校長室から

校長室から

校長室から 12.1 今日は持久走、明日からは修学旅行

 今日は校内持久走大会。昨日の夜からの大雨と強風が朝の7時30分にはピタリとやみ、なんと実施できることになりました。長い距離を走ることが得意な子ばかりではないので、延期になった方がいいと思っていた子もいると思います。でも、苦手でも、挑戦することに意義があると思っています。持久走大会ではみんなががんばって走りました。私は、児童ががんばっている姿を見ることが大好きです。とてもうれしく感動を覚えました。児童のみなさんに感謝です。
 6年生は走り終えてどんな感想をもったでしょうか。1つの大きな行事を終えて、きっと、すっきりした気分で明日からの修学旅行を迎えることと思います。コロナウイルス感染症の影響で、10月から延期され明日からとなったものですが、修学旅行を実施することができることを大変うれしく思っています。今年度も実施できなかった学校があったと聞いています。代替の行事を設けた学校もあるということですが、やはり実施できることが一番です。関係の皆様の御理解、御協力に感謝しています。
 修学旅行には次のような目標があります。
 ・歴史・文化や自然に直接触れることによって、広く豊かな経験を得ることができるようにする。
    ・集団行動や公共物の利用など、体験を通して、規律ある行動がとれるようにする。
 ・よい仲間づくりができるようにする。
この目標を達成するための貴重な経験となるはずです。児童の行動に期待したいと思います。
 ただ、なんといっても感染症対策を万全に行い安全に留意することが大切なこととなります。例年の修学旅行と同じようにはできません。バスの中や食事中も静かにしなくてはなりません。制約はありますが、その中で楽しんでくれると思っています。また、なじみのない土地での活動ですので、さらに安全に気をつけなければなりません。学校ではないところで生活を送る経験はとても大切です。児童がたくさんのいい思い出を作れるよう、私たち教職員も安全に気をつけ、児童を支援したいと思います。

・朝は校庭が水浸しでした。          ・5,6年生女子のスタートです。

・5,6年男子スタート直後です。        ・1,2年生の応援の中、かけぬける児童。

 

校長室から 11.26 研究授業

 今朝7:30、本校の百葉箱の温度計は3℃、校庭の銀杏やけやきの木の葉がいつの間にかほとんど落ちていました。また、通勤途中に見た田畑には霜が降りていて、確実に秋から冬へと季節が進んでいることを感じました。朝は児童を迎えながらあいさつをしています。寒さで声が小さくなるのかなと心配していましたが、以前より大きな声できちんとあいさつができている児童が多いです。これもふれあい委員会が毎日のように行っているあいさつ運動の成果だと感じています。児童の力は素晴らしいです。
 さて、昨日25日(木)には学力向上研修会が行われ、3人の先生が研究授業を行い、授業を公開しました。町内の小中学校からそれぞれ数人ずつの先生方が授業を参観に来ました。数人ずつでも集まれば結構な人数になります。見られるだけでも緊張するものですが、多くの先生方に囲まれながらも児童は元気に発言し、学び合い学習に積極的に取り組んでいました。参観された多くの先生方から、たくさんのお褒めの言葉を頂きました。「みんなでわかる みんながわかる」をテーマに学び合い学習を行っているわけですが、みんなで教え合いながらとてもよい授業ができたと思います。ここでも児童の力は素晴らしいということが感じられました。
 日々成長していく児童たちに負けないよう、我々教職員も成長していきたいと思います。

