令和5年度の給食
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4月12日(水) ビビンバ、牛乳、トック ビビンバは、ごはんの上に肉と野菜をかけて混ぜて、召し上がってください。 この料理は、ごはんの主食、肉の主菜、野菜の副菜がとれてバランスが良いです。 このビビンバもトックも、韓国の料理です。 ビビンバは「混ぜご飯」を意味する言葉で、白いご飯の上に様々な具材を乗せ、混ぜて食べる料理です。定番の具材は人参や青菜、もやしやえんまいなどのナムル(ごま油が効いたおひたし)や、焼いた牛肉の細切り、キムチなどです。 韓国料理店では、ユッケ(主に牛肉の刺し身)や生の卵黄を乗せることもあります。コチュジャン(唐辛子味噌)と一緒に、全体をよく混ぜて食べます。 専用の石鍋を熱したものに入れて提供される「石焼ビビンバ」も人気です。 またトックは、棒状の餅「トック」を斜めに薄く切り、種々の具材とともにスープで煮た、雑煮に似た料理です。 料理名は餅の「トック」に「汁」の意の「ク」がついたもので、餅の入った汁の意味です。 給食では、人気の献立になります。 みなさん、完食をめざして、おいしくいただいてください。
4月13日(木) 黒パン、牛乳、ハ-ブチキン、小松菜とじゃこのサラダ、豆乳スープ 豆乳スープは、ほっこりとした味わいの豆乳を使ったスープです。 豆乳は、大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮つめた汁をこしたものです。 煮詰めた汁をこして残ったのがおからです。 今日は鶏ガラでだしをとり、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、ベーコンの材料を使って、たっぷりと豆乳を使って作りました。 豆乳は、大豆をもとに作っているので、良質な植物性たんぱく質が含まれています。 たんぱく質は、肉や魚に多く含まれますが、大豆は「畑の肉」と言われ、肉や魚に匹敵するほどのたんぱく質が含まれています。 たんぱく質は、体を作る栄養素です。成長期のみなさんには必要な栄養素です。 今日もおいしく、いただいてください。
4月14日(金) ごはん、牛乳、さばの七味焼き、青菜とかんぴょうのあえ物、豚汁 豚汁は、「ぶたじる」と呼ぶ地域と「とんじる」と呼ぶ地域があります。 豚肉や野菜や味噌の香りが特徴です。この取り合わせは人気があり、他の汁物には見られない特徴のある料理です。 それに加え、入れる具材の多さから各種の栄養素が含まれます。 名称の元となっている豚肉のほか、複数種の野菜、あるいはそれらの加工品を入れるため、単に副食としての汁物としてではなく、単品で煮物になります。 地域によって具材が異なり、地域色が強い料理でもあります。 今日は、煮干しとかつお節でだし汁をとり、豚肉、豆腐、じゃがいも、大根、人参、こんにゃく、ほうれん草の材料を使って作りました。 味噌は、赤味噌と白味噌を使いました。 今日は、和食の献立を味わっていただいてください。
4月17日(月) 藤の牛島パン、牛乳、ポテトのミートソース焼き、コーンとツナのサラダ、野菜スープ 今日は、牛島小学校のオリジナルの「藤の牛島パン」です。 表面は、かわいい牛の焼き印がおしてあり、中は牛島の藤をイメージしたブルーベリージャムと、牛から搾った生乳で作ったクリームチーズが入っています。 とてもおいしい、人気のパンです。 今日は、コーンとツナのサラダの、「ツナ」についてお話します。 ツナは英語の「tuna」に由来し、マグロ類のことを言います。 一般的にはツナと言えば、ビンナガマグロの油漬けを指しますが、マグロ類であるカツオなどを原料とするものもあります。 人気の高い「ツナ」ですが、「ツナ」と「シーチキン」どう違うの?と聞かれたことがあります。みなさんは、どうですか? 「ツナ」は、マグロ類を油漬け加工した食品のことばを言います。 「シーチキン」は、水産加工会社のはごろもフーズ社が生産販売しているのマグロの缶詰の商品名になります。 流通するツナの中でも、はごろもフーズ社の「シーチキン」が多く買っている人が多かったことから、「ツナ」と「シーチキン」を同じような意味で使う人が多くなったようです。 ツナの栄養としては、タンパク質や脂質、ビタミンやミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。 今日は、ツナのほかコーンともやしと小松菜を使って、サラダにしました。 ドレッシングをかけて召し上がってください。 完食を目指してください。
