日誌

2021年10月の記事一覧

3年生 春日神社のお囃子

3年生が学習発表会で考えている春日神社のお囃子の練習に、実際に春日神社のお囃子を継承されてきた地域の市村さんに来校していただき、一緒に踊り方を習いました。




春日神社のお祭りは今年度残念ながら開催されませんでしたが、地域の伝統文化の継承にも役立てるのならば光栄です。

小太鼓のリズムと踊りに、小さいころに体験したお祭りの縁日の光の色とにおいが蘇りました。
不思議なものです。
体に染みついて、いつもはどこかにしまわれている記憶です。
原体験というものかもしれませんね。

6年生 Fridays For Future

9月13日に6年生で実施した、エネ小屋の再生可能エネルギーの授業。
その中に、一人の都立高校生がいました。山本さんです。
山本さんは、温暖化へ警笛を鳴らしてスウェーデンの国会前で金曜日にストを始めたグレタ・ツゥンベリさんらと思いを同じくし、日本でのFFF(Fridays For Future)に参加しています。
決められた金曜日に国会前で温暖化防止対策を政府に訴える、高校生や大学生たちの活動です。

興味津々だった子供たち。昨日、山本さんに再来校していただきました。
子供たちに話していただく要点はずばり「なぜ気候変動の危機を行動にして訴えようと思ったのか」です。
山本さんを駆り立てる思い(動機)に触れて、
再生可能エネルギーへの思いを膨らませ、授業に生かしてほしいと思いました。
 

山本さんだけではなく、思いを同じくして活動している横浜の前平さんも同行です。
二人とも、この日は小学校に話に行くということで、通っている高校の許可を取って来校してくれました。
 

「気候危機」の現状、世界の発電エネルギーの動向、世界の10代の若者の動向などをプレゼン資料を用いて説明してくれました。二人に共通しているのは、「このままではいけないという気候に対する危機感」と、「私にできることをしなくては」という抑えきれない思いでした。
時間が経った時、「ああ、あの時もっと訴えていれば社会が変わったかも」と思いたくないとのこと。
 

 

社会や経済を変えていくことは、もちろんたやすいことではありません。
それも承知で、でも動かずにはいられないということが動機です。
経産省や環境大臣などとも接触をし、テレビでも取り上げられ、社会へのインパクトはありました。
一定の成果も上がっていると言えるでしょう。
山本さんたちも認めるところです。

本当の問題はここからです。
10代の若者たちを駆り立たせた今の大人たちが、それにどう答えていくのかということです。
FFFは、10代の若者たちだけの問題ではないのです。
さて、子供たちは、二人の高校生のメッセージから、どんなことを受け取ったでしょう。

6年生 保健指導

今年度2回目の身体計測が始まりました。
計測に合わせて、高橋養護教諭が保健指導を行っています。
今日は6年生の身体計測の日でした。
今回の6年生の保健指導の内容は、「生活習慣病」についてです。
学年によって、指導内容が異なります。
 

生活習慣病は、かつて「成人病」と言われていましたが、大人に限ったことではないために「生活習慣病」と呼ばれ方が変わりました。
生活習慣病のベスト3は、がん、脳卒中、高血圧です。


それぞれに、生活習慣が影響して発症するケースが多くなっています。
食生活や運動などに気を配って生活することが大切であると学びました。
小学生にとっては、ジャンクフード、お菓子、ジュースなどが気を付けなければいけない最右翼になりますね。
食べてはいけないのではなく、食べ過ぎに気を付けることです。
 

悪い習慣が染みついてしまうと、なかなか変えることは難しくなってきます。
同時に、体に確実にそれらの痕跡が蓄積されていきます。
血管に脂肪がびっしり・・・とならないうちに、毎日の生活環境を考えてみましょう。

5年生 家庭科「ごみの減量」

昨日、5年生の家庭科で、エコプラザ多摩の職員の方々をお招きして、ごみの話を聞きました。
家庭から出るごみは、家庭の生活スタイルにも直結していますし、そのごみの出し方自体に家庭でひと手間をかけることで、税金の無駄遣いを減らすことにもつながります。
多摩市では年間ごみの処理に26億円がかかっているとのこと。
これを人口当たりで割ると、1人当たり17,567円となるそうです。
ゴミのためにこんなに税金が使われることになっています。
皆さんのご家庭は、何人家族ですか‥‥?
 