・1年生は、お友達や先生と話しながらしっかりと理解していました。

・3年生は、積極的な話合いが素晴らしかったです。

・6年生は、自分たちで説明し合う姿が素晴らしかったです。

校長室から 11.19 霜が降りる季節となりました

 今週は朝寒い日が何日かあり、霜が降りる季節となってきました。校庭の銀杏は見事な黄金色になり輝いています。けやきの木は落葉の途中で、校庭の掃除はたいへんそうです。晩秋から冬へといった風景ですね。今日も霜が降りて寒い日でしたが、児童たちは元気に登校しました。
 昨日の18日(金)はいくつかの行事が行われました。1年生は、家庭教育学級で益子焼の手びねり体験を行いました。保護者の方と一緒に楽しそうに作品を作る姿がとても微笑ましいものでした。きっと思い出深い作品ができていると思います。
 6年生は、野口英世記念館の出前授業が行われました。これは、修学旅行で訪ねることになっている野口英世記念館の方が芳賀北小学校に来てくれて、野口英世についてやその記念館について詳しく説明をしてくれるもので、本年度初めて実施しました。記念館の方は野口英世の幼い頃から多くの活躍までわかりやすく説明してくれました。訪問当日にはきっとよい見学ができるのではないでしょうか。そして、素晴らしかったのは6年生の態度です。難しい話も出てきたのですが、私は見ていて、こんなふうに聞いてくれたら話す方はうれしいよな、と感じました。また、その日、学校に来ていたお客さんが、6年生から明るく元気なあいさつを受けたことで、「とても気持ちのいいあいさつでした。ぜひほめてあげてください。」と言ってくださいました。6年生の心のこもった行動が芳賀北小を代表しています。私もとてもうれしくなりました。
 児童は、学年が上がるにつれてそれぞれが成長をします。学年に見合った成長がきちんとできているということは正しい学校生活が送れているという証だと思います。保護者の皆様や地域の方々、そして間近で児童に関わる先生方のお陰であると感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

・黄金色に輝く銀杏はとてもきれいです。落葉中のけやきは掃除がたいへんそうです。

・児童と保護者のみなさんが真剣に楽しく作品を作っていました。

・6年生はとても真剣な態度で聞き入っていました。よい修学旅行になりそうです。

校長室から 11.12 お味噌を頂きました

 昨日11日(木)、いなほ工房様よりお味噌を頂きました。このお味噌は、芳賀町の大豆など地元の食材を使い、今まで30年くらい作ってきたものですが、今回、商品として作り上げた初めてのお味噌だそうです。芳賀町では、地産地消を進めていますが、お味噌だけはなかったということも商品開発の動機となったそうです。この度、芳賀北小では甘味噌と米味噌の2種類のお味噌をいただきました。今年の1月に仕込みを始め、10か月かかってやっと出来上がったものです。来週15日からの1週間の給食は、ちょうど、「芳賀町いっぱいウィーク」となっていて、この頂いたお味噌を使うことになっています。お味噌汁以外にも出てくるということなので、どのような料理となって出てくるのか児童とともに楽しみにしたいと思います。たいへんありがとうございました。

・給食委員会の児童が代表して受け取りました。その後、児童も下野新聞、真岡新聞他からの取材を受けました。

校長室から 11.11 学校運営協議会分科会から

 先日9日(火)、本校において学校運営協議会分科会が行われました。芳賀町の小中学校4校はコミュニティスクールに指定されており、「地域とともにある学校」を創っていくために核となる組織が学校運営協議会です。そこで、今回、本校の様子を直に見たり児童から意見を聞いたりするための会議を行いました。
 委員の方々には、全ての学級の授業を見て頂きました。児童の学び合いの授業やタブレットを使った授業を見てとても感心していました。また、6年生の児童代表6人に会議に参加してもらい、自分たちが地域の方にしてほしいこと、自分たちが地域にできることなどを堂々と発表してくれました。その中には、休み時間に一緒に遊んでほしいとか学習の手助けしてほしいなどの要望と、元気なあいさつをする、地域の清掃をするといった、自分たちにできることなどがありました。そういったやりとりの中で、私が1番興味深く聞いたのは遊びの話でした。児童から、校庭の遊具や将棋などのボードゲームの道具を増やしてほしいとの意見がでました。それに対し、協議会委員の中から、道具を増やすこともいいけれど、道具はなくても工夫すれば遊べること。また、遊べるように道具を自分たちで作ることなどが話されました。私も、もうずっと昔のことになりますが、小学生の頃は遊び道具がなくても遊んでいたなあと懐かしく思いました。そういった遊びの体験を地域の大人の方たちとできると、学ぶことが多く素晴らしいなあと感じました。
 現在、コロナウイルス感染症の影響で、地域の方々と関わることができない状況が続いています。この状況が好転した際には、ぜひ、交流できればいいなと考えています。それができれば、児童にとって、今の学校生活では体験できない遊びができるのではなのではないかと思います。実現したいなと思いました。
 それにしても、初めての試みだったのですが大人の会議の中で堂々と自分たちの意見を発表できる児童の姿は、学び合い授業の成果なのではないかと感じました。児童の成長がとてもうれしくなりました。