4月18日(火) ごはん 、牛乳、和風ハンバーグ、おかか炒め、かきたま汁 おかか炒めの「おかか」とは鰹節と、それを削ったり、さらに味付け調味した物のことをいいます。 初めて鰹節が製造された室町時代では、鰹節のことを「かか」と呼んでいました。それを当時の宮中に仕える女官たちは丁寧に、頭に「お」をつけて「おかか」と呼びました。このことから、おかかと鰹節は同じ物を指すことが分かります。 鰹節を削るとき、端から引っ掻くように削ったことから、お掻き端(おかきは)と言われ、それが変化して「おかか」になったという説もあります。 栄養価は多くがたんぱく質で、そのほかビタミン(B1、B2、B6、B12、D、E、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)や、ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅)が豊富に含まれています。 今日は、キャベツ、にんじん、さやいんげんの野菜を使いました。 美味しく召し上がってください。
4月19日(水) 黄飯、牛乳、かやく、とり天、春キャベツとひじきの和え物 今月は食育の日の献立 大分県の郷土料理を紹介します。  「黄飯(おうはん)とかやく」は、大分県臼杵(うすき)市の郷土料理です。 臼杵市は、大分県の東南部に位置し、安土桃山時代には南蛮貿易が盛んに行われた商業都市でした。「黄飯」は、スペインのパエリアの影響を受けた料理だと言われており、臼杵の山野に自生する『くちなしの実』を使って、黄色いごはんを作ったそうです。また、江戸時代には、財政難により質素倹約が奨励され、慶事の際に出す赤飯の代わりに「黄飯」が出されたり、参勤交代の途中に、家来へのねぎらいのごちそうとしてふるまわれたりしていたそうです。「黄飯」と一対で出される「かやく」は、ごぼう、にんじん、だいこん、しいたけ、豆腐などの具材と、『えそ』などの白身魚のすり身を炒め煮にした料理で、黄飯の上にのせて食べます。「かやく」だけでは、質素な料理ですが、黄金色の「黄飯」と組み合わせることにより、非日常食として楽しむことができるのが魅力です。   給食では『えそ』のすり身の代わりに、『たら』のすり身を使用します。  そして、とり肉の消費量が多い大分県で、よく食べられている「とり天」も一緒にいただきます。  大分県の郷土料理を味わって食べましょう
4月20日(木) ごはん、牛乳、鮭のごまマヨネーズ焼き、磯香和え、筑前煮 日本人が一番食べる魚は鮭であると、言われています。 鮭は身が赤いので、赤身魚と思われがちですが、実は白身魚です。 あの紅色の身は、白身魚特有の速筋で、エビやカニを餌にしているうちに赤くなりました。 鮭の旬は、一般的に秋から初冬にかけてです。 鮭は川で生まれて海へ下り、数年間は北の海で成長し、産卵期の秋に再び生まれた川を上り、一生を終える代表的な回遊魚です。 産卵期を迎える秋頃、東北・北海道沿岸などで収穫される国産の鮭を「秋鮭」「秋味」などと呼びます。 秋鮭の特徴は、産卵前のため身が引き締まっており、卵や白子を成長させるために体脂肪が使われているので、脂分が控えめです。ちなみに、5~7月頃に獲れる鮭もいて、そんな鮭は季節外れという意味で時鮭、時不知(トキシラズ)と呼ばれています。 鮭は、どんな調理方法にもあうため、たくさんの食べ方があります。 今日は、鮭にごまとマヨネーズをのせて、焼きました。 美味しく召し上がってください。
4月21日(金) ポークカレー、牛乳、ビーフンのソテー 今日は、【図書コラボ献立】です。「こまったさんのカレーライス」から、「ポークカレー」を紹介します。 こまったさんの家は駅前の小さな花屋です。ある日、主人のヤマさんがお友達を 連れて帰ることになり、何のごちそうをだすかとても困りました。ペットの九官鳥のムーノくんのアドバイスもあって、カレーを作ることになりました。 スーパーに買い出しに行ってカレーの材料を買います。 家に着いて早速、カレーを作り始めると玉葱で涙が出てきました。考えたこまったさんは、虫眼鏡をかけることを思いつき、かけてみるとあら不思議!玉葱が魚や、えび、たこ・・・と海の生きものに変身しています。 一緒にこまったさんも泳いで、ついでに大きなえびとまぐろもつかまえて、カレーのおいしい材料に。そのあともイカや、きざんだトマトも入れてとてもおいしいカレーになりました。結局、お友達は5人に増えて大変だったけど、「インドにきたみたい。」と喜んでくれて、わいわい楽しいお食事会になりました。 この本は、図書室にありますので、ぜひ読んでみてください。 牛島小学校のカレーライスの人参は、星型です。給食調理員さんが、星型に切ってくれています。 今日もおいしいカレーができました。完食目指して、おいしくいただきましょう。
