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令和5年度の給食
10月30日(月)
そぼろごはん、牛乳、鯖の塩焼き、甘酢和え、味噌汁
甘酢和えに使っている「かぶ」は、チンゲンサイや白菜、菜の花、キャベツなどと同じくアブラナの一種です。日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地にわたり沢山の品種が栽培されてきました。また、その呼び名も様々あり、一般的に知られているものでは「かぶら」や「かぶな」などがあります。
かぶは別名で「すずな」とも言われ、春の七草のひとつでもあります。
根の部分だけではなく、 葉もおいしく、品種によっては主に葉を食べるものもあります。根は淡色野菜で、葉は緑黄色野菜です。栄養面では断然葉の方が多く含んでいます。
赤かぶ、白かぶ、大小といろいろありますが、最も一般的なものは白い「小かぶ」です。
今日は、小かぶと葉を使って、醤油、酢、砂糖、ごま油、ごまで作った甘酢を合わせていただきます。
美味しくいただいてください。
10月27日(金)
今日の献立は、さといもごはん、牛乳、ほっけのみりん焼き、小松菜の生姜醤油和え、お月見団子汁です。
今日は、十三夜です。
十三夜にちなんだ献立です。
十五夜のお月見が有名ですが、実はお月見には十五夜だけでなく「十三夜」もあります。
お月見というと満月のイメージがありますが、十三夜の月は満月になる前なので少し欠けています。
しかし、十三夜の月が満月に向かっていく頃のものということで、「これからまさに満ちていく月」であり、縁起がいい月とされているようです。
十五夜は台風シーズンなので月が見られないことも多いのですが、十三夜の頃には天候が安定するため「十三夜に曇りなし」という言葉もあります。
今日は、満月に見立てたかぼちゃ入りのお団子を作って、汁の中にいれました。
給食調理員さんが、一つ一つ手作りしてくれました。
今日は、夜空を見上げてみましょう。
澄んだ月がみられるといいですね。
10月26日(木)
山型食パン、いちごジャム、牛乳、はんぺんの香味焼き、大根のサラダ、クリームシチュ―
今日は、今月2回目となる、図書コラボ献立です。
今日は、「ジャムつきパンとフランシス」「ルドルフとイッパイアッテナ」から、山型食パンといちごジャム・クリームシチューを紹介します。
「ジャムつきパンとフランシス」は、「ジャムつきパンしか食べたくない」とわがままを言う主人公のフランシス。そんなフランシスに、お母さんはやさしく、かしこい作戦をじっこうすることにしました。すると、フランシスは・・・
どうしたでしょうか?
また、「ルドルフとイッパイアッテナ」は、猫と人間、それぞれの愛と友情の物語です。 ひょんなことから、長距離トラックで東京にきてしまった黒猫ルドルフ。土地のボス猫と出会い、このイッパイアッテナとの愉快なノラ猫生活がはじまりました。
魔女みたいなおばあさんや魚やのおにいさん、給食室のおばさん、クマ先生らに食べるものをもらって生きています。2匹は、給食室のおばさんが作るクリームシチューが、大好物です。
魔女みたいなおばあさんのカレーライスも気になります。とても面白い本です。
さあ、みなさん読書の秋です。ぜひ、本を読んでみてください。
10月25日(水)
ピリ辛味噌丼、牛乳、のっぺい汁で
今日は、ごはんの上に、ピリ辛味噌丼の具をのせて、召し上がってください。
さい。
「のっぺい汁」は、佐賀県の家庭で伝わる汁物で、「のっぺ汁」や「ぬっぺい汁」と呼ばれることもある。
“のっぺ”や“のっぺい”とは、片栗粉で汁にとろりとした濃度をつけていることを意味し、そのとろみとサトイモやゴボウなどの根菜がたくさん入っているのが特徴です。
日常的な食事に、特に冬、体を温める一品として食べられていました。
また、人が集まる日にもよく食べられており、行事によって入れる具材が異なるようです。例えば、お祝いには鶏肉、結婚などのおめでたい日にはあずき、供養の席では肉を入れずに花麩などをいれるようです。
野菜など具だくさんで醤油、塩などによる味付けは変りません。
佐賀県の郷土料理、のっぺい汁を味わっていただいてください。
10月23日(月)
ごはん、牛乳、豚肉の生姜焼き、切り干し大根の和え物、ごまみそ汁
