校長室から(令和3年度)

4年生が1年生の先生に(6月21日)

 今朝の昇降口の風景です。現在2年生が栽培しているミニトマトの実がだいぶ赤くなってきました。水やりを終えた後、大切に抱えてきたトマトを見せてもらいました。

 朝から虫や生き物を目にする機会も多くなってきました。夏に向かって季節が急速に進んでいくのを感じます。

 世話をするために教室で飼育している生き物を週末に家に持ち帰る児童が多いので、月曜日の朝は水槽持参で登校する児童の姿をよく見かけます。写真の水槽には、見えづらいですがバッタに混ざってトカゲ(カナヘビ)の姿も見えます。

  5時間目、1年生がタブレットPCの使い方を初めて学習しました。最初の難関はログインのやり方です。キーボードの写真と共に、ログイン方法が書いてあるカードが配られましたが、キーボードの文字の位置がなかなか見つからずあちらこちらで困っている児童の姿を見かけます。

 そこに、強力な助っ人たちが現れました。本校の中でも、PCの学習を先行して進めている4年生の児童たちが1年生の指導に来てくれました。4年生1人で2人の1年生を担当し、ログインのやり方から始めて、学習ソフトを起動して簡単なドリル学習を体験してみるところまでがこの時間の指導目標です。かなり難易度が高い目標だと思いましたが、4年生の児童たちが優しく丁寧に教えてくれるので(お世辞抜きで本当に上手に教えていました)どんどん学習が進み、多くの1年生が学習ソフトを体験するところまで到達することが出来ました。問題を解いて〇が出る度に「やったー♪」と喜ぶ1年生たちを、4年生の児童たちがそっと温かく見守っている姿がとても印象に残りました。

 担任の話では、授業後に4年生の児童たちから「自分でやってあげた方が早いと思ったけど、1年生ができるまで我慢して見守るのがたいへんだった。」という感想が聞こえてきたそうです。彼らにとっても、とても貴重な体験の機会になったようです。