児童は、ブランコ、ボール、フリスビー、鉄棒、・・・と、いろいろな遊びで楽しんでいます。

校長室から 11.2 運動会を終えて

 11月に入りました。少し寒く感じる日が出てきましたが、県内各地から紅葉の便りが届くよい季節となってきました。休日などには、時間があればゆっくりと紅葉狩りなどに出かけたいものです。
 さて、先週末の10月30日(土)、素晴らしい晴天の下、本校の運動会が行われました。児童たちがのびのびと明るくさわやかに演技を行うことができ、天候と同じように素晴らしい運動会になりました。今年もコロナ感染症の影響があり、午前中のみの縮小した運動会でしたが、その中で、2名までと限定させて頂いたのですが、児童の成長の姿を保護者の方に見て頂くことができとてもうれしく思っています。運動会という大きな目標に向かって頑張ってきた姿は、当日、成果となってしっかりと現れたように思います。特に、6年生の活躍は素晴らしく、一緒に活動していた5年生もそれに引っ張られるかのように素晴らしい活躍でした。高学年の表現活動『三原色~つなぐ~』は音楽とダンス、旗の音と色、一体感など感動的なものでした。大きな成長に胸が熱くなりました。本校のホームページや芳賀チャンネルで、ぜひご視聴ください。
 週が明け、いつも通りの生活が始まりました。運動会での活躍が自信となったためか、朝のあいさつが大きくなったように感じます。こういったことが「これからの生活に生かす」ということなのだと思います。本当にこれからが楽しみです。

5,6年生の演技はとても感動的で、素晴らしいものでした。

校長室から 10.29 いよいよ明日、運動会

 明日30日(土)がいよいよ運動会です。児童は毎日のように運動会の練習を重ね、当日を今か今かと待っているように見えます。運動会は、普段の学校生活で身につけたことの発表の場であると思っています。多くのみなさんに見て頂きたいところですが、コロナ感染症対策のため、保護者2名までと制限させて頂きました。申し訳ありません。
 さて、昨日運動会予行を行い、午後は5,6年生が会場を作り上げました。テーブルやイスを並べる子やラインを引く子、案内を貼る子、グランド整備をする子など、その仕事は様々で、中には地道に石拾いを行う子などもいました。みんな、30日の運動会が楽しくできるよう一生懸命に行っていました。
 今朝、登校してきたときに、倒れたカラーコーンやハードルを直している児童がいました。昨日一生懸命準備したものが、昨夜からの風でとばされて倒れてしまったものでした。校庭のあちこちを見渡し、ていねいに直していました。また、それを見かけた別の児童も近くのカラーコーンなどを直し始めました。数人の5,6年生だったと思うのですが、こういう子どもに育ってほしい、そう思える児童たちでした。豊かな心が育っているなあと、見ていてとてもうれしくなりました。
 学校生活は、いろいろな学習ができます。教科の勉強も大切ですが、勉強以外にも生活していく中で必要なことはたくさんあります。学校に来る意義はそういったところにもあるのではないでしょうか。心豊かな児童に囲まれて、明日の運動会が、さらに待ち遠しくなりました。

昨日29日(木)に5,6年生が会場準備を行いました。みんなしっかりと行ってくれました。

きれいな会場ができあがりました。5,6年生に感謝です。ありがとうございました。

校長室から 10.25 運動会練習②


 運動会がいよいよ今週の土曜日となってきました。週間天気予報を見ると曇り時々晴れ、最高気温19度というまずまずの予報となっています。
 毎日のように行われる運動会の練習。低学年、中学年、高学年とブロックごとに行われることが多く、今年は、表現活動が入りました。一生懸命、そして楽しく踊っている姿があります。保護者の皆様、ぜひ、当日を楽しみにしてください。
 今年もコロナ感染症の影響があり、参観を保護者2名に制限させていただきました。コロナウイルスの感染者は減少しましたが、第6波が来るのではないかと心配されています。ですから、学校では、再開できるものは徐々に再開していますが、全てを制限無しにするわけにはいきません。学びを続けるために精一杯対策をして実施したいと思っています。
 運動会は、本来は地域の方々にも見ていただきたい行事です。地域の皆様には申し訳ありませんが、状況を御理解の上、御協力いただきたいと思います。運動会の模様は、芳賀チャンネルにて放映する予定でいますので、そちらでお楽しみいただければありがたいです。よろしくお願いいたします。

