2020年11月の記事一覧
男子テニス部県大会よくがんばりました
11月6日(金)、8日(日)に熊谷文化スポーツ公園内のくまがやドームでテニス部新人戦県大会が行われました。本校からは、男子テニス部が市内大会を制し、個人、団体ともに出場しました。個人戦は1回戦及び2回戦で、団体戦は1回戦で惜しくも敗退となりました。校長の私も8日の団体戦を応援に行きましたが、生徒達は、本当によくがんばっていました。貴重な県大会での試合を通じて、半年後の学校総合体育大会までの課題をしっかりと認識できたことと思います。テニス部に限らず、この冬をどう過ごすかが、春の学総の結果に大きく影響します。どの部も互いに切磋琢磨し、がんばりましょう。(11月9日 校長)
3年生、学年文化祭行われる
空にいわし雲がたなびく秋晴れの土曜日、3年生は、文化祭を行いました。校長の私から、みなさんに、「さすがは飯中3年生」という気持ちを込めて拍手を送りたい。コロナ禍で、時間も内容も制限のある、限られた状況下で、みなさんは、やり切りました。まずは、やりきった自分、やり切った仲間を褒めてください。今日の文化祭は、企画、様々な準備、そして当日の運営と、まさに生徒諸君の手作りで温かみのある文化祭でした。何よりも印象的だったのは、学年の生徒諸君みんながみんなをリスペクトしている、温かい集団であるということ。一生懸命に作った作品をみんなで感心しながら鑑賞し、ステージでの発表では、発表の前後、発表の途中でも自然と温かな拍手が起きていたこと。実行委員のみなさんもよく連携し、見事な運営でした。フロアで鑑賞する生徒の態度もよかった。私はこの行事を、新型コロナウイルスの影響で中止になった、様々な諸行事の代替行事として捉えていたことを撤回したい。飯沼中学校3年生によるオリジナルの学校行事だと断言する。みなさんは、コロナに負けませんでした。困難な状況にも負けずに一致団結して、素晴らしい行事を作り上げたこの経験と仲間との友情は、これからを生きる上での自信と勇気を与えてくれるものになることでしょう。楽しく、心温まる時間をありがとう。お疲れ様でした。
最後に、「画竜点睛」という四字熟語があります。意味は、物事の大切な最後の仕上げのことです。これは、竜の絵を描いて、最後の仕上げに竜の瞳を描き入れたところ、その竜が絵から飛び出して天に上って行ったという中国の故事に由来しています。3年生の生徒諸君は、まさに今から、これからが、飯沼中での3年間の「画竜点睛」です。春からのそれぞれの第一歩を、希望に満ちた笑顔と自信を持って踏み出すために、今日からまた次の目標に向けてがんばっていこう。(11月7日 校長)
いきいき子育て②
子供たちの一番の願い、それはなんだと思いますか?
「あなたの家庭に最も望むことは何ですか」と子供たちに聞いた教育関係誌のアンケートでは、どの年代の子供も一番多かった答えは、「家族のみんなが楽しく過ごす」でした。そんな当たり前のことを子供たちが願わざるを得ない現実を、親として真剣に受けとめたいものです。いまや楽しい家庭は、家族が意識的に協力し合わなければなかなか得られません。子供にとって心安らぐ居場所になっているかどうか、家庭を見つめ直してみましょう。
自分を大切にできないならば、子供を大切にすることもできない
子育ては大事ですが、一日中、脇目もふらずに集中していては疲れてしまいます。親のイライラは、子どもに伝わっていくものです。大変な子育てだからこそ、自分の時間をも作り、心を健康に保つことが大切です。夫婦で助け合ったり、子育ての支えとなる仲間や社会の仕組みを活用したりして、リフレッシュする時間をつくりましょう。親が笑顔でいる家庭でこそ、子どもも幸せを感じられます。
学校公開日を通して
この度の学校公開日では、ご夫婦で参観に来られていた方が何組もありました。私ももう10年も前になりますが、息子の中学校で行われた土曜日の授業参観に妻と共に行ったことを思い出しました。つい悪い癖で、生徒達の机の間を歩いて見て回って、息子に夜、抗議されましたが…。お子様の発達段階を考えると、日々学校でどんなことを勉強しているのか、どんな友達と一緒にいるのかなど、ご家庭でお子様が話したがらなくなっているご家庭も少なくないと思われます。授業参観や学校公開日を積極的に利用して、お子さまの学校での様子を見ることは意義深いものだと考えます。 つづく (11月6日 校長)
学校公開日②
本日は、学校公開日の二日目でした。二日間、多くの保護者・地域の皆様にご参観いただきまして、ありがとうございました。保護者の皆様から頂きましたアンケートを拝読させていただきました。概ね、楽しそうに学校生活を送り、授業をしっかりと受けているというご意見が多く、胸をなでおろしたところではございますが、中にはいくつか、耳の痛いご意見をも頂戴いたしました。私は、苦情や耳の痛いご意見やご指摘は、学校にとって、学校が良くなるための宝のようなヒントだと考えています。今回の学校公開日に頂いたご意見を真摯に受け止め、さらに飯沼中学校の教育活動を良き方向に進めていく所存です。また、学校公開日に限らず、本校の校長室は、いつでもドアが開いています。生徒、教職員はもちろん、保護者・地域の皆様もいつでも校長室にお越しください。そして、飯沼中学校がさらに良くなるためのヒントをお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。(11月5日 校長)
2年生進路学習会