最近話題になっているプラスチック。特にペットボトル。
多摩市では入札によって取引業者を決めていますが、ペットボトル、ラベル、キャップの分別が完全にできてなく、取引価格が安くなってしまっているとのことでした。
これは、当初の多摩市の回収方法が、ラベルを剝がさなくてもよい形から始めたことも影響しているとのことです。
現在は、ペットボトル本体とラベル、キャップは分離してくださいとのことでした。
回収されたからのこの分離作業、実はエコプラザ多摩の中で、人力で行っているのです。
 

 

3Rはよくつかわれる言葉ですが、多摩市では1つ足して4Rの活動を公報しています。
4Rは、
①Refuse(リフューズ)

不要なものは、「いらない」「買わない」と手に取らないことです。
②Reduce(リデュース)
ごみを減らすことです。詰め替えパックなども当てはまりますね。
③Reuse(リユース)
使えるものは、くりかえし使うことです。電気税品によく言えますが、修理もその一つの行動です。
④Recycle(リサイクル)
資源回収を行って、再利用することです。
の指標になります。


もっともスポーツドリンクなどは、ペットボトルのものしか手に入りません。
Refuse(リフューズ)しようとしても不可能です。
消費者側だけの活動では、おのずと限界があります。
そして、それは最終処分場にも影響を及ぼしています。
実はプラスチックのゴミの50%はサーマルリサイクルという名前はついていますが、燃料として燃やされているのです・・・。
次の一手である合意や規制、ルール作りなどが社会に必要な時期になってきていると感じているのは、皆さん同様ではないでしょうか。

令和3年度 後期が始まりました

令和3年度後期の教育活動が始まりました。
けじめの始業式を校庭で行いました。
今日も天気が良すぎて暑くなりそうです。
(今日30℃を超えれば、10月としては史上2番目に遅い暑さの記録だそうです。)

週末の終業式も、今日の始業式も、8:25開始予定でしたが、
8:20にはほとんど整列が終わって、8:22から始めることができました。
素晴らしい!!!


校長からは、
・遠足や社会科見学、学習発表会、移動教室など、去年はできなかった楽しい行事が続くので、体調管理に気を付けましょう。
・気温の差が大きいので、寝るときや朝、次の日や今日の気温を天気予報で見て、重ね着などをしましょう。
と話しました。
なんといっても、健康第一。幾つになっても体が資本です。
ご家庭での健康管理を、後期も引き続きよろしくお願いします。

児童代表の言葉は、2年生と4年生です。


4年生は、原稿を手に持ってはいたものの、暗譜で代表の言葉を述べることができました。
さすがです。


最後は校歌斉唱です。
今回も、昨年末のオーディションで決まった2名です。


後期もよろしくお願いします。

来週末(23日(土))は、早速学校公開です。
(最初にこの記事をアップした時に、今週末と誤って掲載していました。
正しくは来週末でした。申し訳ありませんでした。)
前期と同様、出席番号で区切っての公開となります。
詳しくは後日配布のお知らせをご覧ください。

令和3年度 前期終業式

本日をもって令和3年度 前期の教育活動が終了します。
半年間にわたる教育活動へのご理解・ご協力にあらためて感謝申し上げます。
特に、長く緊急事態宣言が発出されていた中での日々でした。
日々のお子さんへの感染予防策のご協力、また、運動会や学校公開、面談等での保護者の皆様の感染予防策へのご協力により、校内でクラスターなどが発生することもなく終えることができました。
ありがとうございました。

緊急事態宣言が明けたことで、すべてがフリーになるわけではありませんが、感染予防に引き続き配慮しながら、教育活動の範囲を広げていきます。
遠足や社会科見学、学習発表会、6年生移動教室と、子供たちが楽しみにしている行事も目白押しです。
引き続き、ご家庭やお子さんの感染予防策にご配慮くださいますようお願いします。

月曜日に全校朝会を行ったばかりでしたが、けじめとして、終業式を校庭で行いました。


校長からは、ノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎さんにちなんで、
「好奇心」が前期の学習で生まれましたか。
「好奇心」を探すために勉強は必要です。
「好奇心」は一生の糧になります。
という話をしました。

