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令和4年度の給食
2月28日(火)
ハヤシライス、牛乳、春雨サラダ、みかんシャーベット
春雨サラダの春雨はリョクトウ(緑豆)あるいはジャガイモ(馬鈴薯)やサツマイモ(甘藷)、トウモロコシなどから採取されたデンプンを原料として作られます。
春雨は西暦1000年前後には中国で作られていた食品のようです。
日本には、禅宗の精進料理の材料として鎌倉時代に伝来したとされました。
日本では奈良県が主産地で、全国の生産の約6割を占めています。
春雨は乾燥したままでは食用に向かないので、食べるには何らかの調理を必要です。
一般的なのは、水か湯で少し戻してから加熱し、煮物や炒め物に使います。また、戻したものを春雨サラダのような和え物料理にもします。
今日は、もやし、小松菜、にんじんを一緒に使って、サラダにしました。
おいしく召し上がってください。
2月27日(月)
鶏肉ときのこのガーリックピラフ、牛乳、凍り豆腐のチーズ焼き、野菜ソテー、ヨーグルト
凍り豆腐のチーズ焼きの凍り豆腐は、鎌倉時代末期にうまれた日本独特の食品です。
凍り豆腐は、豆腐を屋外で凍らせて乾かした豆腐のことをいいます。
凍り豆腐にはふたつの系統があり、ひとつは高野山で生まれた「高野豆腐」、もうひとつが信州や東北地方の農村地帯で生まれた「凍み豆腐」です。このふたつの総称が「凍り豆腐」と呼ばれています。
高野豆腐と凍み豆腐は、作られる過程が違っています。高野豆腐は凍った豆腐にお湯をかけて溶かし、水を絞ってから乾燥させて作りますが、凍み豆腐は自然乾燥させて作ります。
凍り豆腐は、良質なたんぱく質や鉄、カルシウムなど栄養も豊富で、
健康効果が期待できる食品です。
今日は、高野豆腐、牛乳、玉ねぎ、ツナ、チーズを使って、調味料に塩、こしょう、マヨネーズを使って、焼きました。
おいしく召し上がってください。
2月24日(金)
二色揚げパン、牛乳、花野菜のアーリオオーリオ、クラムチャウダー、いち
今日の二色揚げパンは、児童の熱い希望から、献立に取り入れました。
今日の二色揚げパンは、きな粉とココアの2種類です。
みなさんに、揚げパンは人気ですね。
牛島小学校の給食調理員さんは、この揚げパンを作るのがとても上手です。
みなさんに、おいしく食べてもらえるように、今日も張りきって作ってくださいました。
さて、花野菜のアーリオオーリオですが、イタリア語で、アーリオ (aglio) はニンニク、オーリオ (olio) は油(特にオリーブオイル)を意味します。
ブロッコリーとカリフラワーを使って、オリーブオイルにニンニクを加え、風味が全体に行き渡るように作りました。
おいしく召し上がってください。
2月22日(水)
ごはん、牛乳、さばの竜田揚げ、青菜のごま醤油和え、せんべい汁
せんべい汁の主人公の南部せんべいは、旧南部藩の領地だった青森県南東部から岩手県北部にかけての伝統食品で、小麦粉に塩と水を混ぜ鉄製の型で丸く焼いたものです。戦前、農家の多くは鉄製の型を持っており、せんべいは冷害が多く米がよく取れなかった地域の貴重な保存食でした。
これを味噌汁や鍋に入れて煮たものが「せんべい汁」です。
起源は諸説ありますが、戦前に川で捕れたウグイを使ったあら汁に、せんべいを入れて煮たのがきっかけといわれています。
この料理は地元で受け継がれたが「せんべい汁」という呼び名が定着したのは平成になってからです。
家庭でだけ食べる地味な料理と思われていたものを、観光客向けの名物にしようと、八戸市の観光団体がPRに乗り出して、全国にその名を知られるようになりました。
おいしく召し上がってください。
2月21日(火)
ごはん、牛乳、豚肉のピカタ、ほうれん草と春雨のソテー野菜たっぷりスープ
ピカタはイタリア料理です。
槍(フォーク)でひと突きしてひっくり返せるような薄い肉を使うことから名付けられたそうです。
イタリアでは、卵を使わずに小麦粉だけで薄切り肉を焼き、日本では薄切り肉や魚、野菜などの食材を卵液で包み込み焼きます。
