令和5年度の給食
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11月30日(木) ごはん、牛乳、鶏肉の塩麹焼き、れんこんの金平、けんちん汁 「れんこんの金平」の「れんこん」は、蓮(はす)の根ではなく、地下茎(ちかけい)という茎がふくらんだものです。じゃがいもやさといもと同じということになります。ただそれらの野菜と比べて大きく違うのが、じゃがいも等は畑で育つのに比べ、れんこんは水をたっぷり張った泥の中で育つことです。その為、空気を運ぶ通気組織である気孔が発達し、茎に穴があきます。このことから、「先が見える、見通しがきく」縁起物として、お正月や慶事には欠かすことができない食材となっています。 「れんこん」は、田んぼの泥や水に含まれる栄養素や微量成分を吸収し蓄えながら成長するので、栄養価の高い野菜です。 今日はこの「れんこん」を使って、おいしく金平をつくりました。 残さずいただいてください。
11月29日(水) 豚肉とごぼうのごはん、牛乳、あじフライ、ブロッコリーと豆のごまじょう 「あじフライ」の「あじ」は1年を通して獲ることのできる魚であり、日本国内であればいつでも手に入れることができます。 カルシウムやカリウム、たんぱく質をバランスよく含んでいます。 また、DHAやEPAなどの脳の働きに良い栄養素が含まれています。 今日は美味しいあじフライをいただいてください。
11月28日(火) フレンチトースト、牛乳、ツナサラダ、白菜シチュー 「フレンチトースト」は、アメリカ州、ヨーロッパの一部、アジアの一部の国・地域などで朝食や軽食、デザートとしてよく食べられているパン料理の1種です。溶いた鶏卵と牛乳などの混合液をパンに染み込ませ、フライパンなどにバターや植物油を熱して焼いたもので、パンがしっとりした食感に変わります。 美味しく召し上がってください。
11月27日(月) ごはん、牛乳、チンジャオロースー、ナムル、春雨スープ 「チンジャオロースー」は、漢字では、「青椒肉絲」と書き、「青椒」はピーマン、「絲」は細切りのことで、”ピーマンと肉の細切り” を意味します。最初は豚肉を使ったようですが、ヨーロッパやアメリカに広がり牛肉を使うようになったそうです。ピーマンが主役の代表的な料理です。ピーマンは唐辛子を示すフランス語で、日本へは明治初期にアメリカから伝わりました。独特の苦みがあるため、苦手な子が多いようです。しかし、ビタミンAやビタミンCをたくさん含み、食べてほしい野菜です。給食では豚肉を使いました。 給食調理員さんがおいしく作ってくださいました。残さず食べてください。
11月24日(金) ごはん、牛乳、鶏肉の南部焼、切り干し大根の和え物、芋煮 「芋煮」のはじまりには大きく2つの説があります。1つは江戸時代、最上川(もがみがわ)で船に荷物を乗せる作業をしている人が、サトイモと干したタラを煮て食べたのがはじまりという説。もう1つは旧暦(きゅうれき)八月十五夜の「芋(いも)名月」の日に、サトイモをおそなえする風習から生まれたという説です。「芋煮」に牛肉を使うのが普通になったのは、昭和に入ってからのことです。 秋になると家族や近所の人どうしが河原などに集まり、大きななべで「芋煮」を作って食べる「芋煮会」が行われます。日本一の「芋煮会」では、3万人分もの「芋煮」を作っているそうです。牛肉のほか豚肉を使ったり、味つけもしょうゆ味やみそ味など、地域によっていろいろな違いがあります。 山形県の芋煮は、有名です。 今日は、給食調理員さんがおいしく「芋煮」を作ってくれました。 残さずいただきましょう。
11月22日(水) ごはん、牛乳、さんまのピリ辛揚げ、即席漬け、磯煮 さんまのピリ辛揚げの「さんま」は、秋の味覚の代表的な魚です。 旬のさんまは脂ののりが良く、塩焼で食すのが秋の味覚の代表格です。さんまは餌を食べてから排出するまでの時間が短いために、内臓にえぐみがなく、塩焼時に「はらわた」も美味しく食べられるのが特徴です。さんまには、血液の流れを良くすると言われる成分が含まれており、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を予防する効果があると言われています。またドコサヘキサエン酸も豊富に含まれていて、悪玉コレステロールを減らす作用があると言われています。 栄養豊富な、旬のさんまを美味しくいただきましょう。