豚肉の生姜焼き(しょうがやき)とは、ショウガの汁を加えた醤油とみりん、砂糖などをベースにしたタレに漬けた豚肉を焼いた日本料理です。
単に生姜焼きと言えば「豚の生姜焼き」を意味します。
似ている料理に、ポークジンジャーというのがあります。
ポークジンジャーはしょうが焼きより豪華なイメージがあります。
厚めにスライスした豚肉をタレに漬け込んで焼くのが基本で、味付けやタレには赤ワイン・はちみつ・すりおろしたリンゴがよく使われます。 一方、しょうが焼きは日本の家庭料理に多い「生姜・しょうゆ・みりん・日本酒」を加えて焼いた料理になります。
おいしい豚肉の生姜焼きができました。
ごはんのおかずにとっても合うと思います。
残さずいただいてください。
10月20日(金)
かきたまうどん、牛乳、じゃがいもの青のり焼き、小松菜の炒め物
かきたまうどんの”かきたま” とは、といた卵に片栗粉を加えて汁に流し込んだものです。 汁物やそば・うどんなどに使われる料理です。 かきたまを汁に流し込むとふわふわと浮いてきて熱を逃がさないようにするため温かさが持続します。
「かきたま」ににているものに「玉とじ」がありますが、その違いは、
「かき玉」は片栗粉でトロミを付けていて、「玉とじ」はトロミが無い、ということの違いのようです。
名前の由来は白身と黄身をかき混ぜた、卵汁ということです。 ちょっとしたコツで、糸を引いた様な卵が表現できます。 シンプルな料理ですが、卵の旨味と葱の香りを存分に感じられます。
今日は、このかきたま汁をうどんの汁にしました。
美味しく召し上がってください。
10月19日(木)
今日の献立は、ごはん、牛乳、いわしのかば焼き、ゆばとかんぴょうのあえもの、いとこ煮です。
今日は、今月の食育の日の献立、栃木県の郷土料理「いとこ煮」を紹介します。
「いとこ煮」は、全国各地に見られる郷土料理ですが、栃木県の「いとこ煮」は、かぼちゃと小豆を使った甘い味付けが特徴です。
小豆とかぼちゃは煮えるまでの時間が違うため、まず、小豆を柔らかくなるまでゆで、かぼちゃを加えさらに煮ます。
堅いものから順番に煮ていくため『追い(甥)追い(甥)煮る』の意味から「いとこ煮」と命名されたと言われています。
おいというのは、自分の兄弟姉妹の息子を指す言葉です。
また、栃木県は『湯波』と『かんぴょう』も特産品になっています。
日光湯波は、『ば』の字が『葉』ではなく『波』と書き、厚みがあります。
仏教修行が盛んになった頃からあり、精進料理には欠かせない食べ物です。
栃木県のかんぴょうは全国生産量の98%を占めています。漢字のかんぴょう(干瓢)の干の字が『一』と『十』で成り立っていることから栃木県では、1月10日を『かんぴょうの日』と定め、かんぴょう祭りが行われています。
栃木県の郷土料理を味わって食べてください。
10月17日(火)
ごはん、牛乳、ツナの焼きさんが、おかかあえ、磯煮
ツナの焼きさんがのさんが焼きとはなんでしょう。
房総半島近くの海ではアジ、イワシ、サンマなどの魚がたくさんとれます。
漁師さんたちはとれた魚を船の上でみそといっしょに細かくたたき、「なめろう」という料理を作りました。
漁師さんは山へ仕事に行くときには、アワビのからにあまった「なめろう」を入れて持っていき、山小屋で蒸したり焼いたりして食べました。
山の家で食べた料理ということで、この料理を「山家(さんが)焼き」と呼ぶようになりました。
今日は、ツナを使って、ツナのさんが焼きを作りました。
給食調理員さんが、美味しく作ってくださいました。
残さずいただきましょう。
10月13日(金)
もやしそば、牛乳、ポテトのチーズ焼き、エリンギのソテー
エリンギのソテーのエリンギはきのこの仲間ですが、しいたけやえのきたけなどと比べて、みなさんはあまり食べてないかもしれません。
エリンギは、ヒラタケ科のキノコで、ヨーロッパなどで一年を通して収穫することができるキノコです。
エリンギの原産はヨーロッパや北アメリカといわれており、セリ科植物のエリンジウム属のセリ科の草の根っこにすみついて成長することから名づけられました。
エリンギは、白く太い柄に褐色のたいらなカサがあり、噛むと弾力のある食感を楽しむことができます。
エリンギは、他のキノコに比べ、甘みがあることが特徴です。また、食感と味がアワビに似ているということから日本では「あわびたけ」とも呼ばれます。
