2024年6月の記事一覧
校長ブログNo62 ホスピタリティを学ぶ
東京ティズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」が一昨日(6月6日(木))オープンしました。少し前の出来事になります。5月15日(水)快晴。6年生は東京ディズニーシーの新しいパーク「ファンタジースプリングス」へ校外学習へ行きました。これは、本校が昨年2月の報道発表を受け、学校として応募し、厳正なる抽選の結果招待されたことを受け実施したものです。
「千葉県が昨年締結した千葉県と(株)オリエンタルランドの包括連携協定に基づき、県内の小学6年生、約6,000人をオープン前の「プレビュー」として招待する事業です。オリエンタルランド様からチケット・昼食等ご用意いただき、県からは往復のバス経費を負担していただきました。今回の校外学習の目的は事前に教材を提供いただき「ホスピタリティ(心からのおもてなし)」について学習し、実地で子供たちが学ぶものです。(千葉県知事Xより)
プレビュー体験を通して、テーマパークにおける「ホスピタリティ」を学ぶなど、学校では体験できない学習をすることができ、とても有意義な一日になりました。
子供たちは、最初はディズニーリゾートへ行けると大喜びでしたが、遊びに行くのではなく、「ホスピタリティ」について学ぶという今回の校外学習の目的をよく理解していました。事前に活動計画を立て、2つのグループに分かれて落ち着いた態度で学習に臨むことができました。
事前にプレビューについての報道を視聴した児童も多く関心が高いことがうかがえました。パークに入ると想像以上にスケールが大きいことに感動し、素直に「これはすごい」「思っていた以上に広い。大きい。」「想像していたよりもずっと楽しい。」「本当に夢の世界のようですね。」「キャストのおもてなしがすばらしい。」などなど口々に感想を言葉にしていました。
子供たちが現地で出会ったキャストにインタビューして「ホスピタリティ」についての考えを聞いたり、交流を深めたりすることができました。さらに、パークへ誘導する方、工事関係者の方、モノレールの乗務員等全てディズニーリゾートの運営に関わっている方が笑顔と心のこもった挨拶にホスピタリティを肌で感じることができました。このような貴重な機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝します。ありがとうございました。
校長ブログNo61 しっとりと始まる6月の朝
早いもので1年の折り返しである6月を迎えています。校門の掲示板も模様替えしました。
二十四節気「芒種(ぼうしゅ)」
「芒(のぎ)」とは、いねや麦などのからにある、はりの形をした毛のこと。「芒」のある穀物の種をまく時期である。(小学6年 国語科教科書P83(光村図書)より)
これから梅雨の季節を迎えますが、15日後の次の二十四節気は早くも「夏至(げし)」(6月21日ごろ)です。
運動会や陸上大会と大きな行事を終え、次は5年生の宿泊学習を控えています。その間、ちょっとした落ち着いて学習できる時期です。
朝の学校は、登校後各教室で8時から活動が始まりますが、静かに1日のスタートをきっています。毎月第1・第3火曜日は読み聞かせボランティアさんによる各教室での読み聞かせの時間で、しっとりとした1日が始まります。
6月4日(火)読み聞かせでは、先日の読み聞かせボランティア応募のチラシをご覧になって新しいメンバーの方が来てくださいました。随時応募を受け付けております。興味のある方はぜひ申し込みをされてみてはいかがでしょうか。子供たちもたいへん楽しみにしている読み聞かせの時間です!!
校長ブログNo60 学校図書館での授業
毎週火曜日は本校の図書館に、図書指導員として横芝光町図書館から司書さんが来てくださいます。
1年生が初めて学校の図書館を利用するので、今日は2名の司書さんが説明会を開いてくださいました。図書室の使い方、図書室の本の並び方、図書の扱い方について1つ1つ説明を受けて学習しました。
読み聞かせもしてくださいました。
お話の世界に引き込まれていきます。
図書館や図書室の本は分類表にしたがって整理されています。
さっそく図書室にある本を本棚から探して読み始めます。
気に入った本は貸し出しもしてくれます。 1週間に1人2冊まで(夏休みなど長期休業は3冊まで)借りることができます。
学校での貸し出し業務は、月~水、金の昼休み図書委員が中心となって行います。また、学級での読書の時間にも担任が貸し出し業務を行います。
本の借り方について教えていただき、1人ずつ本を借りました。図書カードのバーコードを読み取ってもらいます。1週間後に読み終わって返却するときは再び図書カードのバーコードを読み取ってもらい返却処理後、自分で元の棚の位置へ返します。図書の整理番号の読み方についても教えていただきました。