アメリカでは鶏肉のピカタが一般的で、ケッパーやレモンソースを使います。今では発祥であるイタリアより、他国の方が知名度は高くなっています。
また卵が高価だった時代は、洋食レストランの定番メニューでしたが、現在ではどちらかというと家庭料理となっています。
今日は、豚の胸から腰の部分にかけての、背中側のロース肉を使って、
作りました。
ロース肉は、キメが細かく柔らかな肉質が特徴です。
おいしく召し上がってください。
2月20日(月)
野沢菜とわかめのチャーハン、牛乳、鶏肉の山賊焼き、茹でキャベツ、大平
今日は、食育の日の献立、長野県の郷土料理を紹介します。
「大平(おおびら)」は長野県木曽地方の郷土料理で、漆塗りの平椀(おひら)に盛ってふるまわれる事からこの名前がつきました。
冠婚葬祭の時に出される馴染みの深い料理です。作り方は家庭によって様々で、お祝いの時は材料を末広がりに切り、仏事の時は短冊にする事もあるようです。
「鶏肉の山賊焼き」は『鶏肉の山賊揚げ』とも呼ばれ、しょうゆとにんにくに漬け込んだ、大きな鶏肉のから揚げです。
松本市内ではクリスマスの季節、スーパーなどでもローストチキンとともにこの鶏肉料理が並びます。
また野沢菜は約250年前、野沢温泉の和尚さんが京都からカブの種を持ち帰って育てたところ、突然変異で育った野菜だと伝えられています。この野沢菜を取り入れた「野沢菜とわかめのチャーハン」も取り入れました。
長野県の郷土料理を味わってください。
2月17日(金)
スパゲティナポリタン、、牛乳、鉄骨サラダ、鬼まん
鬼まんは、戦中、戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使って作られ、米の代わりの主食として広まりました。角切りにしたさつまいもの角が、ゴツゴツ見え、鬼のツノや金棒を想起させたことからこの名がついたといわれます。
地域によって「芋ういろ」や「芋まん」「芋まんじゅう」など、さまざまな呼び名があります。
戦時中は、さつまいもの美味しさよりも、量が優先されたため、収穫量が多い“護国芋”という品種が生産されていました。
しかし、その味は現在の紅あずまや紅はるか、安納芋といった甘みがあって口当たりがなめらかなものと違い、水っぽく旨味がない芋だったようです。
その後、高度経済成長期に、農家において腹持ちの良い、安価なおやつとして重宝され、定着していきました。
今日は、蒸しパンミックスと牛乳を使い、おいしく作りました。
完食目指して、召し上がってください。
2月16日(木)
ごはん、牛乳、鮭のごまマヨネーズ焼き、味噌和え、肉じゃが
肉じゃがは、肉とじゃがいもを醤油や砂糖などで甘辛く味付けした煮物です。玉ねぎやにんじん、糸こんにゃくなども入れることがあります。
肉には決まりがなく、牛肉、豚肉、鶏肉などが使用されます。
日本人に広く親しまれている肉じゃがです。
肉じゃがは、「ビーフシチューを作ろうとして、肉じゃがができた」という、料理の由来もあります。
まだ西洋料理に慣れていなかった、明治時代の当時の日本人のために、アレンジされた肉じゃがは、健康食としても重宝され、多くの人が病気から救われました。
その陰の立役者が味付けに使われた「砂糖」と「醤油」です。
昔から愛される甘辛い「日本のおふくろの味」が肉を取り入れた日本人の食生活を支えたと言われています。
今日は、豚肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、ごぼう、しいたけ、こんにゃく、いんげんを使って作りました。
味付けは、醤油、砂糖、酒です。
給食調理員さんが、おいしく作ってくださいました。
完食してくれると、うれしいです。
2月15日(水)
れんこんごはん、牛乳、豆腐の味噌田楽風、やみつきキャベツ
田楽(でんがく)は、もともとは串にさした豆腐やこんにゃくなどに味噌をつけて焼いたお料理のことです。「田楽焼き」や「味噌田楽」とも呼ばれています。今日のように豆腐を使ったり、なすや里芋などの野菜を同様に焼いていただくこともあります。
味噌には、木の芽や柚子などを加えることもあり、甘い味噌の風味が古くから親しまれています。