ネタバレしないような場面を切り取りました。本番をお楽しみに。

校長室から 10.19 運動会練習

 昨日、今日と最低気温が10℃以下、最高気温が20℃に満たないような、この時期としては寒い日となりました。そんな中でも、半袖短パンで走り回り遊んでいる児童の姿があり、たくましく感じます。
 本校では、今、10月30日(土)の運動会を目指し、運動会の準備や練習を行っています。今日は、初めて全体で集まりました。まっすぐに整列し、きちんとしたあいさつ、そして休めの姿勢など、保護者の方に見られたときにかっこいいと思ってもらえるようにと練習を進めています。
 例年ですと、残暑厳しい中、熱中症の心配をしながら練習を進めていくわけですが、今年はちょっと違っています。それは、運動会の日程を10月30日にしたことが大きく関わっています。まさに、秋季大運動会となりました。熱中症の心配はほとんどないと思われます。その代わり、今日は少し寒かったようです。コロナ感染症の心配がありますので、感染症対策はしなければなりません。注意すべきことはしっかりと行い、児童が活躍する楽しい運動会を保護者の皆様にご覧に入れられればと考えています。
 暑い日、寒い日など何度か繰り返しながら秋は深まり、運動会を迎えることになると思います。保護者の皆様には、児童が健康に留意し万全の体調で本番に臨めるよう御協力お願いいたします。

しっかり並ぶことは結構難しいです。でもきちんとできました。さすが芳賀北小生です。

校長室から 10.12 令和3年度は後半戦に入りました

 10月に入り2週間が経とうとしています。平年に比べると気温の高い日が多かったのですが、朝夕はだいぶ涼しくなり、今日12日(火)からは日中の気温も低くなってきたようです。新聞では、日光の金精峠で、紅葉が始まったとの記事がありました。確実に秋が深まっているようです。
 この数日の間、学校ではいろいろなことが行われました。まず、10月1日(金)には、5年生が臨海自然教室に行ってきました。コロナ渦で緊急事態宣言開け、さらに台風が近づいてきていましたが、期日の変更のきかないものだったので、少しでも実施できるようにと考え日帰りにしてやっと実施できました。自然の家の方にもなんとか実施できるようお力添えをいただきました。5日には、町学力向上推進事業の計画訪問で、2学級で研究授業を行いました。町内の多くの先生方が参観しました。8日(金)には、就学時健康診断が行われ、来年度入学予定の60名超の新入生が保護者の皆様と集まりました。11日(月)にはICT支援員の方に来校していただき、タブレットを使った授業をさらに深めました。そして今日12日(火)には、ミシンボランティアとして6名の方に6年生の家庭科の授業をお手伝いいただきました。児童一人一人が安全でかつ細かな指導を受けることができ、ありがたいなあと感じました。
 この後、14日(木)には1年生から5年生の遠足があります。読み聞かせなども行っています。30日には運動会を実施する予定です。また、6年生には、延期になってしまい12月になりましたが、修学旅行があります。細かく見ると他にもいろいろあります。それぞれの行事等が、児童にとって楽しく思い出に残るものにしていきたいと思っています。
 令和3年度は始まって6か月を過ぎ、折り返し地点を過ぎました。学校では日々いろいろなことが起こります。しかし、多くの皆様のお力添えがあるからこそ安心して日々の学校生活を送ることができます。これからもいろいろな面でご協力をいただきたいと思っています。令和3年度は、後半の6か月になります。今後ともよろしくお願いいたします。