今日の5,6時間目に、本校体育館にて、2年生対象の進路学習会を行いました。2年生の2学期は、上級学校について毎年学習します。いま、2年生の廊下には、生徒達が分担して調べ、まとめた模造紙が所せましと並んでいます。今日は、高等学校の先生や本校の卒業生にお越しいただき、高校の紹介、中学時代の受験体験と高校生活の様子などをお話しいただきました。本校の2年生の生徒達は、話の内容や、入れ替わりで飯沼中を卒業していった立派な先輩方の話を、食い入るように、目を輝かせて聴いていました。数年後に本校の卒業生として後輩たちに胸を張って自分の進路について話せる人になれるといいですね。(11月5日 校長)
3年生、校長面接が始まりました
本校では毎年、3年生を対象に、高校受験や卒業を見据えて、校長との面接を昼休みと放課後に行っています。今年も本日より110名の生徒達一人一人と面接を行ってゆきます。受験や卒業を控えた3年生として、中学時代のことや高校でがんばりたいこと、そして将来のことなど、自分自身のことをまずしっかりと言えるようにしましょう。さらに社会にも目を向け、自分の意見をしっかりと持ち、言えるようにしておきましょう。よく聞かれる質問例については、まずしっかりと考え、原稿を作り、実際に声に出して言う練習をしましょう。頭で考えるのと、声に出して言うことは、実は全然違うものなのです。必ず、事前に声に出して練習するようにしましょう。(11月4日 校長)
学校公開日①
今日は雲一つないさわやかな朝でした。本校では、今日、明日を学校公開日に設定しています。授業の参観はもちろんですが、それだけではなく、部活動の朝練習、学級での朝の会、休み時間、給食、帰りの会、放課後の部活動と一日中いつでも参観していただいて結構です。ありのままの本校を見ていただき、お気づきの点をアンケート用紙にご記入していただき、今後の教育活動に活かしたいと考えています。ご来校の際は、お手数ですが、受付名簿にお名前、来校時間と退校時間、検温結果、アンケート用紙のご記入をお願いするとともに、参観の際には、密にならないよう、ソーシャルディスタンスの確保にご協力をお願いします。また、今月21日(土)には、1、2年生の体育的活動の授業参観を予定しています。こちらもぜひ、ご来校のほどお願いします。(11月4日 校長)
English tea time を紹介します
本校では、毎週月曜日の昼休みに、英語教室にて、English tea time と称した、楽しく英語に親しむ時間と場の設定を行っています。まだ始まったばかりで、教室環境はこれからどんどん整えていきますが、コンセプトはイングリッシュ・オンリーです。壁には英字新聞、外国のポスター、音楽は英語の曲、そして英語で遊ぶ簡単なゲームなど、毎年11月に市の教育委員会が行っている、カスカベ・インターナショナル・フレンドシップ・デーのようなものを校内で日常的に行いたいという、英語科職員の提案で始まりました。飯沼中がまたひとつアカデミックな学び舎となりました。(11月2日 校長)
いきいき子育て①
~我が子の幼い頃の弾む笑顔は、親の一生の宝物~
埼玉県では、教育に対する関心と理解を一層深める機会として、毎年11月1日を「彩の国教育の日」、11月1日から7日までを「彩の国教育週間」と定めています。そこで、この飯中ブログの場を通して、保護者の皆様と教育や子育てについて一緒に考えていきたいと思い、筆を執りました。ご意見、ご感想は、iichuu.kyomubu@gmail.comまで。
さて、子供は、生まれてから3歳までの間に一生の親孝行をする、という名言があります。赤ん坊の笑顔は可愛い。保護者の皆様も、当時その笑顔を見るだけで、仕事の疲れやストレスもすべて忘れてしまったという方は、少なくないでしょう。多くの親は帰宅して、赤ん坊の笑顔を見れば、その無防備で純白の心からの笑顔を見れば、ほっと心が和むものです。そのときの赤ん坊は親に生きるエネルギーを与えているわけで、その意味で、子は無意識のうちに親孝行をしているのですね。あるいは2,3歳の頃、幼子は親の帰宅を待っていたかのように玄関に飛んできます。そして親の胸に飛びつき、身体を押しつけてくる。外でどんなに辛いことがあっても、ぐりぐり身体を押しつけてくる、やわらかい幼子を胸に抱くだけで、「がんばらなくちゃ」と思うのは、経験者なら誰にも身に覚えがあることです。ここでも幼子は親孝行をしていることになりますね。
つまり、幼い子はそこにいるだけで、笑顔を見せるだけで、親孝行をしているということです。ですから中学生になって生意気になったり、高校生になって親とろくに口もきかなくなっても嘆いてはいけないのです。我々は先に余りある幸福をもらっているのですから。実際には2,3歳というよりも、小学校の低学年くらいまでですかね?自分の家の他にも世界があることを知り、それまでは親や祖父母だけが幼子にとってのすべてだったものが、親の手を握りしめなくても、友人あるいは一人で、外の世界に探検に乗り出していく。特に中学にでも入ろうものなら、こちらはまだ時には子どもの手を握ったり、抱きしめたくなるのでしょうが、子の方が嫌がって、悲しいことに親を“うざったい存在”と見るようにもなります。それが子を持つ親が等しく待ちかまえている宿命なのです。しかし、だからといって勉強も、部活動も、友人関係も、進路も、スマートフォンの使い方もすべて自分の意志で勝手に決めなさいというのは、親としての思慮が浅く、無責任だと思います。付かず離れず、どのように子育てを考え、実際に接していけばよいのかこれから一緒に考えていきましょう。(11月2日 校長)