「田楽(でんがく)」という名前は、平安時代に農村で豊作を祈る風習「田楽舞い」が由来とされています。
この「田楽舞い」では、白い袴を履いて、一本棒に乗って飛び跳ねる踊りがあります。この衣装に、豆腐を串に刺した形が似ていることから名づけられました。
「田楽舞い」は室町時代には衰退し、現在は民族芸能として神社などで行われている地域もあるようです。
今日は、食べやすいように、カップに入れて豆腐の味噌田楽を作りました。
みなさん、おいしく召し上がってください。
2月14日(火)
ごはん、牛乳、鶏肉のから揚げ、ごま酢和え、冬野菜の味噌汁
冬野菜の味噌汁のねぎですが、ねぎを大別すると、主に白い部分を食用にする根深ねぎ(青ねぎ)と、緑色の部分を食べる葉ねぎがあります。
ふつう関東地方では、下仁田ねぎに代表される根深ネギ系が、関西では九条ねぎに代表される葉ねぎ系が好まれる傾向があります。
根深ねぎは、春の3月- 4月に種をまいて苗を作り、初夏の6月-7月に苗を畑に植え付けます。白い部分を育てるには、日を当てないように株に土寄せすることが重要になります。
秋の10月ごろからが収穫期で、翌年の初春の3月を迎えるまで、冬の間は長い期間収穫できます。
葉ねぎは、種まきから収穫までに約2 - 3か月ほどで収穫できます。
ねぎの白い部分はビタミンC、青い部分にはカロテン、カルシウム、ビタミンKなどを含んでいます。根深ねぎは淡色野菜、葉ねぎは緑黄色野菜に分類され、栄養的にも大きな差があります。
根深ねぎよりも葉ねぎの方が栄養素量が多く、ミネラル類は根深ねぎの1.5倍から2倍量を含んでおり、ビタミン類も多く、カロテンとビタミンCは葉ねぎのほうが圧倒的に多いです。
ねぎは日本では古くから、冷奴、蕎麦、うどんなどの薬味として用いられるほか、炒め物、ぬた、汁の実、鍋料理に欠かせない食材の一つとなっています。
今日もおいしく召し上がってください。
2月13日(月)
焼きカレーパン、牛乳、切り干し大根のサラダ、白菜シチュー
切り干し大根(きりぼしだいこん、単に切り干しとも)は、ダイコンを細長く薄く切って乾燥させた乾物です。西日本では千切り大根(せんぎりだいこん)とも呼ばれるほか、特に京都では軒しのぶ(のきしのぶ)とも呼ばれています。
秋の終わりから冬にかけて収穫した大根を細切りにし、広げて天日干しをします。
寒さが厳しいほど良質な製品になります。戻す時間が短く、灰汁が少ないため、扱いやすいです。戻すと、重量は約4倍に増えます。
給食では、煮物やサラダに使いますが、最近はお家の食卓にあまりのらない食品のようです。
栄養豊かで、良質の食物繊維やカルシウムが多く含まれていて、健康食品としても知られています。
切り干し大根のサラダを味わって、いただきましょう。
2月9日(木)
中華風炊き込みごはん、牛乳、白身魚の黒酢揚げ、ナムル、スーミータン
「スーミータン」という名前やその発音の印象からは、酢が入っていて酸っぱい味の料理をイメージする人もいるかもしれません。
実は、中国語で「スーミー」とはとうもろこし、「タン」はスープを意味します。
中国料理の一つで、とうもろこしスープのことを「スーミータン」といいます。
とうもろこしの甘味を生かして、卵とかたくり粉でとろみをつけた冷めにくいスープです。
まだ肌寒さを感じるこの季節にピッタリです。
やさしい味に仕上がった心も体も温まる中華風コーンスープのことです。
給食調理員さんは、作るときは、かき混ぜながら少しずつ卵を、流し入れました。
卵は一度に入れると、大きなかたまりになってしまう為、少しずつ流し入れまる事でふんわりした仕上がりになるからです。
みなさん、おいしく召し上がってください。
2月8日(水)
カレーライス、牛乳、ツナサラダ、プリンアラモード
今日は、2月の図書コラボ献立です。
「イチからつくるカレーライス」から「カレーライス」を紹介します。
みんなが大好きなカレーライス、はじめから作ることは、なかなかないことですね。
この本は、カレーライスをはじめから作ることについて書かれています。
まず、カレーという料理はインドにはないそうです。これはびっくり!