4月24日(月) お祝いちらし寿司、牛乳、竹輪の桜えび揚げ、春きゃべつのおひたし、お吸い物で 今日は、みなさんの入学や進級をお祝いする献立です。 新しい学年がスタートして、2週間がたちました。 元気に毎日、登校してください。 日本人は昔から、お祭りや行事の日を「ハレ」と言っています。 お祝いの食事を「ハレの食事」といいます。 日本人は、自然にあるものに神の存在を感じ、それらを「八百万(やおろず)の神」として大切にしていました。身近に起こる良い事も、悪い事も全て神様によるものという考え方です。そのたびに神様への感謝の気持ちや怒りを鎮めてもらうための祭りや行事を催し、祭ってきました。 このハレの日に着る衣装を「晴れ着」といったり、何か大きなことを成し遂げようとする時の姿を「晴れ姿」というのは、このハレの日から来ています。 ハレの日に食べる食事とは、「行事食」の事を指します。 行事食とは、正月の「おせち料理」をはじめ、桃の節句の「ちらし寿司」やお花見などに持っていく「お花見弁当」などもそうです。 お誕生日にいただく特別な料理やケーキもハレの日の食事ですね。 今日は、みなさんの入学や進級をお祝いするハレの食事です。 給食調理員さんも、お祝いの気持ちを込めて給食を作りました。
4月25日(火) きなこシュガートースト、牛乳、鶏肉のトマト煮、ポトフ きなこシュガートーストのきな粉(きなこ、黄粉)は、大豆を炒って皮をむき、ひいた粉です。 加熱により大豆特有の臭みが抜け、香ばしい香りになります。 ただし実際には黄色ばかりの粉とは限らず、黄大豆を原料にしたきな粉は黄褐色なのに対し、青大豆を原料にしたきな粉は淡緑色なので、「青きな粉」や「うぐいすきな粉」(うぐいす粉)と呼ばれるものもあります。 今日のきなこは、黄大豆を原料にした黄褐色の大豆です。 「畑の肉」ともいわれるほどたんぱく質が豊富な大豆を原料としたきな粉には、良質な植物性たんぱく質のほか、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養素、さらに大豆サポニンや大豆イソフラボンといったポリフェノールが含まれています。 奈良時代のころには、お坊さんが薬として食べていたと伝えられ、江戸時代には和菓子に用いられるようになりました。 粉にすることで大豆の栄養を丸ごと摂取でき、消化吸収にも優れているので、料理に使ったり、ドリンクに混ぜたりして積極的に摂りたい食品です。 今日も、おいしく召し上がってください。
4月26日(水) ごはん、牛乳、トンカツ、切り干し大根の和え物、凍り豆腐の煮物 トンカツは、豚のヒレ肉やロース肉に小麦粉、鶏卵、パン粉などの衣をつけ、天ぷらのように160~180℃の油の中で泳がすように揚げたフライ料理です。 とんかつのルーツは、明治時代に日本で流行した洋食の「カツレツ」です。 とんかつはシチュー、スパゲッティ、ハンバーグなどと並ぶ洋食の1つです。 洋食とは日本で発達した西洋式料理であり、日本人の生活の西洋化と連動して人気がでました。日本人の舌に合うように、ディープフライの形態で揚げたとんかつは洋食店の主要な品目であると同時に専門店も存在しています。 ところで「元気を出したいときにとんかつを食べる」あるいは「とんかつを食べると元気が出る」という人も多いようです。 豚肉には疲労回復によいといわれるビタミンB1が豊富に含まれていますから、元気がでるというのも、気のせいではないのかもしれません。 しっかりトンカツを食べて、元気に過ごしてください。
4月27日(木) たけのこごはん、牛乳、さわらのあけぼの焼き、彩り野菜のごま醤油和え、ヨーグルト たけのこごはんのたけのこ(筍、竹の子、タケノコ)は、竹の地下茎の節から出る若芽のことです。読んで字のごとく竹の子なのです。 地表に先端が現れたところを掘り出して食べます。 たけのこは、ヘルシーで栄養がたっぷりな食べものとしても人気です。 主な栄養成分は、たんぱく質、食物繊維、カリウムです。 成長が早い竹にあやかり、子供の健やかな成長を願って、子供の日に食べられています。 今日は、このたけのこと、鶏肉、油揚げ、人参、さやいんげんを使って、たけのこごはんを作りました。 おいしく召し上がってください。
4月28日(金) ごはん、牛乳、豚肉の金山寺みそ焼き、青菜ともやしのソテー、けんちん汁 青菜ともやしのソテーの、「青菜」とはどんな食べ物か知っていますか? 山形県で独自に栽培されている山形青菜という野菜はありますが、一般的に青菜とは特定の食材の名前ではありません。 古くはカブの茎や葉の部分を指す名前だったようですが、現在ではカブの葉を含め、ほうれん草や小松菜、チンゲン菜などの緑色をした葉物野菜の総称として使われています。ほかにも、空心菜、春菊、ターサイ、豆苗、モロヘイヤなど、緑色であれば青菜と呼ばれます。 給食でも、毎日のようにいろいろな青菜を使っています。 今日の青菜は、小松菜です。 青菜には、成長期のみなさんに不足しがちなカルシウムや鉄などのミネラルが豊富に含んでいるので、ぜひ、食べてほしいからです。 青菜ともやしのソテー、完食できるようにしてください。 今日もおいしく召し上がってください。