11月21日(火) 焼きそば、牛乳、小松菜とじゃこのサラダ、さつまいも蒸しパン 焼きそばは、中華麺を豚肉などの肉類・キャベツ・ニンジン・タマネギ・モヤシなどの野菜類といった具とともに炒めたものです。 日本ではウスターソースを使用した「ソース焼きそば」が、一番なじみがあると思います。 今日の焼きそばも「ソース焼きそば」です。 焼きそばは、「ソース焼きそば」のほか種類も豊富です。また、日本各地のご当地焼きそばも多く、地域おこしを兼ねて地域の名称が付けられている料理が多きあります。 私たちの春日部市には、【春日部焼きそば】という、あんかけ焼きそばがあります。 今日は、みなさんソース焼きそばを味わっていただいてください。
11月17日(金) かてめし、牛乳、わらじかつ、さいのくにこんにゃくサラダ、イチゴミルクゼリー 今日は、食育の日の献立、埼玉県の郷土料理「かてめしとわらじかつ」を紹介します。 かてめしは秩父地方の郷土料理です。米に加える食材を「かて」とよびます。 米があまりとれず貴重だったころ、ごはんの量を増やすために、大豆や野菜、海藻などいろいろな食材を混ぜ込んで作ったのがはじまりです。 この混ぜ込む食材を「かて」と呼ぶことから『かてめし』といわれるようになりました。また、小鹿野町には、あまからいタレで味つけしたわらじカツ丼という料理があります。薄くて大きいカツが、わらじに似ているので、その名前がついたそうです。手作りのミルクゼリ-には、埼玉県春日部市産のいちごを使ったゼリーです。  この機会に郷土埼玉県の味を食卓に並べてみませんか。 おいしくいただきましょう。
11月16日(木) 中華丼、牛乳、しゅうまい、華風和え 今日は、中華にまとめた献立です。 中華丼は、白飯の上に八宝菜を盛りつけた中華料理です。 中国では昔から、八宝菜をご飯にかけて食べる人が多数いたが、あまり上品とはされていませんでした。 中華丼としての成立は日本が発祥とされ、「中華丼」という名称も、浅草の来々軒の作とする説があります。 また、しゅうまいは、豚ひき肉や玉ねぎを混ぜた具材を、小麦粉の薄皮で包み、蒸した料理のことを言います。具材のジューシーさと、皮のモチモチが相性抜群です。餃子よりもあっさりとした味わいです。醤油やからしをつけて食べることが多いです。 しゅうまいの歴史は、17世紀頃までさかのぼります。内モンゴルで生まれ、中国の至るところに広がっていったと言われています。 広がっていく過程の中で、地域ごとに具材や味付けが変化していったようです。 日本の歴史としては、「江戸時代初期に長崎に入ってきた」「1899年頃に横浜の中華料理店が販売した」などが言われています。人気料理となったしゅうまいは、だんだんと日本各地に広がっていきました。本場と同じように蒸す食べ方や、油で揚げる食べ方など、日本でも様々な食べ方が広がっています。 給食調理員さんが、一生懸命に作ってくださいました。 美味しくいただきましょう。
11月15日(水) 赤米ごはん、牛乳、ぶりのゆずこしょう焼き、いろどりおひたし、お祝いすまし汁 今日は、牛島小学校開校49年をお祝いする献立です。 お祝いの時食べるものとして、お赤飯があります。 一般的だとされているお赤飯は、もち米を使用しており、小豆を入れて蒸したご飯のことですが、その昔は赤米を蒸したものであったそうです。赤米とは、縄文時代に中国大陸から伝わったお米で、炊き上がりの色が赤飯によく似ています。日本では、古くから赤い食べ物は邪気を払うと考えられていたため、神様に赤米を備えるという風習もあったのだそうです。 今日は、春日部の赤沼というところで、10月に収穫した赤米をつかって、赤米ごはんを作りました。 また、ぶりのゆずこしょう焼きのぶりは、縁起のよい魚と言われます。その理由は、ぶりは成長するに従い、名前が変わっていきます。 地域によって呼び方は違いますが、一般的には、体長15㎝程度までのものをワカシ、40cmくらいのものをイナダ、60㎝くらいのものをワラサ、それ以上大きくなるとブリと呼ばれるようになります。 成長するにしたがって名前が変化するぶりは、出世魚だから縁起がいいと言われています みんなで、今日は牛島小学校の開校をお祝いしましょう。 残さずいただきましょう。
