活動報告

第9次中央要請行動(国会議員)

11月4日、5日に全日教連役員及び各単位団体専従は、第9次中央要請行動として、国会議員に対して教育施策に関する要望を行いました(秘書対応及び要望書のお渡しのみも含む)。栃管協からは吉田事務局長が参加しました。

国会議員の方々は全日教連の要望内容に理解を示してくださり、非常に有意義な意見交換を行うことができました。

要望内容1:学級編制標準の引下げと教職員定数の改善を!

◆ 学級編制標準の引下げ

→ 高等学校での35人学級化の実現

→ 小学校・中学校の更なる少人数学級化の検討

◆ 教職員定数の改善

→ 多様化する教育課題に対応した定数算定

→ 小学校教科担任制の拡大

→ 「若年層サポート教員(仮称)」の配置

要望内容2:働き方改革の更なる推進を!

◆ 「学校と教師の業務の3分類」に基づく業務適正化

→ 学校以外が担うべき業務の切り離し

◆ 支援人材の配置拡充

 → 教員業務支援員・学習指導員

 → 副校長・教頭マネジメント支援員

 → スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー

 要望内容3:教師不足を解消するための処遇改善を!

◆ 教職調整額の引き上げ

 → 10%への速やかな引上げ

◆ 諸手当の新設・拡充

 → 管理職手当等の拡充

 → 特別支援教育コーディネーター手当等の新設

 要望内容4:教職員のメンタルヘルス対策を!

◆ 教職員が心身ともに健康を維持して教育に携わることができる環境づくりを

 → 「学校問題解決支援コーディネーター」の配置拡充

 → 「スクールロイヤー」の配置支援

 要望内容5:教育DXに関する環境整備を!

◆ 安定した利活用のための通信環境の整備

◆ 校務DXに向けた環境整備

 → 次世代校務DX環境への移行

 → 高校入試事務のデジタル化

 → 調査のオンライン化

 要望内容6:安全・安心を保障する環境整備を!

◆ 支援相談体制の拡充

◆ 登下校中を含む教育活動中の事件事故から子供たちを守る方策

◆ 教師が安心して教育活動に専念できる環境づくりを

◆ 学校施設の改修整備

要望内容7:教育格差のない教育の実現を!

◆ 地財措置された経費の確実な予算化を

 → 地方自治体に積算された経費を教育予算として活用

要望内容8:学校教育の充実に向けた法整備の実現を!

◆ 義務教育費国庫負担制度の改正

 → 教材費等の義務教育に係る費用の全額国庫負担

◆ 教育基本法改正

 → 「高等学校」について明記

◆ 憲法改正

 → 国の教育に対する責務について言及

 今回の要望では、120名(秘書対応含む)の国会議員の方々に現場の声を届けてまいりました。栃管協は今後も全日教連とともに教育環境改善等について要望をし、教職員の魅力向上を図るとともに、子供たちへの教育充実を目指してまいります!