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令和5年度の給食
12月18日(月)
ごはん、牛乳、ぶりのてり焼き、ゆず風味和え、運盛り煮
今日は、「冬至にちなんだ献立」です。
22日の金曜日は、冬至です。
冬至は、1年で最も太陽の出ている時間が短くなる日で、この日を境に少しずつ日が長くなっていくことから、「一陽来復」(冬が終わり、春になること)とも呼ばれます。昔の人は、太陽の力が弱まると人間の運気も衰えると考えていたことから、冬至の日に、かぼちゃやあずきを食べて力をつけ、ゆず湯で身を清めて、幸運を呼び込み、無病息災を願う風習が生まれました。
今日は、「冬至にちなんだ献立」として、「運盛り煮」です。
「れんこん・にんじん・かぼちゃ(なんきん)・いんげん・かんてん」の材料を使った、幸運を呼びそうな煮物です。ぜひ、楽しみにしていてください。
冬至に「ん」が付く食べ物を食べると、幸運になるという言い伝えがあります。
みなさんが、幸運になりますように、願います。
12月15日(金)
わかめごはん、牛乳、鯖のごま焼き、きな粉和え、味噌汁
「きな粉和え」の「きなこ」は、大豆を炒って皮をむき、挽いた粉です。加熱により大豆特有の臭みが抜け、香ばしい香りになります。
黄色ばかりの粉とは限らず、黄大豆を原料にしたきな粉は黄褐色なのに対し、青大豆を原料にしたきな粉は淡緑色なので、「青きな粉」や「うぐいすきな粉」(うぐいす粉)と呼ばれます。
「畑の肉」ともいわれるほどたんぱく質が豊富な大豆を原料としたきな粉には、たんぱく質のほか、脂質、炭水化物、鉄やカルシウムなどのミネラル、ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンが含まれています。また、大豆サポニンや大豆イソフラボンといった大豆ならではのポリフェノールが含まれていることも特徴です。
今日は、小松菜・もやし・にんじんの野菜を、きな粉・砂糖・醤油・酒で和えました。
美味しくいただきましょう。
12月13日(水)
子供パン、牛乳、スライスチーズ、フィュシュフライ、コーンサラダ、野菜スープ
子供パンに、スライスチーズ、フィュシュフライをはさんで、召し上がってください。
今日は、12月の図書コラボ献立です。
「おばあさんのすーぷ」から「野菜スープ」を紹介します。
季節は冬、クリスマスの夜です。ひとりぼっちのおばあさんは、ひとりで「やさいすーぷ」を作ります。やさいすーぷのいいにおいをかぎつけて森のおきゃくさんがやってきました。
かわいいまっ白なうさぎさんやきつね、大きなくま、さらにリスやカラスにねずみ、優しいおばあさんはみんなを笑顔で家に招き入れてくれました。
おきゃくさんがたくさん来たのでおばあさんは、戸棚から
あるだけのお皿を出してみんなにやさいすーぷを分けてくれました。みんなで分けて食べたのでいつもより美味しくいただくことができました。その間に、あんなに降っていた雪もやんでクリスマスの鐘の音が森にひびき渡りました。おばあさんの家の明かりはそのまま燈り続け、あたたかい時間が流れていきました。
みなさんも、おいしい野菜スープを召し上がってください。
「おばあさんのすーぷ」も、読んでみてください。
12月12日(火)
ごはん、牛乳、鶏肉の唐揚げ、青菜とかんぴょうの和え物、味噌けんちん汁
「青菜とかんぴょうの和え物」の「かんぴょう」は、ユウガオの果実を紐状に剥き、乾燥させて作る乾物の一種です。かんぴょうは、漢字で「干瓢」あるいは「乾瓢」と書きます。「瓢(ひさご・ふくべ)」とは、かんぴょうの原料であるユウガオのことです。
かんぴょうの製造過程で、紐状に剥いたユウガオを干して乾かすことから、「干瓢」または「乾瓢」と書かれるようになりました。
かんぴょうは、主に栃木県で生産されています。栃木県の中でも南部で盛んに製造されているようです。他の都道府県ではほとんど作られていないので、栃木県が一大産地となっています。
かんぴょうは、食物繊維・カルシウム・カリウムが多く含まれています。
青菜とかんぴょうの和え物を美味しくいただいてください。
12月11日(月)
白菜と鶏肉のあんかけ丼、牛乳、わかさぎの衣揚げ、小松菜のごま和え、みかん
「わかさぎの衣揚げ」の「わかさぎ」は、魚の中では小さな部類に分類されます。
体長10cm~20cm程度のものが多く、体の形は細長い円筒形をしています。色は全体的に銀色を帯びていて、背中側はやや黄色味がかっているのが特徴です。
冬に厚く張った氷に穴を開け、釣り糸を垂らして釣る姿がワカサギ釣りの印象的なスタイルですが、この釣り方がされているのは日本では北日本地域だけです。
北日本以外の水面が氷結しない地域ではボートから釣ったり、船の上にドーム状の温かい部屋が付いた「かまぼこ船」に乗り、その船底から糸を垂らして釣る方法で釣り初心者でもわかさぎ釣りを楽しむことができます。市場に出回っているわかさぎは、動力船によるひき網や地びき網、定置網などの方法で水揚げされています。
今日は、このわかさぎをマヨネーズを入れた小麦粉で衣をつけて、油で揚げました。残さずいただいてください。
12月4日(月)
ごはん、牛乳、キャベツ入りメンチカツ、おかか和え、のっぺい汁
「のっぺい汁」は、里芋や根菜などがたくさん入った汁物で、全国的に親しまれている郷土料理です。冬場に体を温める料理として食べられてきました。地域ごとで呼び名や具材、具材の切り方、味付けなどが違います。
新潟県ののっぺい汁は汁物というよりは煮物で、里芋でとろみをつけるのが特徴です。鮭やいくらをのせることもあります。
新潟県のほかにも佐賀県、三重県、山口県、長崎県などでも作られています。
お正月やお盆など、たくさんの人が集まるような行事や冠婚葬祭などで出されることが多いです。お祝いのときには鶏肉を入れたり、法事のときには肉を入れずに油揚げや花麩などを入れたりと行事によって具材が異なります。
「のっぺい」とは、片栗粉や葛粉で汁にとろみをつけていることを表した言葉です。地域によってはのっぺ、ぬっぺい、ぬっぺなどさまざまな呼び方があります。
寒い時期には、ぴったりの汁物です。
おいしくいただいてください。