校長室から(令和5年度)

1,2年生の校外学習

 10月19日(木)1,2年生の校外学習が行われました。校外学習に向けて、2年生は、班長、地図係、時計係、1年生は、ミニ班長や弁当係の役割が決められていて、「約束を守って仲良く楽しい校外学習にしよう!」という全体の目標と、自分の目当てを立ててのぞみました。

 2年生の司会のもと、出発の会の後、学年ごとにバスに乗車し、千葉市動物公園に向かいました。天候にも、道路事情にも恵まれ、予定よりも早く目的地に到着しました。

 動物園では、まず園内を全員で1周し、動物たちを見学しました。見学後は、1,2年合同のグループで楽しみにしていたお弁当を仲良く食べました。

 食後は、グループごとに園内を自由に散策しました。初めてのグループ行動だったので、途中はぐれてしまうグループや見学場所がなかなか探せないグループもありましたが、2年生のリードで時間一杯を有効に使って、見たい動物をじっくり見ることができ、誰一人迷子になることもなく時間通りに集合することができました。

 帰りのバスの中では、疲れて寝ている児童もいましたが、DVDを鑑賞したりして楽しく過ごしました。

 学校到着後は、到着の会を行い、各学年の代表が今日の感想を元気一杯に話すことができました。

 校外学習に向けてのたくさん準備したことが、当日にしっかり生かせ、初めての体験をたくさん積み、たいへん良い学習となりました。

 

 ▲出発式  ▲千葉動物公園到着  ▲中央広場にて

 

 ▲ 昼食  ▲午後のグループ行動  

 

林間学校

 9月24日~26日の2泊3日で林間学校が行われました。

 いつもより早起きでしたが、遅刻者もなく予定通りにバスが学校を出発しました。バスの中では、レク係を中心に楽しいレクで盛り上がりました。道路も空いていて、予定よりも早く、最初の目的地栃木県那須郡那須町に位置する標高1915mの茶臼岳に到着しました。

 茶臼岳ロープウェイ乗り場では、思っていた以上の涼しさにびっくりした児童もいたようですが、長袖に着替え、登山準備をして、ロープウェイに乗りました。車掌さんからは、「この2週間で1番の天候」と言われるぐらいの晴天で、ロープウェイからの絶景に目を奪われつつ、これから始まる登山に、期待一杯の子どもたちでした。1684mの山頂駅からは、いよいよ徒歩での登山。最初はなだらかだった斜面が段々きつくなり、登るのに次第に無口になる児童でしたが、時折入った休憩では、眼下に広がる景色に大きな歓声が上がりました。山頂では360度、視界を遮るのもがない、壮大な景色のもと、グループで昼食をとり、存分に雄大な自然を楽しみました。下山では急斜面を降りるときに手を使いながらゆっくりと進む児童もいましたが、全員無事に山頂駅に到着することができました。

 下山後は、再びバスに乗り、宿泊地の国立磐梯青少年交流の家を目指しました。

 交流の家では、夕食後にキャンプファイヤーを行いました。ファイヤーに、「健康」、「情熱」、「感謝」、「平和」を誓い、ファイヤーに点火し、闇夜を明るく照らしました。ファイヤーの火を囲んでフォークダンスやレクで大いに盛り上がり、充実した1日目が終わりました。

 2日目は朝寝坊する児童もなく6:15に起床。7:00からの朝の集いでは、代表児童による東小学校の学校紹介がありました。寸劇を交え、分かりやすく学校が紹介でき、参加者から大きな拍手を頂きました。

 この日は、まず野外炊飯にチャレンジしました。役割分担に従って、かまどに火を起こしたり、カレーの具材を洗って切ったりと作業を進め、12:00にはどの班も美味しいカレーライスが出来上がりました。かまどの煙、ちょっぴり焦げたご飯、…、普段食べなれたカレーなのに、格別の昼食になりました。

 昼食後は、後片付けを手分けして行い、交流の家の敷地とその付近を使ってオリエンテーリングを行いました。磐梯山の山裾にある交流の家の周辺は大自然に囲まれ、「本当にこの道があっているのか」と不安になる細道も数多くありました。児童たちは地図を片手にグループの仲間とポイントを探して元気よく走り回っていました。