エリンギは食物繊維を含む他、免疫力を向上させるβ-グルカンや、ナトリウム(塩分)を排出するカリウムを豊富に含んでいます。また、エリンギには豊富に含まれるトレハロースに骨粗しょう症を改善する効果があるといわれています。
今日は、小松菜、にんじん、きゃべつと一緒に油で炒めました。
味付けは、塩、こしょう、オイスターソースです。
美味しく召し上がってください。
10月12日(木)
ごはん、牛乳、ささみのレモン煮、味噌和え、田舎汁
味噌とは、主原料の大豆(だいず)を蒸すか煮るかして、麹(こうじ)と食塩を加えて、発酵、熟成させた半固体状の調味料です。
基礎調味料の「さしすせそ」の「そ」はみそのことです。
味噌は中国で発祥し、朝鮮半島を経て、平安時代に日本へ製法が伝えられたといわれます。最初につくられたのは豆味噌で、のちに米麹や麦麹を使う製法が誕生し、江戸時代には一般庶民のあいだにも普及するようになりました。
一時、味噌は塩分過多の要因とされて消費が落ちていましたが、最近ではその栄養的価値が見直され、健康食として高く評価されています。
米味噌、麦味噌、豆味噌に大別され、さらに含まれる塩分によって甘味噌と辛味噌、色の濃淡によって白味噌、淡色味噌、赤味噌にわけられます。
給食では、赤味噌と白味噌を主に使うことが多いです。
今日の味噌和えには、赤味噌を使いました。
小松菜、人参、キャベツの野菜を使いました。
美味しく召し上がってください。
10月11日(水)
カレーライス、牛乳、ビーンズサラダ
ビーンズサラダのビーンズというのはどういう意味でしょう。
正解は豆です。英語で豆のことをビーンズ(beans)といいます。
今日はビーンズサラダに、大豆が入っています。
英語で大豆はソイビーンズ(soybeans)、となっています。
大豆とえだまめは、同じものですか?という質問を5年生からありました。
大豆とえだまめは、収穫時期が違うだけでもともと同じものです。畑になっている枝豆を秋までおいておき、乾燥させたものが大豆です。
しかし、収穫時期がちがうことで、その栄養価も違ってきます。
五大栄養素の分類では、大豆はたんぱく質、えだまめはビタミンに分類されます。
今日は、小松菜、キャベツ、にんじんと大豆とツナを使って、サラダを作りました。ドレッシングも、酒、醤油、ごま、砂糖、油を使って、作りました。
今日もおいしく、召し上がってください。
10月6日(金)
藤の牛島パン、牛乳、豚肉のピカタ、コーンサラダ、じゃがいものコンソメスープ煮、みかん入りミルクゼリー
今日は、わくわくモーモースクールが実施されています。
普段経験することができない経験をします。その経験から、学ぶことも多くあります。
乳しぼり体験や子牛とのふれあいを通じて命の尊さ、牛乳や酪農に対する理解を深め、食を支えてくれる人々の心を感じることができるのではないでしょうか。たくさんのことを感じて、考えてほしいと思います。
今日の献立の藤の牛島パン、牛乳、豚肉のピカタ、みかん入りミルクゼリーは、
牛の恩恵を受けて、いただいてできた料理です。
牛、牛乳や酪農に従事する人、製品を作る人、運ぶ人、調理する人など、
感謝していただいてほしいです。
今日もおいしくいただいてください。
10月5日(木)
ごはん、牛乳、トンカツ、きな粉和え、けんちん汁
きな粉和えのきな粉は(きなこ、黄粉)は、大豆を炒って皮をむき、挽いた粉です。
加熱により大豆特有の臭みが抜け、香ばしい香りになります。
語源は「黄なる粉」で、黄な粉とも書きます。
きなこの原料である大豆が日本に伝わってきたのは弥生時代と言われています。 伝来直後は大豆を炒ったり煮たりして食べていましたが、奈良時代に入ると醤油などに加工して利用されていきました。
奈良時代初期には、すでに大豆を粉にして使われており、平安時代の和漢辞書『和名類聚抄』(わみょうるいじゅうしょう)には大豆を引いて粉にした「未女豆岐(まめつき)」という記述が残っています。
しかし、きなこが庶民の食べ物として浸透していったのは菓子作りが盛んになった江戸時代でした。きなこを使った有名なお菓子である「安倍川餅」は、徳川家康が駿河国(現在の静岡県)で見つかった金山の金を検分する際、餅にきなこをまぶして献上されたことが始まりと言われています。