児童代表として、3年生と5年生の児童が前期の学校生活を振り返り、発表しました。
 



最後に、校歌の斉唱です。
といっても、話す程度の声の大きさですが・・・。
伴奏と指揮者は、昨年度末にオーディションで選ばれた、
始業式・終業式担当の6年生です。


後期は月曜日から開始です。
なんとなく、終業式と始業式の間に期間がないのは妙な居心地です(笑)。
来年度は、この間の秋休みを設けることも少し考えています。

令和4年度より教材費銀行引き落としを始めます

本校では、令和4年4月より下記のとおり学校徴収金(教材費など)の納入を、これまでの児童が学校に持参する方法から、多摩信用金庫の口座振替に変更いたします。
 口座引き落としに変更することで
・ご家庭で細かな現金を揃えてお子さんに持たせる必要がなくなる。
・児童が学校まで現金を持ってくる際の事故を防止することができる。
・ある程度まとめて集金することで、集金の回数を減らすことができる。
・現金の取り扱いを減らすことによる会計事故の防止や担任が児童との時間や教材準備の時間確保ができる。
・聖ヶ丘中学校との連携(聖ヶ丘中学校は、多摩信用金庫の口座振替を実施しています)を図る。
等のメリットがあります。
 つきましては、口座振替の準備といたしまして、お手数ですが多摩信用金庫にて口座開設と口座振替申し込みのお手続きをお願いいたします。すでに多摩信用金庫に口座をお持ちの方は、その口座をご使用いただけます。
 ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

10月1日に
「令和4年度からの教材費等集金方法の変更と口座開設および口座振替の申し込みについて(お願い)」

「学費等口座手続きのご案内(多摩信用金庫より)」
の案内を配布いたしました。
お手続きを11月末までにお願いしております。
大変ご面倒様ですが、よろしくお願いします。

10.01+口座振替の申し込み.pdf

10.01+手続き説明(たましん).pdf

質問等ございましたら、学校にご連絡ください。

小中交流会

昨日の午後、連光寺小に、聖ヶ丘小、聖ヶ丘中の先生が集まり、小中交流会を行いました。
毎年行っているもので、小中の先生が一同に集まり、子供たちの様子や指導方法、連携などについて話し合っています。
3校を順に回っています。
本来ですと、5時間目の授業を参観してもらい、その後に協議を行うのですが、コロナ禍ということもあり、授業参観はカットし、その分協議の時間にしました。
たっぷりと話し合いをすることができ、とても有効でした。
 

今年度、2月に「多摩市こどもみらい会議」が開催されます。
聖ヶ丘ブロックは発表校になっています。
その発表に向けての意見交換という意味合いもありました。


地域の子供たちを小中が協力して育てていくというスタンスの下、とても有意義な会となり、教員からも充実していたとの声が聞こえました。
知りえたこと、学んだこと、分かったことをこれから子供たちに返していかなければなりません。

5年生 稲刈り

昨日、5年生が稲刈りをしました。
5月31日に植えた稲です。実りはどうでしょうか。
 

谷戸田ボランティアの皆様にサポートしていただいての作業になります。
おや、稲刈りなのにまだ田に水があるぞ…?
じつは、ここの谷戸田は、水を抜かないのではなく、水が抜けないのだそうです。
その分、水不足に悩まされることはありませんが、当然稲刈りの際もズブズブと泥の感触を楽しむことになります(笑)。
とても貴重な体験です。
鍬を使って刈っていきます。
 

 

何回も田に入って刈っている子供もいました。
やってみると結構はまるものです。
刈った束は、束ねて二股に分け、干します。
 

 

こちらは2回目に挑戦しようという子供たち。
そう、すでにアドマチック連光寺、谷戸田コレクションの状態(笑)。
楽しそうです。
 

刈り終わった後は、恒例の泥落としです。
田植えの時に一度経験しているので、もう慣れたものです。


少し時間が余った子供たちは、羽澄先生と谷戸田の生き物探しに向かいました。


毎年、本物の田んぼで、貴重な体験をさせてもらっています。
東京都ですよ、連光寺小は!!!
豊かな自然の恵みと、ボランティアの皆様に、ただただ感謝です。
ありがとうございます。

園児の運動会練習

校庭で、近隣の保育園児たちが、運動会に向けて練習をしています。
バトンを使ったリレーや、ダンス演技の練習です。
小さな体で頑張っている園児を見ていると、こうやって大きくなって小学生になってくるんだなぁと、感慨がわいてきます。
園児の皆さん、頑張って!応援しています!!
 