 2日目の夕食後は児童たちが楽しみにしていたナイトハイク。交流の家の敷地内の山林を懐中電灯だけで歩くコースは、散歩がてらの昼の下見とは違って、月の明かりも雲に遮られた漆黒の闇。怖さをまぎらわすために大きな声で歌っているグループもありました。そして脅し役の先生たちの仮装と名演技。あまりの怖さにリタイヤする児童もいましたが、去り行く夏の楽しい思い出の一つになったようです。

 3日目は朝食後に荷物の整理や部屋の清掃を手際よく済ませ、焼き板制作に取り組みました。「焼き板」とは、木材を焼き、炭化したものを磨いて、イラストや文字を書き込んだ装飾品です。説明を受けた後、昨日のかまど係が野外炊飯で培ったか経験を生かして素早く火を起こし、順番に火ばさみを使って木材を焼いていきました。かまど係は、新聞紙を追加したり、薪の置き方を変えたり、薪の追加をしたりして火力が弱くならないよう調整まで頑張りました。そして、各自が焼き上がった木材をたわしで丹念に炭を落とし、乾いた雑巾で黒光りするまで磨き、予め考えていたデザインを描いていきました。巧みなイラストやおもしろい表現の文字が描かれたもの、隅が欠けるまで丹念に焼いてあるもの、光沢がちょっとみんなより凄いものなど、アイディアと匠の技が満載の作品がたくさんでき上がりました。

 交流の家での最後の昼食後、交流の家の方々に見送られ、学校に向かい帰路につきました。帰路でもレク係が最後までレクで盛り上げ、楽しいままに学校へ到着できました。

 今回は宿泊地が思わぬ自然災害によって、那須甲子青少年自然の家から磐梯青年交流の家へと急遽変更になり、私たち教職員も不安で一杯でした。しかし、5年生の全ての児童の頑張りはもちろんのことですが、保護者の皆様のご理解とご協力、わざわざ那須甲子青少年自然の家からお手伝いに来てくれた職員の方々や磐梯青少年交流の家の職員の方々など、多くの人の力に支えられ大成功に終わることができました。林間学校のテーマである「感謝」がいっそう児童たちの心に響き、思い出深い林間学校にすることができました。ご協力いただいた全ての方に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

 

 ▲茶臼岳登山    

 

 ▲1日目夜    

 

 ▲朝の集い    

 

 ▲野外炊飯    

   

 ▲オリエンテーリング    

  

 ▲焼き板制作    

 

  

4年生の校外学習

 9月20日(水)4年生の校外学習が行われました。

 4年生は社会科で千葉県について学習しますが、その一環として今回は成田国際空港を目的地として、事前に調べ学習等を行い校外学習に臨みました。4年生はコロナ禍の入学でしたのでバスレクの経験はありませんでしたが、レク係がみんなで相談して工夫をしたレクを考えていたので、楽しく盛り上がったバスレクの中、成田国際空港に隣接した航空科学博物館の敷地内にある「空飛ぶ学び舎ラボ」へ到着しました。

 ここでは、実際に空港で働くグランドスタッフやキャビンアテンダント、パイロットから成田国際空港や空港で働く人についてクイズを交えつつ説明を受けました。成田国際空港の滑走路は現在2つであるが、将来はもう一つでき ることや成田国際空港は世界で5番目にきれいであること、働いている人が約4万人で、パイロットやキャビンアテンダント以外にもたくさんの職業があって、それぞれの職業の仕事内容などを丁寧に説明していただきました。4年生は調べたこと以外にも多くのことをここで学べました。その後、敷地内を徒歩で移動し、航空科学博物館内をグル ープごとに見学しました。ここでは、航空機に関する展示物を見たり、展望展示室から発着する飛行機を眺めたり、 それぞれ1時間の見学時間を有効に使いました。集合時間に遅れるグループもなく集まり、全員で野外展示の航空機がある芝生の広場に移動し、お弁当をグループごとに仲良く食べました。