それでは、いったいどこの国でカレーがうまれたのでしょう。
でもインドには、スパイスをつかった料理がたくさんあるそうです。
スパイスの種類も100種類、奥が深そうです。
そして、この本の名前にある「イチからつくる」ということですが、カレーを完成させるには、いろいろな食材が使われています。
その食材を育てたり、研究したり、やったことないことばかりで大変!
そして沢山の食材を、イチから作る貴重な体験を通し、気付くことが沢山あります。
生きものの命をいただくこと、その生き物がどのように育てられているのか、食の安全や色々なことを考えさせられます。
改めて、カレーライスとして私たちの口に入るまで、いろんな人の労力と時間がかけられていること。
カレーライスを食べる時は、いつもより感謝して食べたいですね。
牛島小学校のカレーライスはどうですか?
6年生は、今日のカレーが牛島小学校の最後のカレーになります。
味わって、いただいてください。
ぜひ完食目指して、ほしいと思います。
2月3日(金)
中華丼、牛乳、手作り皮なししゅうまい、華風和え
しゅうまいha,中国料理の点心の一種です。豚ひき肉とみじん切りにしたたまねぎなどを混ぜて調味したあんを、小麦粉で作る薄い正方形の皮できんちゃくのように包んで蒸したものが、一般的なしゅうまいです。
えびやかにを、用いて作るものもあります。
今日のしゅうまいは、一般的な焼売とは違い皮で包まないしゅうまいで、上にえびをのせています。
蒸すことが多いのですが、鉄板で加熱する「焼き焼売」、油で揚げる「揚げ焼売」、スープに入れる「水焼売」などもあり、人気です。
これらと区別するために「蒸し焼売」と呼ぶこともあります。
日本ではおでん種として、煮込みに使われることもあり、コンビニエンスストアで販売されているおでんには焼売を練り物で巻いた「シュウマイ巻」を販売しているところもあります。
給食では、豚肉と鶏肉のひき肉と玉ねぎ、生姜を使って作りました。
牛島小学校の全校児童と先生の分の、480個を給食調理員さんが手作りしてくださいました。
おいしく召し上がってください。
2月2日(木)
ごはん、牛乳、いわしのかば焼き、切り干し大根の和え物、節分汁、福豆
今日は、明日の節分にちなんだ献立です。
節分は、「みんなが健康で幸せに過ごせますように」という意味をこめて、悪いものを追い出す日です。
「鬼は外、福はうち」と言いながら豆まきをします。
悪いもの(鬼)を追い払い、良いもの(福)を呼び込むために、豆まきをします。
鬼に炒った豆をぶつけて、悪いものを追い出すというイメージです。
ずーっと昔に、鬼を豆で退治したところから由来しているそうです。
豆まきの豆、“大豆(だいず)”にはたくさんの栄養が含まれているから、鬼を追い出すパワーがいっぱいつまっているのではないでしょうか?
豆を自分の歳の数だけ食べると、体が丈夫になって病気になりにくいと言われています。
場所によっては自分の歳の数よりも1つ多く食べるところもあるようです。
しっかり食べて、健康で幸せにすごせるようにしましょう。
今日もおいしく召し上がってください。
2月1日(水)
ごはん、牛乳、鶏肉の香味焼き、磯香和え、冬野菜のほっこり煮
白菜、ブロッコリー、大根といった、冬に旬を迎える野菜を冬野菜といいます。
冬野菜の特徴は、寒さで凍ることがないよう、細胞に糖を蓄積するため、糖度の高い野菜が多いことです。
食べたときに、冬野菜は甘くておいしいと感じるのはこのためです。
また、ビタミンやカロテンなどの栄養価を多く含む野菜は、免疫力を高め、風邪の予防にも効果があるといわれています。いいことづくしの冬野菜、煮物や鍋など、体が芯から温まる料理に使って、寒い冬を乗り切りってほしいです。
今月の食育だよりに冬野菜のクイズがあります。
みなさん、クイズを解いて、冬野菜に詳しくなってください。
今日の冬野菜のほっこり煮には、さといも、白菜、大根、ごぼう、にんじんしょうが、こんにゃくを使って作りました。
かつお節のだし汁で材料を煮て、砂糖、しょうゆ、お酒で味付けをしました。
今日もおいしく召し上がってください。