校長室から
校長室から 7.2 7月になりました
7月になり、2021年が折り返し地点を過ぎました。1学期は3か月が過ぎ、残りの登校日数は3週間を切りました。この半年間、私はたいへん早く感じました。あと半年もあっという間に過ぎてしまうのでしょうか。何もしないでいても時は過ぎてしまいます。これをやった、と自信をもっていえるようにしたいものですね。
数日前の朝、いつものように児童を迎えていると、校庭のほうから、
「あめあめ ふれふれ かあさんが ・・・」
と、ふたりの女子児童が声を合わせて童謡『あめふり』を笑顔で歌いながら登校してきました。梅雨という憂鬱になりそうな時期ではあるのですが、とても元気になりました。児童の笑顔は、いつも元気を与えてくれます。
6/30(水)、学校では、交通安全教室が行われました。この交通安全教室は、町内の駐在さんや保護者の交通委員会のみなさんの力を借りて学校の周辺を歩く、歩き方の訓練です。登下校には思わぬ危険が潜んでいるものです。6/28(月)に起きた千葉県八街市の児童の死亡事故には衝撃を覚えました。下校途中の児童5人が巻き込まれた死傷事故は、飲酒運転という信じられない事実が報道され、気をつけていても避けられない恐怖を感じました。ですから、気をつけないで登下校するとしたら、その危険は計り知れません。最も大切にすべきは命ですから、できる限り、危険度を下げていきたいと考えます。
梅雨らしい雨の天気が続き、それだけでもいつもより危険であると思います。しっかりと注意を促し、児童の元気なあいさつや歌声が聞こえてくる毎日を維持していきたいと思います。
小雨の中でしたが、いろいろな方の力を借りて、みんな真剣に行っていました。
校長室から 6.30 芳賀北男子バレーボールクラブ県大会優勝!
昨日の新聞でご存じかと思いますが、この度の栃木県スポーツ少年団交流大会で、芳賀北男子バレーボールクラブが、見事、県優勝の栄冠に輝きました。
このことについて、地域の方から「すごいですね。素晴らしいですね。」といった、お祝いの言葉をいただきました。児童のみなさんの日頃の努力が実を結び、輝かしい成績を納めたことに敬意を表します。そして、なんといってもそこに向かうまでの努力をたたえたいと思います。本当におめでとうございます。また、たいへんよく頑張りました。
本来であれば、この後、関東大会があるはずでしたが、今年度はコロナウイルスの関係で中止と聞きました。せっかくの大舞台のはずなのに本当に残念です。関係の児童のみなさんはもっともっと残念に思ったことでしょう。しかし、前述したように、地域の方を始め多くの方が喜んでくれています。この喜びを与えてくれたみなさんに心から感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。
校長室から 6.21 今日は夏至です
6月21日(月)、今日は夏至です。夏至はご存じの通り、昼の長さが最も長くなる日です。今日の芳賀町の日の出時刻は午前4時21分頃、日の入り時刻は午後7時01分頃。昼の長さは、約14時間40分となります。明日は、昼の時間は2秒ほど短くなるそうです。児童たちは、この長い昼の時間と短い夜の時間をどのように過ごしていますでしょうか。暑い日が何日かありましたが、暑さはこれからが本番ですね。
・6月に太陽が出ている時間が一番長くても、気温が一番高いのは8月なのはなぜ?
・昼間に時間が一番短くなるのは冬至といいますが、それはいつ?
・では、昼と夜の時間が同じになるのはいつ?