 昼食後はバスで、空港へ移動し、先ほど説明していただいたグランドスタッフとキャビンアテンダントから、クラスごとに空港内を案内していただきました。中が2階建ての大型の飛行機は座席を全部エコノミー席にすると800名が搭乗できるとか、飛行機の離着陸は一方通行になっていて、その日の風向きによって方向が決まる(風が吹く方向に向かって進む)ことなど、飛行機のついての豆知識も教えていただきました。

 4年生は、校外学習で、空港や空港で働く人の仕事、飛行機についてたくさん学ぶことができて実りある1日となりました。

 

 ▲「空飛ぶ学び舎ラボ」      
       
       
       
  ▲航空科学博物館      
       
       
    
       
    ▲成田国際空港      

 

修学旅行

 

 7月9日~10日の1泊2日で修学旅行が行われました。

 いつもより少し早起きして、眠そうな児童もいましたが、遅刻者もなく予定通りにバスが学校を出発しました。バスの中では、レク係を中心に楽しいレクで盛りあがりました。途中高速道路で雨が降ってきて天気が心配になりましたが、最初の目的地の東照宮に着くころには、曇り空になっていました。道路が空いていたこと、子どもたちが素早く行動したことで、予定よりも早く東照宮に到着しました。

  東照宮見学後、徒歩で昼食場所まで移動し昼食をとりました。食後楽しみにしていたお買い物タイムがやってきました。ここでは、事前に立てた買い物計画に従って、家族や自分へのお土産を買い、大満足の笑みでいっぱいになりました。

 次に行ったのは、華厳の滝。エレベーターから降りたときの気温差にちょっと驚いたのも束の間、豪快な水しぶきをあげて落ちる滝に大喜び。展望台まで届く水しぶきも心地よく、自然が作り出す雄大さと、美しさをバックにいろいろなポーズをとって記念写真を撮りました。

 華厳の滝の余韻を残しつつ次に向かったのは、湯滝。華厳の滝とは違った趣があり、滝つぼから少し離れたところで、水遊びを楽しみました。ここでも運のいいことに、水遊びを楽しむスペースができるぐらい人が少なかったこと、天候も晴れ間がのぞいたことなど水遊びに絶好なタイミングでした。そして、水の冷たさに狂喜乱舞の子どもたち。川辺での水遊びの約束でしたが、透明で美しい水に誘われ、ついつい浅瀬から川の深淵へ進んで、洋服を濡らしてしまった子も出たほどでした。

 濡れた児童の着替えを済ませ、宿泊地、奥日光小西ホテルに向かいました。ここでも予定よりも早く到着することができました。ホテル到着後、荷物の整理等をゆっくり済ませ、源泉の見学に徒歩で出かけました。源泉特有の硫黄の匂いに苦戦した児童もいましたが、ぷくぷくと湧き出す源泉に手を入れたり、白い湯気に包まれた小さな源泉小屋が建ち並ぶ風情ある景色を楽しんだりしました。また、帰り道、湯元温泉街にある、足湯『あんよの湯』へも立ち寄りました。少し熱めの湯でしたが、1日歩き回った足の疲れがとれ、野生の鹿とも遭遇することもでき、みんなで足湯を楽しむことができました。

 宿に帰って、夕食を済ませた後、この日の最後のイベント、日光彫りの体験をしました。カーボン紙を使って考えてきたデザインを手鏡やペン立て、ミニアルバムなどに写し取り、初めて使うひっかき刀に悪戦苦闘しながらも、子どもたちは作品作りに没頭しました。難しい部分は日光彫の職人の先生に手助けしてもらいながら、約1時間後、完成した作品を手にすることができ、旅のよい思い出の品になりました。

 2日目は、朝から晴天でした。ホテル出発の会を済ませホテルの方々に見送られながら三本松園地へ向かいました。ここでは、戦場ヶ原の見学と学年全体で男体山をバックに記念写真を撮りました。男体山は、中禅寺湖の北岸にそびえる雄大な山で、この日は、1点の曇りもなくその雄姿をバックに収めることができました。

