく左右されるのです。言葉にできるかどうかもレベル次第ですが、みなさんはどう感じましたか?何かを深く感じるか?私が何を感じてほしいのかも分からない人もいるかもしれませんね。主人公は、昔の自分達のように、無邪気に遊ぶ、お互いの子供たちには、自分たちが経験しなかった「新しい生活」、「新しい社会を」と願う。
「もともと地上には道などはない、歩く人が多ければ道になるのだ」つまり、混沌とした世の中も、みんなで希望を持って進むことで、社会は変えられる、ということだ。半年後に義務教育を修了し、広い社会へと旅立つ3年生諸君には、再度、「故郷」を読んでみてほしい。そして、夢や希望、志(こころざし)を持って生きていってほしい。そうすることが、近い将来、諸君が活躍する社会を、より良くすることにつながるのだ。(10月19日 校長)
読書のすすめ
読書のすすめ④
ひとつの知識を身につけると、教養はネットワークのように、どんどん広がっていきます。たとえば、ワインに関する本を読めば、ワインの歴史や産地、産地の言語・経済・宗教・芸術……という具合に、知りたいことが次々に出てくるはずです。また、読解力は、これからの時代、ますます重要になるスキルです。読解力は今のところ、AI(人工知能)には習得が困難な能力のため、読解力の高い人はAIに仕事を奪われないだろうと考えられています。裏を返せば、読解力を必要としない仕事は、そのうちAIに取って代わられてしまうということなのです。これまで長々と語ってきましたが、飯中生には、読書の楽しみを知る人になってほしいですし、その結果、広い教養を身に付け、創造力に富んだ豊かな人になってほしいと願っています。今週は、雨の週末になりそうですね。読書の秋に本をたくさん読みましょう。体を冷やさないように…。 【 番外編 】につづく (10月17日 校長)
読書のすすめ
読書のすすめ③
読書をして想像を膨らませたり、考えをまとめたりすることは、創造力を付けることにつながります。これは、テレビやインターネットを見ていたのでは、決して成しえないことで、脳科学の実験でも脳の使われ方が違うということが実証されています。創造力は、新しい企画・アイデアを出すときや、問題の解決方法を考え出すときなど、仕事、学習、日常生活のあらゆる場面において、なくてはならない能力です。創造力がないと、与えられた情報や指示以上のことを自分で生み出せない「マニュアル人間」、「指示待ち人間」になってしまう恐れがあります。また、視野の広い人間になるには、とにかく学びのアンテナを広げることが大切です。身の周りのあらゆることに関心を持ち、特定のジャンルに固まることなく、様々な種類の本を手に取ってみましょう。 つづく(10月16日 校長)
今日は、昨日に引き続き、春日部市教育委員会から先生をお招きして、研究授業を行いました。
読書のすすめ
読書のすすめ②
今年は新型コロナウイルスにより、長期に渡る休校がありましたので、読書をする児童生徒の割合は、良い傾向に転じていると思われます。本来、読書は効果を期待してするものではなく、面白いから読む、興味があるから読むわけですが、その副産物は、素晴らしいものがあると思います。私の考える読書の効果は、①想像力・創造力が豊かになり、脳が活性化する、②知識や教養が増え、視野が広がり、仕事や日常の生活にヒントをもらえる、③読解力が高まり、ボキャブラリーが増えるなどです。つづく (10月15日 校長)
民生、児童委員連絡協議会
本日は午後より、学区の民生委員、児童委員の皆様にお越しいただき、学校のこれまでの教育活動の様子をご理解いただくとともに、授業をご参観いただき、生徒達の学習の様子をご覧いただきました。また授業参観後は、委員の皆様から地域の様子、担当地区の生徒やそのご家庭の様子など、有意義な情報交換をさせていただきました。本来この会議は、例年6月に実施しているのですが、学校の休校があったため、ここまで実施を見合わせてきましたが、ようやくの実施となりました。公立学校は、地域の中にあり、地域と共に学校を経営・運営するものであると考えます。新型コロナウイルスの関係で、現在、様々な制限がありますが、本来は、授業をはじめ、教育活動に地域の方々のご協力をいただくとともに、行事にお招きし、生徒の活躍をご覧いただいたり、地域の行事にも積極的に生徒や教職員を参加させ、共に汗を流し、喜びを分かち合いたいと考えています。今後とも、飯沼中学校の生徒及び教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。(10月14日 校長)
生徒会役員改選選挙にむけた活動はじまる
今日から朝の登校時間を使って、生徒会役員の改選選挙にむけた選挙活動が始まりました。立候補した生徒及び応援の生徒達が熱心に校門を通る生徒へ支持を訴えかけていました。本校は生徒会活動が大変盛んです。専門委員会の活動やボランティア活動を積極的に展開し、さらに無人購買などは、他校にはない素晴らしい取り組みだと思っています。これまでの本部役員の生徒達から、良き伝統を受け継ぎ、さらに発展させてくれることを願っています。そのための役員選挙は、10月22日(木)に行われます。学校は小さな社会です。民主主義とは何か、自治とは何かを学校で大いに学んでください。(10月14日 校長)
読書のすすめ
読書の秋という言葉があります。暑い夏や寒い冬は、なかなか読書に没頭する気分にはなれない人も少なくないのではないでしょうか。春は、暑くも寒くもなく、暖かく過ごしやすいですが、大地のエネルギーを感じ、外に出たくなってしまいますよね。一方、秋の涼しさは、心を穏やかにしてくれ、静かな環境でゆっくりと読書をしたくなるものです。さて、先日こんな調査結果を目にしました。全国学校図書館協議会が行った、第65回学校読書調査の結果によると、2019年5月の1ヶ月間の平均読書冊数は、小学生は11.3冊、中学生は4.7冊、高校生は1.4冊だったそうです。また、5月の1ヶ月間に読んだ本が0冊である「不読者」の割合は、小学生は6.8%、中学生は12.5%、高校生は55.3%だったそうです。飯沼中学校の生徒諸君は、ひと月にどのくらい本を読みますか。 つづく (10月13日 校長)
中間テストお疲れさまでした
飯沼中学校の生徒のみなさん、中間テストお疲れさまでした。今日からまた、大好きな部活動が思い切りできますね。さて、1学期にもこのホームページで言いましたので、詳しくは書きませんが、定期試験は、高校の入学試験とは目的が違い、自分のこれまでの学習を振り返り、身に付いていなかったところをやり直すことが最大の目的です。テストの点数に一喜一憂するだけではなく、しっかりとやり直しをすることを忘れずに。(10月12日 校長)
英検
今日は、本校を会場として、日本英語検定協会の「実用英語技能検定」、通称「英検」が行われ、約30名の生徒が受験しました。また、塾や書店で申し込みをして、本校以外の会場で受験する生徒もいたと思われます。昨年度より、春日部市は、中学3年生を対象に、英検の検定料の助成を行っています(詳しくは下記、市役所ホームページを参照してください)。私は、生徒諸君には、何事も前向きにとらえ、積極的に生きていく人になってもらいたいと日頃から願っています。昔と違い、今は英語の検定も、「英検」以外にも、「TOEIC」や「TOEFL」などいくつかの種類があります。市からの助成の有無にかかわらず、こういったものに積極的にチャレンジする生徒であってほしいものです。英検は年間を通じて3回実施され、次回第3回は、年明け1月23日(土)に本校で実施予定です。1、2年生もどんどんチャレンジしてみましょう。(10月11日 校長)