・青いバスで出発しました。          ・タブレットを使った授業を公開しました。

・来年の入学が楽しみです。          ・一人一人じっくりと教えていただいています。

校長室から 9.28 彼岸花

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言われる言葉で、今年も秋のお彼岸を過ぎて暑さが和らぎ、朝夕は特に涼しさを感じる気候となってきました。そんな涼しい朝でも、子どもたちの中には、半袖短パンの元気な子がたくさんいます。ちょっと寒くないのかなと心配するところもありますが、昼になるにつれてだんだんと気温が上がり、昼休みなどはとても元気に遊んでいます。
 さて、この季節、鮮やかな赤い色の「彼岸花(ヒガンバナ)」がよく咲いています。この彼岸花を見ると、「秋」をしみじみと難じます。彼岸花は、文字通り彼岸の頃に花が咲くから名付けられたと言いますが、彼岸花の球根の毒性からこの花に触れると死ぬしかない、死=彼岸、から名付けられたという話もあります。ちょっと怖いですね。別名もたくさんあるようです。有名なのは曼珠沙華(マンジュシャゲ)ではないでしょうか。各地域で違う名があるというので、探してみてはどうでしょうか。
 彼岸花は、墓地や田んぼの畦に植えられていることが多いですが、これは球根の毒性から、モグラやネズミなどの土中を移動する害獣から稲や野菜などの作物、埋葬された遺体を守るためであると言われています。彼岸花の匂いや球根の毒に期待してのことのようですが、あまりしっかりとした効果は期待できないとの話しもあります。何にしても、この「毒」というのはあまりいいイメージではありませんね。でも、その昔、食用にもなっていたということも聞きました。大きなタマネギのような形をした球根には、デンプンがたっぷり含まれていて、食糧不足のときには食されていたようです。毒があるのにどうやって食べていたのでしょうね。不思議です。これも調べ甲斐があるかもしれません。
 花や食べ物、スポーツに読書。いろいろな秋があります。いろいろ調べてみるのは、おうち時間の過ごし方としていいかもしれません。また、緊急事態宣言が開けたら感染症対策をしっかりと取って、さらにいろいろな秋の楽しみかたをしたいですね。

 

校長室から 9.16 鶺鴒鳴(せきれいなく)玄鳥去(つばめさる)

 二十四節気(にじゅうしせっき)は約半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は何度も変更されてきました。日本でも、江戸時代に入って日本の気候風土に合うように改定され、「本朝七十二候」が作られました。現在主に使われているのは、明治時代に改訂された「略本暦」のものだそうです。
 2021年、七十二候では、9/12~17が「鶺鴒鳴(せきれいなく)」、9/18~22が「玄鳥去(つばめさる)」だそうです。「鶺鴒鳴」は鶺鴒(セキレイ)が鳴き始める頃、玄鳥はツバメの別名で、「玄鳥去」はツバメが日本から暖かい南の地に帰る頃という意味です。日本の鳥の様子に注目したもので、たいへん趣深く感じます。この七十二候からも、季節が変わっていく様を感じます。
 朝夕が少しずつ涼しくなり秋がだんだんと深まっていく今日この頃、日中が過ごしやすくなり、児童たちは元気に運動に勉強に励んでいます。そういった中、昨日、教職員のためのタブレットの使い方研修を行いました。いろいろな機能があり、こんな便利なことまでできるのかという感想をもちました。しかしその反面、使い方を間違えると東京都町田市で起こったようないじめの原因をつくってしまいます。便利であっという間に大勢の人に拡散できる機器、正直、恐ろしさを覚えました。
 今、芳賀町では、授業で児童一人一人がタブレットを利用するGIGAスクール構想が進んでいます。また、コロナ渦ということもあり、オンライン授業ができるように整備が進められています。この便利な機器は、児童の学力向上に大きな効果が期待できます。しかし、使い方を間違えると大きなトラブルになることが考えられます。学校でも家庭でもその他の様々な場面でも安心して使いこなせるよう、子どもたちに折に触れて使用上のルールやマナーを伝えていかなければなりません。学校だけでは上手くいかないと思いますので、様々な場面での御協力をよろしくお願いいたします。