学校の図書室の使い方はわかりましたか。これからもたくさん本を読んで読書に親しんでもらいたいです。また本を借りに来てくださいね。
校長ブログNo59 学校給食(6月3日・4日)
▼6月3日(月)の学校給食
ご飯 セルフビビンバの具 ショーロンポー わかめスープ 牛乳
本日は国際理解給食の「韓国料理」です。セルフビビンバとは、ビビンバ(韓国語で混ぜご飯を意味する)の具(にんじん、もやし、ほうれんそう、にら、豚肉、錦糸卵)を自分で好きなようにご飯と混ぜ合わせて作ります。食事のときの楽しみが1つ増えますね。ショーロンポーも肉汁じゅわーっとジューシーでした。
6月は「食育月間」です。「食育」とは食を通じて丈夫な体と心を育むことです。食生活の大切さを考える機会としましょう。
6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です。歯と口の健康を守ることは食事をする上でとても大切なことです。よくかんで食べることは体によい働きがたくさんあります。食後に歯を磨いたり、かみごたえのあるものを食べて歯を大切にしましょう。
▼ 6月4日(火)の学校給食
玄米ご飯 根菜ソテー くきわかめカツ 切り干し大根の味噌汁 グミ 牛乳
校長ブログNo58 サツマイモの苗植えと豊作祈願
5月30日(水)晴れ。この日、1・2年生が生活科の学習でサツマイモの苗植えを行いました。植えた場所は正門右側付近です。ちょうど来客対応をしていた時間だったので、写真が撮れたのは植え終わって片付けに入る頃でした。雰囲気が伝わる写真が撮れずに残念
▼ 等間隔に芋の苗を植える1・2年生
▼ 最後に水をたっぷりあげて苗植えを終えました。大きく育てサツマイモ。
5月30日。この日は台風1号がやってくる前の貴重な晴れの日でした。翌5月31日、関東地方に最接近した台風1号による大雨の中、私は電車で千葉市幕張にある研修センターへ研修を受けに行きました。朝の通勤時間帯は傘をさしていても風が強く吹き込む激しい雨で、スーツもかばんもびしょ濡れでしたが、午後には雨が上がりました。夕方、研修を終えた私が幕張駅から電車に乗る前に立ち寄った場所があります。それは、サツマイモの神様をまつってある神社です。
さて幕張と聞くとどんな光景を思い浮かべるでしょうか?多くの方が幕張メッセやマリンスタジアムだと思います。私が研修を受けた場所は同じ幕張でも、みなさんがよくご存知の1970年代~80年代に海を埋め立ててできたた幕張新都心の一画にあります。しかし、神社がある場所は、京成千葉線の幕張駅付近に位置し、駅がある場所は海と陸の境であった国道14号線よりも内側に位置する昔からの幕張です。
ときは江戸時代にさかのぼります。当時の技術では日照りにより思うように稲の栽培ができず、たびたびの飢饉(ききん)に見舞われ大勢の人々が亡くなりました。そこで、蘭学者である青木昆陽(あおきこんよう)(1698〜1769)は、日照りにも強い農作物であるサツマイモの栽培をこの幕張の地で試作し、成功をおさめ、栽培することを江戸幕府に進言したのです。その後全国各地でサツマイモの栽培が普及したことにより食料を確保でき、多くの人々を救った功績が讃えられ、ご祭神として祀られたのです。「昆陽(こんよう)神社」と呼ばれます。
社殿につきました。さっそく願い事を...
「どうか1・2年生が昨日植えたサツマイモの苗が順調に育ち、おいしいサツマイモがたくさんとれますように!!」途中1・2年生の笑顔が次から次へと浮かんできたので、きっと願い事が通じ、大豊作は間違いなし!!
空はまだ怪しい雲が立ち込めていましたが、朝の激しい雨はすっかりやみ、神社へのご祈祷も終えすがすがしい気持ちで後にしたのですが、JR幕張駅へ向かう道の途中でなんとまたおもしろい名前の保育園を発見しました。「幕張いもっこ保育園」です。仕事を終えてあわただしくお子さんを迎えに来る保護者の方と一緒にホッとした表情で帰る園児を目にしながら駅へと向かいました。さらに駅舎の中にツバメの巣があり、電車を待つ間、ひなにエサをしきりに運ぶ親鳥が飛び交う様子を見ていました。やがて夏が終わるころにはひなも独り立ちし親鳥と一緒にあたたかい国へと旅立つことでしょう。それから数か月したら1・2年生が植えたサツマイモもものすごい大きさに育ち収穫の時期を迎えることでしょう。1・2年生はびっくりして大喜びだろうなあ~♪ そんなことを思いながら帰路につきました。ほっこりほっこり♪
▼ 昆陽神社の由緒の説明板
かつてこの京成幕張駅の隣には大踏切が平成半ばまで存在しました。その後、区画整理により立体交差化され大踏切はなくなり、神社も移転して2つ並んでいます。京成幕張駅からは徒歩5分。JR幕張駅からは徒歩9分。
▼ 秋葉神社(左)と昆陽神社(右)の社殿
▼ 神社の向こうにはJR総武線と京成千葉線の電車が通る。
もう一つの神社は人類の歴史的転換となった「火の神」を祀る「秋葉(あきば)神社」です。
▼ 秋葉神社の鳥居と由緒の説明板