久しぶりの校庭での全校朝会

緊急事態宣言が金曜日に開け、24日(日)までがリバウンド防止措置期間となりました。
緊急事態宣言やまん延防止措置のどちらも出ていないのは本当に久しぶりです。
ちなみに、今年度、緊急事態宣言かまん延防止措置のどちらも出ていなかったのは、
・1/1~1/7 までの7日間
・3/22~4/11 までの21日間
・10/1~
と、わずかな日数しかありません。
どちらも発出していないことで、何か月かぶりの外での全校朝会です。


始めに、今後やってくるであろう感染拡大第6波を最小限に抑えるために、引き続き、一人一人が
感染予防に配慮した手洗いやマスク着用、3密の防止を心がけて行っていきましょうという話をしました。
子供たちは「わかりました!」と手を挙げています。


保健委員会の発表もありました。


雲一つない外での全校朝会で、1週間の始まりのスイッチが入ります。

そして中休みには避難訓練も。
(緊急事態宣言という)鬼の居ぬ間の・・・ではありませんが、できなかったことができるのは、青空のように気持ちも晴れやかになります。
今日の避難訓練の設定は、中休みに地震が発生して避難するというものでした。
こちらも久々の外への避難でしたが、比較的整然と完了です。
(少し話声が聞こえてきました。次回の課題です。)


花壇を見ると、先週種まきした「れんげ」の種が、台風の雨と、台風一過の気温上昇で、もう発芽していました。

環境委員会がレンゲの種を蒔きました

9月30日(木)の6校時の委員会の時間に、環境委員会の児童たちがレンゲの種を蒔きました。
日本レンゲの会の皆様の協力で、数年前から休耕期にレンゲを育てています。
花壇を彩ることはもちろんですが、レンゲは緑肥にもなり、連作障害などを防いでくれます。
一石二鳥です。

まずはレンゲの効用と蒔き方を説明しています。


ひととおりレクチャーが終わって、みんなで蒔きます。
空に舞うようにフワッと広がるように蒔きます。


もう一つの畑でも。


蒔いた種はこんな感じです。


図工室前の花壇と、2年1組前の花壇に蒔きました。
 

もう少し種が余っていましたので、ロータリーの植え込みにも蒔いてみました。
少し土が締まっているので厳しいかもしれません。


レンゲは基本的には手入れ不要の野草です。
雑草に負けないようにだけ注意して、
うまくいけば、卒業式ごろにピンク色の花が咲いているかと思います。

10月1日以降の新型コロナウイルス感染拡大対応について

 現在の感染状況や、国や東京都の動向を踏まえ、多摩市では地域の感染レベルを「レベル2」へと一段階引き下げました。
    一方、いまだ予断を許さない感染状況を考慮し、引き続き下のように感染症対策を徹底して教育活動を継続することとします。
 なお、今後の感染状況や国・東京都の動向によっては急遽、対応が変わる場合があります。その場合は別途連絡します。

【10月1日(金)からの教育活動について】

1 文部科学省「学校の新しい生活様式」(V.6)における「レベル2」の行動基準に沿って、教育活動を実施します。夏季休業前の教育活動と同様となります。

2 一日の流れ
(1)登校時刻は通常の生活時程表の時刻に戻します。
・8:00~8:20の間に学校に到着するように登校させてください。
・密を避けるため、8:00前に到着しないようご配慮をお願いします。
 (校舎の開扉の時刻を8:00としているためです)
・委員会活動の児童はこの限りではありません。

(2)授業は、マスクを着用し、距離を取り、話し合いは短時間で行う、全員で大きな声で朗読や歌唱をしない、等の感染予防対策を講じて実施していきます。教室移動の際は、引き続き手洗いを徹底します。

(3)徒歩や貸切バスでの校外学習を再開します。また、公共交通機関を使用する際は、小グループにするなどして実施します。

(4)給食において、背中合わせの座席配置での喫食は継続します。おかわり等の移動は最小限にとどめます。

(5)通常の清掃活動を再開します。手洗いを徹底します。

3 その他
(1)帰宅後や登校しない日の外出は、少人数で混雑している場所や時間を避けて行動するようにしてください。

(2)児童自身やご家族の体調不良・発熱の場合は、登校をお控えください。欠席とはならず、出席停止扱いとなります。その際は、お電話もしくはWeb欠席連絡フォームにてご連絡ください。

