校長室から

2023年12月の記事一覧

令和5年12月4日 2学期末保護者会 全体会 校長挨拶

 本日は、保護者会への出席、ありがとうございます。

 また、日頃よりの本校教育活動へのご理解・ご協力に感謝いたします。

  

 2学期を振り返ると、まず9月16日に予定された体育祭でしたが、体調不良の生徒が多いために延期しました。結果的に多くの3年生が参加できるようになったことが一番良かったと思っています。また、10日間延期したことで猛暑が少し和らぎ、熱中症になる生徒が無かったことは幸いでした。16日より後の土日には部活動の多くの大会が計画されていたことで体育祭が平日開催になり、参観できなかった保護者の方には申し訳ありませんでした。 

 なお、地球規模の気候変動の影響で、来年度以降も猛烈な暑さが予想されます。生徒の安全と健康を優先に考える と、今年のように9月下旬の平日開催も一つの案と考えています。雨天順延の場合も給食対応できること等から近隣市でも平日開催の学校が増えており、本校も検討していることをご理解願います。

 10月のPTAバザーでは、3年目のキッチン・カーだけでなく、社会福祉協議会等の販売も復活しました。役員やボランティアの方々の運営に感謝します。この日の午前中は、授業参観に加え、初めて「自由研究発表会」を実施しました。1学期に計画し、夏休み等に探求した自由研究について各クラス3人の代表生徒が発表しました。教科もいろいろ個性豊かな探求学習について、学年を越えて学び合うことができました。午後は、昨年に引き続き「アビ☆フェス 生徒発表会」を開催しました。演劇部や吹奏楽部、合唱部、特設合唱団、英語スピーチ、そして100年に一度のチャンスで本校に回ってきた北方領土視察事業の報告、他にも有志の生徒が特技のダンスや歌を披露しました。また、「我孫子三小健康クラブ」に『ペタンク体験』を依頼し、地域の方々とふれあう機会ともなりました。これらは、自分から手を挙げた生徒スタッフがPTAや外部団体と協力して運営する新しい学びの形態となっています。

 11月には合唱コンクールが柏市民文化会館で行われ、ステージ上で美しいハーモニーを響かせました。特に3年生の歌声は、どのクラスが最優秀賞になってもおかしくない程のレベルの高さでした。

 このように、どの活動にも生徒が「楽しく、一生懸命に取り組む」ところが、本校の素晴らしい点です。昨日は、演劇部が市の「平和の集い」において上演し、戦争のむなしさや平和の尊さを伝えました。涙を流す市民の方もいました。

 陸上部が全国大会や関東大会に進み、東葛駅伝優勝や昨日の関東駅伝で準優勝、野球部の県新人戦3位、女子剣道部が県新人ベスト8等、多くの部が成果を上げています。上位大会に進めば、費用がかかります。また、バスケットボール部のユニフォームの規定変更により、今までの物が使えないということも起きています。これらにより生徒活動後援会費が当初の予算では足りなくなり、急遽寄付を集めることになりました。皆様のご理解ご協力に感謝いたします。

  

 さて、3年生は卒業まで約4カ月足らず、進路選択が迫ってきています。いろいろな高校や就職など進む道は別々ですが、我孫子中で学び、経験したことを生かして欲しいと思います。

 2年生は、新生徒会役員や委員会が決まり、学校の中心としての活動が始まっています。3年生に向けて一人ひとりの成長に大きな期待をしています。

 1年生は入学から8カ月が経ち、中学校のリズムに上手く対応できた子もいれば、学習や生活、友人関係において悩んでいる生徒もいると思います。いじめや暴力等は絶対に許しませんが、成長過程の生徒の集まりである学級や部活等で問題が起きるのは、むしろ普通です。そこで悩み、対話し、気持ちを伝え合うことを通して問題解決するプロセスこそ学校における学びです。「トラブルを解決するのは先生ではなく生徒自身である」を前提に進めます。もちろん、必要に応じて教師も関わって参ります。

 学校の教育活動や教師の指導について、ご理解願いますが、確かめたいことなどありましたら直接に学級担任や部活顧問に連絡願います。それが難しい場合は、学年主任や生徒指導主任、養護教諭、心の相談員、スクールカウンセラー、管理職でも結構です。子供達の成長を支えるパートナーとして共に考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 最後に、日頃に来校された折り、校内で生徒からさわやかな挨拶は受けているでしょうか。学校評価が始まっています。厳しく挨拶などを評価してください。

 この後の学級懇談もよろしくお願いします。