校長室から

校長室から

全校朝会にて

 今朝の全校朝会で「学級活動における話合い活動」について話をしました。
 私は、この活動をとても重要視しています。それは、自発的・自治的な集団活動を通して、これからの変化の激しい世の中を、力強く生き抜いていくための力を養う効果的な活動だからです。
 活動の流れとしては、①学級や学校全体に関わる生活上の課題を見いだす。②互いの意見や考えを認め合いながら解決策を話し合う。③全員が納得できるように合意形成を図る。(多数決で決めない)④解決策を実践し、振り返りをする。
 今回私は、特に③の合意形成を図る部分に重点を置いて話をしました。たとえ36人の学級で、35対1に意見が分かれても、その一人の意見を大切にし、お互いに相手を説得する機会をつくるなどして、絶対に数が多いことで強引に決めるようなことはしません。そのようにして、どうにか折合いを付けて全員が納得できるような結論にたどり着かせる過程には、人間関係調整力など、これからの社会を生き抜いていくために必要な力を育む機会が多数存在します。
 こんな活動にもこれから積極的に取り組んでいきたいと思います。

2学期もよろしくお願いいたします

 夏休み中は、部活動や地域行事などで、保護者や地域の皆様には大変お世話になりました。
 お陰様で、今日から2学期を無事スタートすることができました。
 早速、午後から7日(土)の体育祭に向けて、全校練習が始まりました。
 今年度も、生徒主体の体育祭を目指して、精一杯頑張りますので、ぜひ7日にはご来場いただきたいと思います。
 今学期も、どうぞよろしくお願いいたします。

卒業生に感謝

 令和元年7月17日(水)に、昭和52年度本校卒業生代表の3名(大関哲夫様、吉澤文江様、小池富士江様)が、昨年、学年同窓会を開催した時の残金を本校に寄付したいということで来校されました。
 今年度がちょうど本校統合50周年に当たります。そこで来年度はその記念として何かできないか現在検討中なので、その関係費用等に使わせていただきたいと申し上げました。卒業してすでに40年以上も経っていますが、今になっても母校を想い、学校や後輩のためにこれからも何か力になりたいとおっしゃってくださいました。
 ちょうど当時お世話になった斎藤和子先生が、ボランティアとして来校されておりましたので、懐かしい昔話にも花が咲きました。
 本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。

「下克上」いいんじゃないですか

 今日の昼休みに校庭から、いつもになく大きな笑い声と歓声が聞こえてきました。
今年度は、全学年5学級ということもあり、生徒会の発案で、学年縦割りで対決する企画があり、その企画のタイトルを「下克上」と呼んでいるようです。
 今日は、担任も一緒になって、3年1組対2年1組、3年4組対2年4組がドッチボール対決をしていました。上級生のプライドにかけて負けられない3年生を、2年生が打ち負かすチャンスでもあるので、どちらもとても盛り上がっていました。
 私は、こんな交流ができる本校の子どもたちは、とてもすばらしいなと感動してしまい、つい、多くの皆さんにお伝えしたくなりました。

保護者会での話

 先日、7月3日の授業参観、保護者会ではたいへんお世話になりました。
 全体会では、次のような話をしましたのでお知らせします。

 保護者の皆様には、本校の教育活動に対しまして、日頃から物心両面にわたり、御支援・御協力をいただき感謝申し上げます。
 
先月予定していた立志の船ですが、悪天候のため船が欠航となり、延期になってしまいました。特に2年生の保護者の皆様には、たいへん御心配と御迷惑をおかけしました。なんとか実施できる日が見つかり、8月25日からとなりました。夏休み中になってしまいご迷惑をおかけしますが、どうか事情を御理解の上、御協力をよろしくお願いいたします。 
 
今年の夏休みは、44日間の休みとなります。生徒にとって、この長期間の過ごし方は、学力面においても、生活面においても、とても大切です。この後の担当からや学年懇談での話を実践していただきたいと思います。

 

 私からは一つだけ申し上げます。           
 
それは、本校生徒の様子について今感じていることです。
 
まず、一番感じることは、「とても純粋な心をもっている」ということです。先日の修学旅行の際も、バスのガイドさんの話をよく聞き、反応もよく、明るく元気に対応し、ガイドさんに褒められました。私は、これはとてもよいことだと思います。それに、純粋、素直ということは、色々なことを吸収しやすい状態だということでもあります。  
 
次に感じることは、「男女がとても仲がよく、協力的である」ということです。今日の授業参観の中でも、男同士、女同士にわざとなることもなく、近くの人との話合いが活発にできていたと思います。本校の生徒は、小学校から鍛えられていることもあると思いますが、男女に関係なく、本当によく互いに協力することができます。とてもすばらしい生徒たちです。 
 
ただ少し、「残念だな」、「もったいないな」と感じていることもあります。それは、純粋で、素直で、仲がよく、楽しくできることはよいのですが、「自分をもっと磨いてほしい」ということです。友達はまだやっていないとか、今、特に困っていないとか、そんな狭い考えではなくて、これから先のことをもっとよく考えてほしいのです。伸びる力、様々なことを吸収する力はたくさんもっている生徒達です。もったいないと思います。
 
学校でも、授業やその都度指導していきたいと思います。どうぞ御家庭でも、お子さんの将来について考える時間を取っていただき、そうなるためには具体的に何をやるのか、そして、それをどのようにやっていったらよいのかを考えさせてください。まだ、1年生だからなどと考えずに、早ければ早いほど時間ができますので、よいと思います。夏休みは絶好のチャンスです。
 大切な子どもたちを、これからも事件や事故、非行などから守り、保護者・学校そして地域が一体となって育てていきたいと考えておりますので、これからも御協力の程よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします

 今年度、校長として参りました大根田佳夫(おおねたまさお)と申します。自宅は西髙橋ですが、母校に校長として勤務できるありがたさを、日々、強く感じております。構内のいたる所に、自分が中学生だった時、そして子どもがお世話になった時の思い出がたくさん詰まっています。少しでもその恩返しができるよう頑張ります。そして、地域や保護者の皆様、元気いっぱいの教職員と協力して、明日の芳賀町を担う生徒を育てていけるよう精一杯努力して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
 今日からこの「校長室から」というスペースを使って、私がその都度、感じたこと、考えていることなどを、気楽に発信していきたいと思いますので、時々ご覧いただけると幸いです。