(3)ご家族(きょうだい含む)がご家庭内で体調不良で、児童が登校している場合は、早退をお願いする場合もあります。

(4)児童が学校にて体調不良・発熱となった場合は、学校から早退の旨を連絡の上、保護者によるできるだけ速やかな引き取りをお願いします。その際は、きょうだいも含めて早退となります。

(5)感染不安による出席停止の児童、体調不良、濃厚接触者、陽性となった場合の出席停止措置の児童へは、Google Classroomのアプリを使用してご家庭に授業配信を行います。

(6)10月23日(土)の学校公開は実施予定です。出席番号で参観できる時間を割り振らせていただき、密を防ぎます。ご協力をお願い致します。

(7)健康観察(検温と記録)はこれまで通り継続します。併せて、毎日昇降口にてサーモカメラによる体温チェックも実施します。

(8)教室の窓や扉は、常時開放して空気の入れ替えをします。

(9)クラブ活動、たてわり班活動は、再開します。


↓10月1日以降の新型コロナウイルス感染拡大対応について通知↓
10.01+新型コロナウイルス対応+保護者向け通知.pdf

連光寺小の昔の話

昨日朝、転校してしまう児童のおじいさまが丁寧にご挨拶に来てくださいました。
いろいろお話をしていると、まだ多摩村だったころの連光寺小の創立のころの話になりました。
おじいさまのお父様が、この地で稲作をしており、今度ここに小学校を創りたいので土地を市(当時は多摩村)に売却してくれないかと当時の村長さんから話があったそうです。
子供たちのためならということで、ご先祖様から受け継いだ土地を村に提供してくださったのだそうです。

学校には、「沿革史」というものが備えられています。校長室の金庫に入っています。
何月何日にどんな教育活動が行われたのかを記録しているものです。
連光寺小にも、創立前の工事着工時から、現在までの記録が2冊の「沿革史」に記されています。
ちなみに今年は創立48年目です。



その「沿革史」は、通常、工事着工や創立年の4月1日から始まることが多いのですが、連光寺小のものは、連光寺小を創立するために用地を提供された方の名簿から1ページ目が始まっています。
12名の方々が土地を提供してくださり、創立されました。
歴史の重み、地域の方々の願いを感じる、1ページ目です。

ご挨拶に見えられたおじいさまのお父様の名前が、もちろん1ページ目には記されていました。
そんな心震える歴史を子供たちにも伝えたくて、早速該当の学級の朝の会にお邪魔して話をしました。
話し終わると、
「校長先生、ちょっとその名簿を見せてください」
と呼び止められました。
「あ、やっぱりおじいちゃんの名前があった!」
なんともう一人、用地を提供された方がご家族にいらっしゃいました。
聞いていた子供たちからは拍手が沸いてきました。
こうして歴史は続いていくのだなと、改めて感じました。

地域を大切にする連光寺の伝統が息づいていることを実感させる出来事でした。

ちなみにおじいさまが子供のころ、今は連光寺小の校庭の地下を暗渠で流れている大谷戸川は、田んぼの真ん中に流れており、そこでは天然のうなぎも捕れたそうです。
まるで4年生の国語で習う、「ごんぎつね」の世界です。
連光寺、なんだかやっぱり、不思議な地域のぬくもりを感じる、いいところです。
貴重なお話をありがとうございました。

↓校長室に飾ってある大正時代の連光寺本村見取図↓

雨の日に見る育ちの良さ

雨が降るといつも感心することがあります。
昇降口に立って朝の挨拶をしているときに、みんなしっかりと傘をたたんで傘立てに入れることです。
もちろんごく数人には声をかけたりもしますが、9割以上の子供たちが当たり前のように傘をたたんでいます。


家庭であればたたまずとも本数が少ないので大丈夫かもしれませんが、学校や出先など、多くの人が利用するものや場所については、配慮が必要になります。
また、傘の場合は、自分の傘の破損を防ぐ意味合いもあります。


いずれにせよ、連光寺小の子供たちを見るにつけ、しっかりと生活習慣が身についている育ちの良さを感じます。
今まで勤務してきた学校の中で、間違いなくNo.1です。
ありがとうございます。