2015年1月の記事一覧
その2 カウンセラーの眼「教師像と学園ドラマ」
変わる子どもとの関係・学園ドラマ(読売新聞記事).pdf
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<カウンセラーの眼「教師像と学園ドラマ」> 「あなたが強く印象に残っている学園ドラマは何ですか?」 こんな質問に対して、あなたはどんな答を出しますか?
私の小・中学校期は、「高度成長期」でしたから、太陽に向かって走れ!、というような教師が引っ張る「学園ドラマ」を観ていました。小・中・高校時代に、「学園ドラマ」として印象に残る俳優は、夏木 陽介さんや竜 雷太さん、村野 武範さん、中村 雅俊さんでした。
私が新米教師になった80年代はじめは、「熱中時代」水谷 豊さんで、10年、私の愛称は「熱中先生」でした。
80年代には「校内暴力」の嵐が吹き荒れると、「3年B組金八先生」武田 鉄矢さんでした。時代に呼応して、社会問題を取り上げ「中学生の妊娠」や「ツッパリ」、「性同一性障害」、「モンスターペアレント」などに金八先生が、立ち向かいました。
90年代後半から2000年はじめにかけては、社会悪に向かって、生徒のために闘ってくれる「スーパー教師」を求める気風が強まって、「GTO」反町 隆史さんや「ごくせん」仲間 由紀恵が理想の先生像になったようです。
今後、2010年後半、どんな「学園ドラマ」が登場するのか、楽しみにしたいと思います。
その1 校長室コラム「阪神大震災から20年」
<校長室コラム「阪神大震災から20年目」> 「1,17」、これは20年前、阪神に大震災が起こった日です。今日で20年目ということで、NHKや民放TV局でも「特番」を組んで「大震災」の放映をしていました。
また、今日は「大学センター試験」の1日目がありました。矢中職員のお子さんも数名、試験に参加しています。
私は午後2時過ぎに矢中へ行きました。校庭では、野球部とサッカー部が練習をしていました。「強風注意報」が出ていたとおり、北風が強く、部活に来ていた生徒の自転車が軒並み、倒れていました。生徒たちは、強風の中でも元気いっぱい練習をしていました。
その3 カウンセラーの眼「愛着、愛情ホルモンが今、注目」
<カウンセラーの眼「愛着、愛情ホルモン「オキシトシン」が今、注目されています」> これまで数回にわたり、親子の愛着やスキンシップの重要性について掲載してきましたが、今日は愛着、スキンシップから分泌されるホルモン「オキシトシン」についてお話します。
1 「オキシトシン」という愛情ホルモンが1906年に発見され、NHKなどでもその効果を「特番」で放映しています。
2 今までは「オキシトシン」は出産前後の陣痛促進や母乳分泌促進に働くホルモンとして知られていました。それが、新たな研究により、母性だけではなく父と子、男女、恋人同士、教師と教え子との関係の中でも「オキシトシン」ホルモンが、脳(視床下部)から体内に分泌されることが分かってきました。
つまり、男女の区別なく、しかも年齢を問わず分泌される愛情ホルモンです。ただし、女子には多く分泌され、男子は受容体が少ないために女子に比べて出にくく分泌量も少ないことも分かってきました(男子には、女子より3倍、4倍の愛情とスキンシップが必要だと考えられています)。
3 親子、夫婦、男女、家族、教師と子などが、温かな愛着行動やスキンシップにより、素晴らしい効果を及ぼすホルモンが「オキシトシン」です。
愛着行動やスキンシップの例としては、温かな接触、抱擁、ハグ、ほほえみ、ふざけ合い、見つめ合い、愛情を込めた言葉かけや会話などが、脳を刺激し「オキシトシン」を分泌させます。
4 「オキシトシン」の増加により、他人にやさしく、より寛容でポシティブになります。
しかも、親子の関係を深めたり、他人への思いやりが増したり、気持ちも安定します。
「ストレス耐性」がついてきて、ストレスに強い体(心)になっていきます。
「オキシトシン」の影響で、「セロトニン」(脳内伝達物質)が活性して、記憶力が増し学習効果も高まります。
「オキシトシン」の分泌により、身体や頭、心の面でも、よりよい影響を与えることが分かってきました。
5 「オキシトシン」の効果を利用しないと「もったいない」と思いませんか!