11月13日(月) ごはん、牛乳、ほっけの塩焼き、磯香和え、じゃがいものそぼろ煮 ほっけは、アイナメ科の魚で、まほっけと体に縞模様があるしまほっけがいます。 味の特徴は、まほっけは脂はそこまでなく、ほくほくとしていて淡白な味わいです。 一方、しまほっけは肉厚で脂がのっていて身がプリプリ、ジューシーで、脂のりの良い魚が好きな人に好まれる味です。 まほっけもしまほっけも、身がしっかりとしているので、皮からほろりと身が外れ、骨離れもよく、食べやすい魚です。 ほわりとした厚い身に、甘みのある脂が溶け込んでいておいしいです。 ほっけは一般的に、秋から冬にかけてがおいしいとされています。場所によって旬はことなりますが、北海道と東北、北陸の日本海側が主な産地で、羅臼、礼文、秋田、山形、新潟、能登、金沢などからほぼ1年中入ってきます。 今日のほっけは、しまほっけです。 みなさんおいしくいただきましょう。
11月10日(金) おっきりこみ風うどん、牛乳、梅田ごぼうのかき揚げ、青菜ともやしのソテー NPO法人 まちづくり協議会・元気塾」のみなさんが、大切に栽培している「梅田うまみごぼう」を給食に使いました。 「梅田うまみごぼう」は、春日部市の伝統作物です。 この「梅田うまみごぼう」を使って、きょうは、かき揚げを作りました。 給食時間に、〈食育チャンネル〉でも、紹介しました。見てください。 梅田ごぼうは、春日部市梅田地区で育ったごぼうで、太く皮がごつごつしていますが、肉質は柔らかく、香りがあって、味が良いものです。 古利根川の恩恵で作られた、粘土質の層と砂地の層がある梅田の土壌は特別で、同じ種でも、他の土地で栽培すると梅田うまみごぼうはうまく育たないと言われています。
11月9日(木) きのこのハヤシライス、牛乳、コーンサラダ 今日のハヤシライスに入っているきのこは、えのきたけ・しめじ・マッシュルームです。 きのこは、”菌類”(きんるい)というグループに属する生物です。 菌類と一口にいってもたくさんの種類がありますが、その中でもある特定の器官が目で見えるほど大きくなる種類を特別に『きのこ』に分類しています。 日本に生えているきのこは約5,000種、そのうち種名がわかっているのは約1,800種、食用は約700種と言われています。 日本人は、きのこ好きといわれているようですが、食べているきのこの種類は意外と少ないような気がします。 みなさんは、どんなきのこを知っていますか? きのこがはいったハヤシライスをおいしく召し上がってください。
11月8日(水) ココア揚げパン、牛乳、チリコンカン、ワンタンスープ チリコンカンとは、メキシコ料理が由来のアメリカ南部テキサス州発祥とされる郷土料理のことです。メキシコ風のアメリカ料理である「テクス・メクス料理」の代表格として、日本でも人気があります。19世紀半ばころにテキサス州南部で考案されたといわれていて「州の料理」にも指定されるほど地域の人に親しまれている家庭料理です。 チリコンカンの誕生には諸説ありますが、冷蔵庫がなかった時代に鮮度が落ちた肉を調理する方法として、臭み消しのハーブや香辛料を加えて煮込んだのがはじまりだといわれているそうです。 チリコンカンという料理名は「チリ(唐辛子)とカルネ(牛肉)」を意味する「チリ・コン・カルネ」というスペイン語が語源とされています。 全国の学校給食でも、人気があるので献立に採用されています。 今日も、給食調理員さんがおいしく作ってくださいました。 完食目指して、おいしくいただきましょう。
11月7日(火) 今日の献立は、中華風ピリ辛ごはん、牛乳、さばのねぎ醤油焼き、長芋サラダ、チンゲン菜のスープ 日は、11月の図書コラボ献立「いもほりきょうだいホーリーとホーレ」から、長芋サラダを紹介します。 山にやってきた、いも堀り兄弟のホーリーとホーレ。 今日は「やまいも」を掘りにやってきました。はじめにやまいもの葉っぱをさがします。色んな葉っぱを探してやっと見つけました。 その葉っぱを辿ってやまいもを掘っていきます。掘っても掘ってもなかなか先が見えてきません。掘っているホーリーもそのうち、穴の中にもぐっていき、姿が見えなくなりました。 山のたぬきもそばで見守っています。掘って掘って途中、もぐらのお家があってかわいいもぐらにも会えました。やっとやまいもの先が見えてきてホーリーも嬉しくなりました。 大きくて大事なやまいもをホーリーとホーレの2人でかついで歌いながら帰っていきました。美味しく食べられたかな。そんなお話です。 みなさんも、ぜひ読んで見てください。 長芋サラダを味わっていただきましょう。
