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学校日記
離任式と修了式
春は別れと新たな門出の季節です。先日の卒業式で3年生を送り出しましたが、この3月をもって聖ヶ丘中学校を離れる先生方の離任式が行われました。
先生方から生徒達に温かいメッセージをくださいました。
そして、生徒達からは感謝の気持ちを込めて美しい歌声のプレゼントがありました。
聖ヶ丘中学校のためにご尽力いただきました先生方、本当にありがとうございました。
新天地でのご活躍とご健康をお祈りいたします。
そして本日の修了式をもちまして、令和6年度の教育活動が終わりました。
4月からの新年度、先輩達が築いた伝統を受け継ぎ、更に新しい事にチャレンジして欲しいと思います。
今年度多くのご支援をいただきました地域、保護者、関係機関の皆様、誠にありがとうございました。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
雪の中の卒業式
3月19日、令和6年度 第41回 卒業式が行われました。
誰もが予想しなかった雪が降る中で、102名の卒業を来賓の方々、保護者の方々、教職員、1,2年生全員で祝いました。3年生は、最後まで凛とした姿で巣立っていきました。
聖中で過ごした3年間を胸に、それぞれの新たなる場所での活躍と輝く未来を祈っています。
副校長先生の授業
金曜日、3年生へ副校長先生の授業がありました。
副校長先生の専門である理科から、地球問題を考えました。
東京都の取組みである「Carbon Halfカーボンハーフ」。
カーボンとは何か?炭素が燃焼するという事はどういうことか?炭素の燃焼増加により、地球で何が起こっているのか?温暖化によってどんな変化が起きているのか?
副校長先生はひとつひとつ生徒に問いかけ、積極的に手を挙げる生徒達。
100年前に比べ現在の地球は約0.77度、日本では1.4度上昇している。
微々たる温度かと思うかもしれないが、
100年後、君たちが90歳時点、東京の最高気温は43度、北海道でも40度となる。
そして温暖化は山火事、干ばつ、海水増、台風の勢力増大、ゲリラ豪雨、蚊の北上等々、様々な災害現象を引き起こしている。
それでも、この現象に大きな危機感を持ち、積極的にCO2削減を意識した生活をする日本人はわずか33%。
自分たちがちょっと行動するだけで変わるわけがないと思うだろうか?
日本政府が掲げる脱酸素につながる新しい暮らしの提案『デコ活』のロゴマークは蝶。
それはバタフライ効果、小さな変化が大きな結果につながることを願っている。
(気象学者『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』の講演に由来)日本語で言えば「風が吹けば桶屋が儲かる」
卒業まであと3日。義務教育を終え、一歩一歩社会に責任を持つこととなる三年生達へ、
これからの新しい生活、自分にできる小さなことでも大きな社会改革に変わっていくことを意識し、がんばっていってほしいというメッセージでした。
校長先生の授業
3年生が校長先生の授業を受けました。
矢野校長先生の専門である家庭科です。いつもとは違った1時間。
家庭科で勉強することは、自分が生きていく生活していく為の知識と技術。自分の為であり、それは社会の為でもないといけないことと、お話しくださいました。
SDGsは、1人だけ頑張っても実現できないが、みんなで取り組まないと世界は変わっていかない。
生活の中で実践していることを生徒達から聞くと
エコバッグ・水筒・こまめに電気を消す、重ね着をするなど色々出てきました。
実行率が低いものは、面倒くさい、お金がかかる、不便。
班ごとで新しい取り組みを話し合い考えました。
「便利・やってみたくなる・節約になる」
そんな視点で考え続けたら新しい仕組みがどんどん生まれそうです。
短時間でしたが、色々なアイディアが生徒達から出ました。
・木のストロー ・電気の売買 ・お菓子の包装を紙にする ・食事を残したら罰金 ・ペットボトルリサイクルで換金 ・プラスチック税 ・土に帰る天然素材の袋を作る ・公共キックボードの普及up ・マイバックやマイボトル持参には(500円以上の買い物で)30円の値下げ ・生ごみ専用のゴミ袋(2倍の値段) ・マイ箸持参には割引 ・街中に給水所 ・一般家庭の部屋に人感センサー設置 ・容器持参で割引orトッピングサービス
仕組みが変わると、取り組む人が増える。社会が変わる。
家庭科の授業は自分が生きるため、社会のため、一生減らない財産を作るのです。社会はどんどん変化していきます。新しい考えや知識を得て、自分の生活をアップデートしていくことが大切です。これからもがんばってくださいと締められました。
卒業を迎えた3年生へ
卒業を迎えた3年生へ1年生、2年生、先生方全員からのお祝いと感謝と激励のメッセージが掲示されました。3年生は一人一人のメッセージを胸に刻むように読んでいました。