 その後、バスレクで楽しむ中、緑が濃く、絶景のいろは坂を下り、修学旅行最終目的地の日光江戸村へ移動しました。江戸村では、グループごとに事前に立てた行動計画に従って、展示の見学や芝居を見たり、江戸時代の文化を体験したりしました。また、広大な敷地に武家屋敷など実物さながらの町並みが再現された江戸村での体験は、社会科で学習する江戸時代をさらに深めることができることでしょう。

 こうして全ての日程を終え、帰路につきました。帰路のバスの中では、児童から、「もっといたかった」、「とっても楽しかった」、「たくさん思い出ができた」等の感想が聞かれ、今回の修学旅行が大成功に終わることができたと思いました。

 最後になりましたが、朝早くからお見送り、そして到着時にはお出迎えとお骨折りいただいた保護者の皆様、修学旅行へのご協力ありがとうございました。

 

 

       

 

 ▲東照宮にて

           

 

 

 

 

 ▲華厳の滝にて

   

 

 

   

 

 ▲湯滝での水遊び

   

 

 ▲足湯『あんよの湯』

 

 

   

 

  ▲日光彫体験

       

 

 

 

 

 ▲三本松園地の三猿の像で

   

 

 

 

 ▲戦場ヶ原(三本松園地で男体山をバックに学年で)

 

 

 ▲江戸村にて

     

 

 

5年校外学習

 6月21日(水)5年生の校外学習が行われました。

 最初の目的地は、つくばエキスポセンターです。ご存知の方も多いと思いますが、つくばエキスポセンターは、1985年に行われた科学万博を記念する恒久施設として建設され、我が国の科学技術の研究開発の現状などを紹介する施設です。往復のバスの中では、バスレク担当の子どもたちがよく考え練られた楽しいレクで全員が大いに盛りあがりました。

 つくばエキスポセンターに到着後、最初に2階展示会場を見学しました。ここでは、宇宙や深海、南極などの探査についての科学技術が展示され、自動は興味深く展示物を見ていました。次に、プラネタリウムを体験しました。ここのプラネタリウムは、世界最大級の大きさということだけあって、迫力ある映像が広がり、惑星や星座について興味深いお話をたくさん解 説していただけました。時折、お話の中にちょっとした質問が入ったのですが、東小の児童から正解が出て、解説の方からも「よく知っていますね。」とお褒めの言葉をいただきました。プラネタリウムの後は、1階展示会場を回りました。ここでは、体を使った遊びを通して身近な現象にひそむ科学の原理や、発見することの楽しさが体験できるたくさんの実験装置があって、実際に操作しながら五感をフルに活用しながら科学の面白さ、不思議さを体験することができました。さらに、サイエンスショー「飛ぶ」(20分程度の講義)を参観しました。飛ぶための翼や竹トンボの羽の秘密等、「飛ぶ」ことをテーマにした軽妙なトークと演示実験で、時が経つのを忘れるほどでした。特に、アルコールを使った紙コップのロケットは、爆音と共にロケットがあっという間に天井近くまで跳び上がるさまに誰もが息をのみました。

 次に、こもれび森のイバライドへ移動し、お弁当をグループごとに食べた後、オカリナの絵付け体験にチャレンジしました。児童たちのデザインはどれも個性豊かで、好きな色を使ってお気に入りのキャラクターや花、幾何学模様など、思い思いに腕を振るっていました。また、絵付けが終わった人からじゃぶじゃぶ池で水遊びを楽しみました。「最初は少しだけ」と思っていた児童もいたようですが、楽しさについ、全身ずぶ濡れ状態の子もいました。濡れた服を着替え、駐車場へ移動する道すがら、飼育されている動物たちを眺め、バスへ乗車して帰路につきました。

 たくさんの見学や体験が1日の中にぎゅっと詰まっていましたが、天候にも恵まれ、これまでに学校生活で培ったことをもとに、自分たちで決めた約束事をしっかり守り、楽しい1日となりました。

 

  

     ▲学校出発の会            ▲つくばエキスポセンター入口

 

 

    ▲サイエンスショー(飛ぶ)       ▲こもれび森のイバライド入口

 

 

     ▲オカリナ絵付け体験         ▲じゃぶじゃぶ池での水遊び