などというようなことを話題にしながら、短い夜のおうち時間を楽しんでみてはどうでしょうか。学校では難しい勉強をしていますが、何がわかるようになったかそちらも話題にして楽しんでみていただけるとありがたいです。
・タブレットを使いこなしています ・グループ学習を進めています
校長室から 6.17 北小タイム(校長講話)から
昨日の北小タイムでは、6月15日の県民の日についての話をしました。児童のみなさんは、途中の問いかけに大きな声で答えてくれるなど、みんな真剣に聞いてくれました。その内容について簡単に紹介します。
栃木県は、今から148年前の明治6年6月15日、当時の栃木県と宇都宮県が合併して概ね現在の栃木県ができました。このときの県庁所在地は栃木市で、明治17年に宇都宮市に移されました。栃木県民の歌の1番「とちの葉の」の栃は県の木です。男体は男体山のこと、栃木県のシンボル的山です。2番の鬼怒川は、栃木県一長い川。製造品出荷額は全国13位の生産県でもあります。絢爛の文化はなんといっても日光東照宮を思い出します。栃木県は、「豊かな自然」「発展する工業」「歴史を感じる文化と芸術」のバランスが良くとれた素晴らしい県です。
栃木県が日本一になっているものといえば、まず、いちごの生産量。50年以上も日本一だそうです。かんぴょうの生産量は全国の99%です。容器や浴槽などのプラスチック出荷額、液晶テレビ受信機出荷額も日本一です。日光杉並木街道は世界一長い杉並木街道で、ギネスブックにも載っています。
栃木県は、本当はすごいんです。いろいろ調べると、もっと素晴らしさがわかってきます。ぜひ調べてみてください。でも、2020年魅力度ランキング最下位。もっともっと多くの人に栃木県を知ってほしいですね。
児童のみなさんは、栃木県を守り発展させていく大切な一人です。栃木県のことをよく知り、栃木県を好きになり、自信をもって素晴らしいといえる栃木県を作る一人となってほしいと思います。
以上のような内容でした。このあと、「栃木県民の日クイズ」を行いました。のせておきますので、ぜひ楽しんでみてください。
校長室から 6.10 時の記念日
今日6月10日は『時の記念日』です。この日は、今から1350年ほど前、天智天皇が漏刻(ろうこく)という水時計を宮中に設置し、初めて時が告げられた日とされています。1920年、東京天文台や生活改善連盟の方々が相談し、6月10日を『時の記念日』として定めたのが始まりだそうです。
では、『時の記念日』を定めた目的は何でしょうか。実は、江戸時代・明治時代の初期の日本は時間にルーズな文化だったようです。現代の感覚からすると、日本人は時間に正確といった印象が強く、意外な感じがします。しかし、当時の日本は、日の出と日没に時間を6等分する「不定時法」という方法が用いられ、約2時間おきになる鐘の音のみが時間を知る方法でした。かなり大雑把な時間しか知ることができなかったため、必然的に時間にルーズになったわけです。その頃欧米では懐中時計が普及しており、1分単位での時間管理はあたりまえだったそうです。「諸外国に追いつくためには時間に対する認識を変えなければならない」ということで、大正9年(1920年)、『時の記念日』が制定されたようです。
芳賀北小学校では、全ての時間割でチャイムが鳴るわけではありません。1時間目が終わってもチャイムは鳴らないのです。2時間目の終わりや業間の終わりにはチャイムが鳴ります。教室や廊下、校庭には時計があり、どこにいても時間を確認することができます。「チャイムで動かされるより、時間を見て動くことが大切。いやいやチャイムで時間を知らせた方が時間の感覚が身につくはず。」といったいろいろな意見があります。どちらにも良い面があります。どちらであっても、伝えたいことは同じです。発達段階に合わせ、時間の大切さを伝えていこうと思います。
児童は、今日も時間割に従って、様々な授業に取り組んでいます。それぞれが生活の中で時間の大切さを学んでいます。ご家庭でもご協力をお願いいたします。それにしても、一人一人がタブレットをもち授業を行っている姿には、驚きを感じます。時代という大きな時の流れは、学校教育の姿を大きく変えているようです。
初めてのタブレットに、興味津々です。
校長室から 6.1 1学期折り返しです
6月になりました。1学期がちょうど折り返しといったところでしょうか。今日はすっきりと晴れ、青空が広がっていますが、昨日やおとといは雷がなるなど少しずつ季節がすすんでいるように感じます。梅雨入りは早いといわれていますがいつ頃でしょうね。
さて、昨日5月31日は、七十二候では「麦秋至(むぎのときいたる)」というのだそうです。「麦秋至」とは、麦が熟し、たっぷりと黄金色の穂が実り始める頃。百穀が成熟する、麦にとっての秋です。この時期に吹く風を「麦嵐(むぎあらし)」と呼び、黄金色に実った麦の穂をなびかせながら吹き渡る様子が目に浮かびます。また、その頃に降る雨を「麦雨(ばくう)」と呼ぶそうです。
昔から6月1日といえば衣替えでした。今は「クールビズ」といった考え方がすすみ、時期に関係なく涼しい服装で快適な仕事環境を、となっています。衣替えが残っているのは、学校の冬服と夏服の切り替えぐらいでしょうか。学校でも今は衣替え自体も調整期間を置いているところが多く、6月1日と決まっていないところが多いようです。いずれにしても、児童は「半袖、短パン」となり、毎日元気に遊んでいます。この、「いつも通り」、「例年と同じ」といったことがとてもありがたく感じます。