現在、きなこは餅にまぶして食べるほか、お菓子に加工されたり、牛乳やヨーグルトなどの乳製品に混ぜて食べるなどが主流となり、健康維持への補助食品としても活用されています。
サラダにかけたり、お味噌汁の隠し味としても利用され、様々なレシピとしての広まりもみせています。
給食では、きな粉揚げパンは、良く知られていますね。
今日は、野菜ときな粉を和えて、おいしく召し上がってください。
10月4日(水)
今日の献立は、キャロットライス、牛乳、かぼちゃのミートソース焼き、鉄骨サラダ、フルーツポンチです。
今日は、かぼちゃのミートソース焼きのかぼちゃについてお話します。
かぼちゃは、カロテンなどのビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含んだ、栄養価の高い緑黄色野菜です。 ひと口にかぼちゃといってもいろいろな品種があり、日本では「栗かぼちゃ」と呼ばれる西洋かぼちゃが一般的です。
じゃがいものようにほっくりとしていて甘みが強く、加熱すると皮が柔らかくなり、むかずに食べられます。
かぼちゃは、日本にはカンボジアからわたってきたという説があります。
もともとの生まれはアメリカ大陸(たいりく)です。 かぼちゃには「東洋かぼちゃ」という種類(しゅるい)と、「西洋かぼちゃ」という種類(しゅるい)があって、「東洋かぼちゃ」は中米、「西洋かぼちゃ」は南米で生まれたそうです。
収穫ピークは夏(7~8月)ですが、実は甘くホクホクしたかぼちゃを楽しめる旬の季節は秋です。 夏の収穫後、数ヵ月の保管を経て秋になると、水分が抜けて甘みが増したかぼちゃが全国的に出回ります。 かぼちゃをより安くてお得に購入できるのは、最も出回る9~11月頃です。
今日は、旬のかぼちゃに給食調理員さん特性のミートソースをかけて、オーブンで焼きました。
今日もおいしく召し上がってください。
10月3日(火)
ごはん、牛乳、ホイコウロウ、バンサンスー、スーミタン
今日は、中国料理を組み合わせた献立です。
ホイコーロウは、四川料理の一つです。豚バラ肉とキャベツ、長ネギなどを炒いため合わせ、豆板醤と甜麺醤とで味を付けたものです。
バンサンスー(拌三絲)の「バン(拌)」は中国語で「和える」、「サン(三)」は中国語でも数字の「3」、「スー(絲)」は中国語で「糸のように細く千切りにする」という意味があります。
また、「バンサンスー」は、3 種類の食材を千切りにした和え物のことを言います。
粟米湯(スーミータン)は中華風コーンスープのことです。 粟米(スーミー)は中国では「とうもろこし」、湯(タン)は「スープ」という意味になります。
今日は、中国料理を味わっていただきましょう。
10月2日(月)
黒パン、牛乳、タンドリーチキン、チップスサラダ、マカロニスープ
今日は、10月の図書コラボ献立です。
「せかいでさいしょのポテトチップス」から「チップスサラダ」を紹介します。
このおはなしはみんなが大好きなポテトチップスのおはなしです。主人公のクラムさんはお料理が大好き、なんでも作れてスイーツもできます。「クラムのレストラン」というお店まで始めてしまいました。
クラムさんは料理をしているだけで幸せです。お客さんはモリモリ食べてくれ、クラムさんの料理はみんなが1番だと思っています。そんなある日、フィルバートという1人のお客さんがやってきました。この人は料理にうるさく、こだわりがあって注文は「ポテトだけ」でした。それを聞いたクラムさんはおいしいポテトを作りますが、フィルバートは何度もお皿を押しのけて食べてくれません。その繰り返しでなかなかうまくいきませんでした。
そしてクラムさんが今までで1番、薄くスライスしてカリカリに揚げて、塩をたっぷりとふったポテトを提供してみました。フィルバートはそのポテトを眺め、積み上げたり手に取ってパリンとわったりして、とうとう口に運びました。そして「完璧だ!」と大声で言いました。さぞかし美味しかったのかお皿のポテトはあっという間になくなりました。ポテトを食べた他の人も「ほっぺがおちそう」と喜んで食べてくれました。パリパリ美味しいポテト、それがあのポテトチップス!早速クラムさんの新しいメニューに加わりました。クラムさんの努力が実ってよかったです。
今日は、この
ポテトチップスをサラダに加えていただきます。
給食調理員さんが、ポテトチップスをおいしく油で揚げてくれました。
みなさん、美味しく召し上がってください。