このホルモン「オキシトシン」は、相手とのふれ合いや語らい、ふざけ合いなどの愛着行動をしてから10分から15分で分泌量が最大となり、その後1時間は高いモチベーションが維持されるホルモンです。
一日に、短時間でもいいので、「オキシトシン」の恩恵を受けられるように、お子さんと(夫婦の中でも)、言葉かけをしたり会話をしたり、遊んだりなど、ふれあえるような時間を作っていってはどうでしょうか。
***今日で、カウンセラーの眼での「愛着」の話題の話は終了します。明日からはまた話題をかえて掲載します。
*参考文献 山岡祥子(臨床心理士)「講演」資料H27,1,9より
その2 校長室コラム「1年3クラス、登校」
<校長室コラム「1年3クラス、学級休業明け 登校しました」> 昨日まで、2日間「学級休業」になっていた1年2組、3組、4組の生徒たちが元気いっぱい登校してきました。残念ながら、インフルエンザ診断から5日間、解熱から2日間が経過していない生徒、数名は今日もおやすみでした。
昨日、午後からの雨は「雪」に変わることなく、朝は止んでいてほっとしました。
今日も3者面談、2者面談が予定されています。よろしくお願いします。
その1 食育コーナー「今日の献立」
<食育コーナー「今日の献立」> ご飯、牛乳、ししゃもフライ(2本)、ひじきと大豆の煮物、豆腐とワカメ、なめこの味噌汁でした。 久しぶりに「ひじきの煮物」をいただきました。私の年代は、「ひじき」や「切り干し大根」などの煮物を時々、食べたいと感じます。 ただし、今の中学世代は「食べず嫌い」もあるのか、けっこう食べずに残す子もが多いです。
*「ひじき」まめ知識* 干しひじきは、水でもどしてから醤油や砂糖などで煮て食べる「ひじきの五目煮」がポピラーですが、ひじきご飯やひじきサラダ、酢の物、天ぷらなど幅広い料理にも利用されています。
通常、3月から5月の大潮の干潮時に漁師や海女が磯に出て、ひじきを鎌などで刈り取って収穫します。寒中の11月から2月に収穫する地域もあります。
「茎」の部分だけにしたものを「長ひじき」、「茎ひじき」、「糸ひじき」などと言い、「芽」の部分だけにしたものを「芽ひじき」、「姫ひじき」、「米ひじき」などどとも言います。
ひじきは、カルシウムや鉄分、食物繊維が豊富な食品です。
***参考文献「給食ガイド」H27,1,16 伊藤敦子栄養教諭より
その4 校長室コラム「三者・二者面談、お世話になります」
<校長室コラム「三者・二者面談、お世話になります」> 午後から、天気予報のとおり冷たい「雨」が降ってきました。面談で、お家の方が来校される頃には、校庭に水たまりができていました。ご不便をおかけしました。
今日から、3年は三者面談、1年、2年は二者面談を予定にしたがってはじめました。公私ともにご多用の折とは存じますが、都合をつけて来校いただけると幸いです。
その3 カウンセラーの眼「愛着障害の子が増加傾向に」
<カウンセラーの眼「愛着障害の子が増加傾向に」> これまで「愛着」の有効性と問題点を紹介してきましたが、今日は「愛着障害」がどうして起こるのかを書きます。
「愛着障害」の要因は、子ども側(2~3割)と親・養育側の要因(7~8割)の相互作用で発症することが分かってきました。
〇子ども側の要因としては、受容体遺伝子の変異などが考えられます。
〇親・療育側の要因としては、母親との関係(出生前の喫煙、飲酒、薬物依存や出生後の病気など)や父親との関係、乳幼児期の養育、虐待などが要因。
これらが、絡み合い、相互作用で「愛着障害」が引き起こるようです。
なお、子どもに出現する「愛着障害」は、「発達障害」と類似する行動を起こすために専門家でも見分けが難しいようです。
***参考資料 山岡祥子(臨床心理士)「講演資料」H27,1,9より
その2 租税教室(3,4校時)
<租税教室(3,4校時)> 本日、3年生を対象の「租税教室」を3校時に1,2,3組。4校時に4,5,6組の生徒たちが参加しました。 講師には、栃木県税事務所の職員2名が来校しました。
最初に、「税金がない仮想世界」を想定したアニメ(DVD)を視聴しまいた。 アニメの主人公が「税金がない仮想世界」で、次から次へと事件や問題に遭遇するものでした。
後半は、講師の先生から、「税金」の大切さや必要性についてお話をしていただきました。
生徒たちには、「税金」「納税」というキーワードが、脳裏に残ったものと思います。
その1 食育コーナー「今日の献立」
<食育コーナー「今日の献立」> アップルパン、牛乳、スコッチエッグ、ナッツサラダ、すいとん汁でした。 久しぶりにいただいた「すいとん汁」でした。今日のすいとんは佐野の「耳うどん」のような形をしていて、うどん感覚でいただきました。
*「スコッチエッグ」まめ知識* スコッチエッグは、ゆで卵を塩やこしょう、ナツメグなどで調理したひき肉で包み、小麦粉や溶き卵、パン粉を付けてから油で揚げたものです。
イギリス、ロンドンのデパートで1738年に発明、紹介された料理と言われています。イギリスでは、その後伝統的なピクニック料理の一つとなり、冷めた状態で食べるの基本だそうです。
ニワトリの卵のほかに、ウズラの卵で作ったスコッチエッグもあります。
今日は牛と豚肉のひき肉に、玉ねぎや人参、キャベツ、ごぼうなどの野菜が入ったスコッチエッグです。
***参考資料 「給食ガイド」H27,1,15 伊藤敦子栄養教諭 より
その3 カウンセラーの眼「愛着が結べない子は・・・」
<カウンセラーの眼「愛着が結べない子はどうなるのか?」> その子の人生を左右する重要かつ不可欠な「愛着形成」に、次のような親からの問題が起きると「愛着障害」を起こすことがあります。
問題となる親(母親)からの「愛着」の対応は・・・
1 親が子どもに無関心のとき
2 親自身が不安が強く極度の神経質のとき
3 子どもに一貫性のないしつけをするとき・・・厳格すぎ、過干渉、甘やかし、思いどおりにならないと突き放す、よい子像を求めすぎる など
4 親からの虐待があるとき
生育歴のなかで、上記のような「愛着の問題」があると、子どもは愛着の絆が断たれ、愛着欠如の状態になります。
その結果、子どもの心の面や人格形成に「不満を抑える力の低下」や「対人関係を築く力の低下」などの障害が生じることになります。
***参考資料 山岡祥子(臨床心理士)講演(H27,1,19)資料から