11月6日(月) 今日の献立は、ごはん、牛乳、豚肉のアップルソース焼き、味噌和え、五目煮です。 今日は、豚肉のアップルソース焼きの、アップル(りんご)についてお話します。 りんごは古くから食べられてきた果物で、約4000年の歴史があるといわれています。 日本では江戸末期~明治初期に、アメリカから伝わったりんごの苗木を栽培したのが始まりです。栽培に適した気候と考えられた津軽地方や北海道、長野県などに苗木が送られました。 りんごは、栽培には涼しい地域が適しているため、現在は青森県や長野県、岩手県などで栽培が盛んです。 りんごに含まれている代表的な栄養素には、ビタミンCや食物繊維、カリウムが挙げられます。 りんごは栄養価が高く、幅広い効果を持つといわれています。イギリスでは「一日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるほどです りんごには、たくさんの種類があり、味はもちろん大きさや色、形などさまざまです。 世界では約15,000種、日本では約2,000種類のりんごがあります。 今は、りんごの旬です。いろいろなりんごがやお店に並んでいると思います。 みなさんも、旬のりんごを味わってください。 今日もおいしく、召し上がってください。
11月2日(木) 黒パン、牛乳、大豆ハンバーグ、花野菜のアーリオオーリオ、野菜スープ 花野菜のアーリオオーリオの「花野菜」とは、花の茎やつぼみ、花を利用する野菜の総称です。代表的な花菜類は、ブロッコリーやカリフラワー、なばな(菜花)などです。 食用菊も花を利用するため花菜類となります。 花を食べる野菜という意味で「花野菜」と呼ばれています。 「花野菜」といえば、ブロッコリー・カリフラワーが代表的です。 ブロッコリー・カリフラワーはアブラナ科の野菜です。 これらは花蕾(からい)というつぼみの部分が主に食用となります。そのため、茎の部分を捨ててしまう方も多いですが、茎も食べることができます。 茎の部分はビタミンCが豊富なので、茹でたり炒めたりして、ぜひ捨てずに食べましょう。 普段食べているブロッコリーはつぼみを食べているので、成長すると黄色い花が咲きます。アブラナ科なので、菜の花のような花になります。 花菜類の栄養的な特徴としては、全般的にビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。 今日は、ニンニクとオリーブオイルを使って、花野菜のアーリオオーリオを作りました。 残さずいただいてください。
11月1日(水) ごはん、牛乳、笹かまの狭山茶揚げ、おかか和え、具だくさん味噌汁 笹かまの狭山茶揚げの「笹かま」は、仙台市内の仙台市内のかまぼこ店が、ヒラメを用いた笹の葉型の焼きかまぼこを売り出したのがはじまりと言われています。 明治35,6年頃、閖上(ゆりあげ)から金華山(きんかさん)にかけて、ヒラメの大漁がつづきました。 消費地である仙台に盛んに運び込まれましたが、当時は輸送力も、保存設備も不十分で、ひと山いくらで叩き売りされても、なお持て余す始末でした。 そこで贅沢なヒラメを使ったかまぼこが作られるようになりました。 ヒラメのかまぼこは香りや味は上等ですが、たらやぐちなどの身の硬い魚のように腰の強さがないのが欠点でした。 試行錯誤のすえ、鮮度の良い材料に鰹節で味をつけ、でん粉などの増量材は使わず、みりん・酒・砂糖・卵白等で練り合わせることで、プリっとした食感のかまぼこが完成し、今日に至っています。 名前の由来は、昭和の時代に伊達家の家紋である「竹に雀」から、「笹かまぼこ」と呼ばれるようになったようです。 今日は、埼玉県の狭山茶を衣に混ぜて、油で揚げました。 美味しく召し上がってください。