飯中 Now
実るほど頭を垂れる稲穂かな
飯沼中は四方を田んぼに囲まれている、大変のどかな環境の学校です。校長の私は、毎朝、田んぼの様子を見ながら、歩いて川辺小学校の交差点まで行き、生徒達の登校の様子を見守っています。毎日稲の様子を見るなんて、生まれて初めての経験で、4月下旬の田植えからずっと稲の生長を見てきました。生徒のみなさんと同じで、稲の生長はとても早く、目を見張るものがあります。そして今日、早いもので、稲刈りが始まろうとしています。
さて、「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という有名な言葉があります。稲の穂は、実るほどに穂先が低く垂れ下がるものです。人間や組織も同じく、成功したり、充実したりすればするほど、偉ぶらずに、謙虚な姿勢で周りと接することが大切である、という考えです。今の飯沼中学校はどうでしょうか。私は、改善しなければならない点もあるとは思いますが、総じて大変良い学校だと思っています。生徒諸君はみな、穏やかで優しい子ばかりです。先生方もみな、生徒思いで、教育愛に満ち溢れています。しかし、そのことに安心し切って油断したり、日々の努力を怠ったりしたら、どうなるでしょうか。すぐに学力は低下し、いじめが起こったり物が壊されたりと、生活は乱れ、荒んだ学校になってしまうでしょう。そうなったら誰が不幸なのでしょうか。それは、生徒のみなさんなのです。そういった状況にならないように、生徒諸君も教員も日々、謙虚な気持ちで、努力を続けたり、危機管理をしたりすることが必要なのです。秋の稲刈りの日を機に、新たに襟(えり)を正し、がんばっていきましょう。(9月3日 校長)
本校の道徳を紹介します
道徳の授業というと、担任の先生が週に1時間行うというイメージが定着しています。しかし、本校では、担任、副担任に関わらず、すべての教員がすべての学級の生徒達を教え、導くという考えのもとに、道徳の授業を色々な教員が担当しています。昨日の5校時は1年生3クラスが道徳の授業でしたが、それぞれのクラスで、担当の教員が、個性を発揮しながら授業を行いました。熱く語る指導あり、心にしみる語りありで、どのクラスの生徒達も、真剣に考え、考えたことを仲間と交流していました。(9月2日 校長)
実りの秋、今日から9月です
不思議なもので、9月になったとたんに涼しくなりました。このまま過ごしやすい秋になってくれればよいのですが。一方、生徒は今日も元気に学習に取り組んでいます。深まる秋、勉強に、部活動に、読書にと、様々な事に打ち込むことのできる秋です。がんばっていきましょう。(9月1日 校長)
さわやかな風になったハードラー
8月29日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて行われた、ジュニアオリンピック県予選会、3年生の羽田孝輝さんが男子110mハードルに出場しました。彼にとっての中学校最後のレースとなりました。ハードルは非常にデリケートで難しい種目ですが、3年間ひたむきによく頑張りました。彼にとってのベストタイムに近い結果に終わり、レース後、やり切った者のみが持つ満足感をにじませた爽やかな表情で、顧問の先生に報告と、「高校に行ってもがんばります」と次の決意を述べていました。(8月29日 校長)
一週間お疲れ様でした
今週は、本当に厳しい残暑の一週間でした。大人である教師は心配ですが、生徒は今日も元気いっぱいに活動しました。とはいえ、身体には疲れが溜まっているはずです。週末は、部活動で活動する部もあるようですが、生徒のみなさん、どうか家でゆっくりと過ごし、暑かった一週間の疲れを取ってくださいね。