飯中 Now
大人になる No88
大人になる No88
【 困った方が力がつく 】
今日は朝から雨が降り、ちょうど登校の時間に雪に変わりましたね。昨日から保護者への配信メールやホームページで、休校や時間変更はなく、安全第一で登校しなさいとだけ連絡をしました。これは天気予報を数日前から注視して見続け、君達に生きる力をつけさせるのに良い条件だと思ったからです。
雨や雪の日に学校に向かう、この時にみなさんはどんなことを考えますか。歩きづらいからいつもより早めに家を出よう。傘をさしているからいつも以上に周りに気を付けて交通事故にあわないように歩こう。くつの中に雨水が染み、くつ下まで濡れてしまうだろう。かばんや着ているものも濡れてしまうだろう。これらのことを考えて、何時に家を出発するか、濡れた体や物を拭くためのタオルを持って行こう。くつ下の替えを持って行こう。濡れた靴下を入れるビニール袋を持って行こう…、と考えを巡らせ、そして行動するでしょう。その結果、無事に行動ができれば、自分で考えて行動することに自信がつきます。つまり、先を読み、考え、行動することのできる賢い人に近づくということですね。また、失敗して苦労すれば、反省し、次へとつながる良い機会となる。むしろ自分の考えが甘く、苦労した方が、二度と同じ失敗はしないぞと強烈な印象となり力がつく。日常の生活の中で、何度もそのような経験を繰り返し経験することにより、人は賢く成長していくのです。今日の雪を通して君は成長できましたか…。(2月10日 校長)