 早速、明日からタブレットの持ち帰りを始めます。学校からは本体の確認等いくつかお願いがあります。保護者の皆様には、そちらの方も御協力よろしくお願いいたします。

・多くの学年でタブレットを用いて授業を行っていました。みんな興味津々で、集中して取り組んでいました。

校長室から 9.9 秋の気配が進んでいます

 2学期が始まり10日になろうとしています。今日は9月9日、救急の日だそうです。
 校庭で児童が元気に遊ぶ姿はとても気持ちがいいです。ただ、その姿を見ながら、「密にならないでね。」という注意が呼びかけられることがあり、なかなか思うように遊ばせることができません。緊急事態宣言下のため、仕方ないことではあります。十分な対策ができているとは言い切れませんが、学校生活を続けるために、できることをやっていきたいと思います。
 さて、あれだけ暑かった夏が遠い昔のように、あっという間に秋の気配となってしまいました。晴れれば少しは暑くなるのですが、このところ雨が多い毎日です。半袖Yシャツで頑張っていた私も、ついに長袖を着て、さらに上着を羽織ることがあります。そんな中でも児童は元気に遊んでいます。ただ、朝夕を含めると気温の差が大きく急に涼しくなったので、体調を崩している児童もいるようです。ウイルスへの抵抗力を高めるためにも、健康を維持できるよう気をつけていきたいと思います。
 雨が多い毎日ではありますが、業間や昼休みになると、なぜか雨がやむことが多いです。児童たちの願いが天に届いているのですかね。児童のパワーはすごいです。

・雨がやんでほしいという願いが天に届き、今日も外で遊ぶことができました。

・ちょっと水たまりもありますが、負けません。 ・桜の木は落葉を始めました。(毛虫の影響?)

校長室から 9.1 2学期が始まりました

 本日9月1日(水)、2学期の始業式を迎えました。コロナウイルス感染症が拡大し、様々な不安がありましたが、なんとかこの日を迎えました。朝は、あいにくの雨の中で児童を迎えましたが、久しぶりに見る笑顔と元気なあいさつがとてもうれしいものでした。児童にはいつも元気をもらっています。この日常をどうにか維持していかなければならないという責任の重大さを改めて感じています。
 学校は再開しましたが、正直なところ、コロナウイルス感染症は夏休み前よりも昨年よりもよくない状況といえます。変異株の影響ともいえる感染が広がっている状況です。そんな中で学校を再開するというのは不安があります。ただ、不安があるからといって全てを休止したりするのも現実的ではありません。ましてや、児童にとってこの一瞬は今しかないのですから。運動会、遠足、修学旅行など実施に限りのあるものはなおさらです。そうはいっても命に代えるべきものは1つもありません。「命を守ることが最優先」、そこだけは間違うわけにはいきません。
 今日の始業式では、「一番大切なのは児童のみなさんの命と健康です。今まで以上の感染症対策を。」との話をしました。感染症対策をどれだけやってもリスクがゼロになることはないと思います。それは、コロナウイルス感染症対策に限ってのことではありません。どうすれば実施できるか、そう考えながら児童の活動を支えていきたいと考えています。学校での対策は万全とはいえないかもしれませんが、できる限りのことを実施していきます。ご協力よろしくお願いいたします。

・代表児童の意見発表です。堂々としていて素晴らしい発表でした。

・児童指導主任からのアドバイスです。     ・新しい学習指導助手の先生が着任されました。

・新学期の準備や係の話し合い、教科の授業など、一生懸命に授業に取り組んでいます。

校長室から 8.31 いよいよ2学期

※児童のみなさんへ
 いよいよ明日9月1日、2学期の始業式を迎えます。児童のみなさんは元気に夏休みを過ごしてきたことと思います。この夏休みはどんな夏休みだったでしょうか。
 いよいよ明日が始業式となりましたが、新学期の準備はできていますでしょうか。夏休みの宿題は終わっていますか。もう大丈夫と胸を張れる人、ちょっと心配になる人、など様々かと思います。でも最も大切なのは、学校に行くことができる元気と健康を保つことです。休まずに登校できることが何よりも大切です。宿題が終わっていなくてもまずは登校してください。宿題を含め、悩みがある場合にはおうちの人はもちろん、学校の先生方にも相談してみてください。みんなでどうすることが一番いいか考えていきましょう。話すだけでも気持ちが楽になるものです。明日、みなさんと元気にあいさつを交わすことができることを楽しみにしています。