次の七十二候は6月5日に「螳螂生(かまきりしょうず)」をむかえます。カマキリが生まれ出る頃といわれています。趣深いものですね。
ランRUNタイムの様子です。みんな元気いっぱいで運動をしています。
校長室から 5.27 全国学力・学習状況調査およびとちぎっ子学習状況調査
朝からポツポツと雨が降り出し、今日は1日雨模様の予報が出ています。お昼前後には激しく降るとの予報で、気温も上がらないようなので、体調を崩さないか少し心配です。雨が降らないと困ることを重々承知していながら、少し憂鬱な気持ちにもなってしまいます。この時季になると、いつ梅雨入りするのだろうと心配してしまいますね。
さて、本日学校では、6年生が全国学力・学習状況調査、4・5年生がとちぎっ子学習状況調査を行いました。6年生はその名の通り全国一斉に、4・5年生は栃木県全ての小学校で行うテストです。いろいろなタイプの問題が出題され、どのようなところが得意でどのようなところが苦手であるかなど、詳しく調査します。全体的な傾向や各市町の傾向などは後ほど送付されるものですが、学校独自でも調査結果を分析して対策を考えます。先生方にとってはたいへんな仕事になりますが、児童の学力向上と学校生活の充実のためにがんばっています。個人の結果は、かなりの時間を要しますが、県教委や文科省から届きますので、配付する予定です。保護者の皆様には、ご家庭でも参考にしていただければと思います。よろしくお願いいたします。
6年生は全国学力・学習状況調査を一生懸命やっています。
4,5年生はとちぎっ子学習状況調査です。
校長室から 5.21 小さな探検隊現る
今日、校長室に小さな探検隊が現れました。
これは、毎年行われている、1,2年生の生活科おける学校探検です。2年生が1年生のお世話をして、学校の中を案内するものです。案内をしている2年生は、1年生に校長室についてしっかりと説明したり校長室への入り方、並び方や歩き方をアドバイスしたりと、この1年間でお兄さんお姉さんになった姿がよく分かりました。1年生もとても楽しそうでした。
校長室から 5.21 昨日、避難訓練を行いました
昨日20日(木)、竜巻に備えての避難訓練を行いました。1年生の児童の皆さんは、初めての避難場所を教えてもらいながら、真剣に行っていました。でも、竜巻による被害はほとんど予想ができないのではないでしょうか。
今から9年前の2012年5月、ゴールデンウィーク中のことです。真岡から益子を通って茂木方面に竜巻は通過したことがあります。大きな被害をもたらしたこの竜巻についてはご存じの方も多いと思います。当時私は芳賀中学校に勤務していて、ちょうどその日、ひばりヶ丘公園で野球の練習試合をしていました。昼食の時間だったのですが、急に雲行きが怪しくなり、突然の風と強い雨に雹も混じり、屋根の下にいてもぬれてしまいました。これはたいへんだと感じましたが、ここでの大きな被害はありませんでした。竜巻の通り道にあたった真岡の山前小学校付近では、体育小屋が吹き飛ばされだりビニールハウスが吹き飛ばされたり、ガラスが割れたり車が破損したりという大きな被害が出ました。私の知り合いの益子町のある家では、屋根が浮き上がったと聞いています。
実際に竜巻がここ芳賀北小を通過したら?正直なところどのくらいの被害が出るか想像がつきませんが、もっともっと安全に避難するにはと考えます。竜巻が来る方向によっても避難の仕方や場所を変えていかなければなりません。命を守るために、より安全に、です。そのためには訓練をしてみないと分からないことがたくさんあります。この訓練を下に、児童の安全をさらに高めていきたいと思います。
校長室から 5.14 1年前は・・・。
1年前のちょうど今日5月14日、分散登校が始まったことを思い出します。
栃木県では、昨年の3月から学校の臨時休業が続き、令和2年4月16日から5月13日までの4週間が第1回目の緊急事態宣言でした。宣言が解除された令和2年5月14日の栃木県における新規感染者は1人。今は、1日あたり30人前後といったところでしょうか。現在、新しい生活習慣として対策を続けていたり、ワクチン接種が始まっていたりと、新型コロナウイルス感染症を予防していくにはどうすべきかある程度は分かってきてはいるものの、その恐怖は、増していると言わざるを得ません。正直なところ、もう少し早く収束するのではないかと安易に考えていたところがあります。しかし、1年以上経った今でもまだ先が見えていません。新薬の開発や新たなワクチンの承認など、対策が止まっているわけではありません。でも、なかなか思うような成果が現れていないようで残念です。とにかく命を守ることが最も優先されるべきことです。みんなが安心できる生活に戻ることを信じて、今できる対策をやっていきたいと思います。
全国で、小学校での感染が確認されています。残念なことに、県内日光地区の小学校でもクラスターが発生しました。胸を張って大丈夫ですとは言いがたいのですが、今ある学校生活を続けていくために、今一度気を引き締めてできる対策を徹底し、学校生活を送りたいと思います。ご協力をお願いいたします。