※保護者のみなさんへ
 42日間という長い夏休み、お子様の様子はいかがだったでしょうか。新型コロナウイルス感染症が全国的に増加し、栃木県にも緊急事態宣言が発出された中での夏休みだったので、例年にもましてたいへんな休みだったのではないかと思います。不自由な思いが続くといろいろなストレスがたまります。お子様の中には、そういった何かのストレスがたまっていることがあります。また、コロナがなくてもいろいろな悩みはあるものです。何かお気づきの点がありましたら、担任等にお知らせください。よろろしくお願いいたします。
 さて、前述しましたように、新型コロナウイルス感染症が拡大し、緊急事態宣言下での始業式ということとなりました。児童はもちろん保護者の皆様もいろいろご心配のことと思います。学校としましては、教育委員会の指示に従い、できる限りの感染症対策を実施し、学びの保障に取り組んでいきたいと思っています。具体的には、教育委員会から発出されたメールの通りとなります。保護者の皆様にもいろいろご協力をお願いすることになると思います。お子様の学校生活を守るために、ご協力いただければと思います。よろしくお願いいたします。

校長室から 8.17 夏休みあと2週間

 今日は8月17日(火)。例年の夏ならば、毎日暑い日が続いている頃なのですが、今年は梅雨のようの日が続いています。体調など崩してはいませんでしょうか。昨年の今日は2学期の始業式でした。とても遠い記憶のように感じます。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響は、昨年以上に広がっており、また本県にも緊急事態宣言が発出されようとしています。私は、2週間ほど前、新型コロナワクチンの1回目の接種に行ってきました。翌日、接種した腕が1日痛みましたが、強い副反応はありませんでした。これから町では、12歳以上のみなさんへの接種が始まると聞いています。6年生も12歳に達していれば対象になると思います。新型コロナウイルス感染症対策には、今のところ1番有効なのはワクチン接種です。しかし、いろいろ心配な面があると思いますので、納得のいくように、ご家族で判断していただければと思います。
 さて、夏休みの学校では、児童のみなさんがいないからこそできるものがあります。その1つが教室や廊下のワックスがけです。8月12日、専門の業者さんによる校舎1階の教室や廊下のワックスがけが行われました。ワックスをかけると、やはりきれいなものですね。児童のみなさんには、登校したときを楽しみにしてもらいたいと思います。

光り輝く床の様子が伝わりますでしょうか。とてもきれいになっていました。登校が楽しみですね。

校長室から 8.10 夏休み折り返し

 夏休みがちょうど折り返し地点となりました。児童のみなさんはきっと元気に夏休みを過ごしていることと思います。コロナウイルス感染症が拡大してしまい、今までにも増して外には出かけられなくなっています。そんなときこそ充実したおうち時間を過ごしてほしいと思います。宿題を進めるにもいい時間なのではないでしょうか。
 児童のみなさんがいない小学校は、やはり寂しいものがあります。先生方には、普段なかなか休めない分、なんとか休みを取ってほしいと思っているのですが、先生方の研修があったりと十分とはいえないかもしれません。でも、心と体のリフレッシュを図り、先生方も一回り成長してほしいと思っています。
 寂しい学校ではありますが、用務員さんのご苦労のお陰で、夏のきれいな花が咲き誇り、きれいな学校が維持されています。多くのみなさんに見ていただけないのが残念です。写真で一部紹介したいと思います。
 長いと思っていた夏休みは、後半に入りあと3週間です。まだ3週間あるのか、もう3週間しかないのか、いろいろな感じ方があると思うのですが、児童のみなさんには、「これをやったよ」といえる夏休みにしてほしいと思っています。

とてもきれいに咲いています。学校に来た際にはぜひ見てください。

緑の芝に校舎が映えています。          アジサイも頑張っています。

なぜか校長室にはシクラメンが咲いています。

校長室から 8.3 夏休みはどう過ごしていますか

 夏休みが始まってから3週間近くとなりましたが、保護者のみなさんや児童のみなさんはどのように過ごしていますでしょうか。毎日35℃近くなるたいへん暑い夏の日、コロナウイルス感染症の影響もあり、なかなか思うように活動できない毎日なのではないでしょうか。
 さて、夏休みとなり開幕したのがオリンピック。テレビやネットでは、日本人の活躍を中心に大きく報道されています。私は、その一生懸命な姿から、感動をもらっている毎日です。その中で多くの選手が競技後のインタビューで「感謝」の気持ちを話しています。このコロナ渦で1年延期となり、さらに無観客になりながらも開催してもらえたことや周囲でサポートしてくれている全ての方、今まで応援してくれた関係の方々など、多くの方に対しての感謝の気持ちなのだと思います。自分一人ではここまでこれなかったことを最もよくわかっているからこそ出た言葉なのでしょう。一流の心をもっているからこそ一流の選手になれるのだと思います。もっともっと応援したくなりました。
 さて、コロナウイルス感染は全国各地、栃木県内でも感染拡大となっています。夏休み中なので、臨時休業などといった措置はありませんが、普段の生活自体にいろいろな制限があるかと思います。もう1年以上不自由な生活となっているわけですが、依然として、感染を抑える有効な手立てはワクチン接種と人流を抑えること。私も、もう少し、もう少しと言い続けていましたが、先が見通せない中でお願いするのはとても心苦しいです。でも、最も優先すべきことは命や安全の保証です。そこは間違いないと思います。夏休み明けに、全員の児童と元気に会いたいので、やれることをしっかりとやっていきましょう。全ての方のご協力をお願いします。

校長室から 7.21 1学期お世話になりました

 昨日20日、1学期終業式を迎えました。昨年と比べると11日早い夏休みとなるわけですが、例年通りの3か月半の1学期をたっぷりと過ごしました。この1学期間を振り返ってみると、昨年のような学校休業という時期がなく、なんとかやりきれたことにほっとしています。昨年の今頃は、コロナウイルス感染症の影響がここまで長く続くとは思っていなかったように思います。しかし、今は、まだまだ続くんだろうな、という気になってしまいます。そういった非常事態の中、児童たちが元気に学校生活を送れたのは、保護者の皆様始め多くの関係者の皆様のお陰であると感じています。本当にありがとうございました。引き続きご支援よろしくお願いします。
 さて、今日の朝8時00分、学校の百葉箱で確認すると、気温がすでに26℃を超えていました。あっという間に暑くなって、夏本番といった感じがします。42日間という長い夏休み。児童には、「コロナウイルス感染症対策、暑さ対策をしっかりとし、健康で有意義な夏休みに。興味をもったことをいろいろ調べてみて。もちろん宿題も頑張る。」と伝えました。児童が健康で、有意義な日々を過ごせるよう、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

終業式では2名の児童の発表がありました。2人ともしっかりとした発表でした。

校長室から 7.14 1学期あとわずか

 7月が14日を過ぎ、1週間後には夏休みになります。3か月半の1学期が実質終わろうとしています。まだ梅雨明けにならず、最近は雷雨が続いているのですが、暑い夏が近づいているなと感じる日々です。高校野球が始まっており、芳賀北小出身の先輩方の活躍や芳賀町出身の選手の名前を聞くことが多く、その活躍をとても嬉しく聞かせていただいています。
 さて、「雷三日」という言葉を聞いたことがあるかと思います。夏に雷が発生すると、3日ほど続くということなのですが、上空の寒気の動きが遅く、雷雲の発生しやすい状態が数日続くということを表しています。決して必ず3日間続くとか、3日間続けば終わるというわけではありません。現に今日は4日目になります。雷雨はそれ自体局地的で激しい雨ですが、それにも増して近年は、ゲリラ豪雨になることが多く、多くの被害が出ています。十分に気をつけなければなりません。また、被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
 ここ数日、児童の下校時刻前後に、雷の予報が出ています。保護者の皆様や地域の皆様にはたいへんご心配をおかけしていることと思います。学校ではネットを使い、雨雲レーダーや発雷確率などを見ながら判断しています。しかし、危険と判断した後に雲が消えていく、ということもあります。申し訳ありませんがそこはご容赦ください。あってはならないのはその逆で、安全と判断したら突然雷雲が現れたなどというものです。ですので、判断がぎりぎりとなることもあります。命に関することなので、しっかりと判断しなければなりません。こちらもご理解の上、ご容赦ください。皆様からの情報提供や助言もいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 いろいろとご苦労をおかけすることになりますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

今日も児童は、いろいろな機器を使うなどして、熱心に授業を受けています。