日誌

カテゴリ:今日の出来事

ヤモリの箱庭

5年生の男の子が朝持ってきていました。

ヤモリを飼っている虫かごです。

ヤモリは夜行性ですから、明るいところが苦手です。

竹の筒や、水槽用の橋、土、苔、枝、水分など、ありとあらゆる工夫をしている箱庭ですね。

 

飼育は、相手意識を育てる第一歩です。

そんな意味では、ヤモリの気持ちになって一生懸命考えて世話をしてあげていることが一見して分かりました。

こういう活動、子供の時に存分にさせてあげたいと思います。

ちなみにヤモリは4匹入っていました(^.^)。

ユニセフ募金が始まりました!

代表委員会が毎年行っている、ユニセフ募金がスタートしました。

昨日全校集会で募金の呼びかけがありました。

(私は朝から都庁へ用事があり見ることができなくて残念!)

今日から募金がスタートで、来週の水曜日まで実施しています。

世界中に支援が必要な子供たちがたくさんいます。

世界中の子供の5人に1人が紛争地帯で死と隣り合わせで暮らしています。

私たちにできることを少しでもやっていきたいですね。

下のユニセフのホームページをぜひご家族でご覧ください。

ユニセフHP

(自主学習のネタとしても、ものすごくおススメ!)

 

さっそく今日募金してくれた皆さん、ありがとうございました(#^^#)。

 

 

6年生 研究授業「未来に優しいエネルギー」

6年生は総合的な学習の時間で「再生可能エネルギー」について学んでいます。

今年も恒例のクリスマス前の聖蹟桜ヶ丘駅前のイルミネーションを行います。

自分たちで発電した再生可能エネルギーをバッテリーに貯めて、その電力でイルミネーションを灯す学習です。

そこに向けて、今は「再生可能エネルギー」とはどんな発電方法なのか、それぞれのメリット・デメリットを調べて仲間と共有しているところです。

今日は校内研究会の研究授業として、校内の教員が授業を参観し、その授業の計画や実施がねらいに適切であったかを検証します。

 

まずは自分が調べた再生可能エネルギーの発電を、3~4人の小グループで発表し合って共有し、確認します。

太陽光発電、風力発電、水力発電、波力発電、潮力発電等々、数種類の発電方法をそれぞれが発表していきました。

 

 

次に、もし多摩市にその発電所を作るとしたら、どの発電所が適切であるかをグループごとに話し合って決め、それをホワイトボードに理由とともに記します。

実際に多摩市の地形を生かした発電を考える場合、単純に、発電量が多いとか、環境にやさしいとか、設備が簡単であるとか、普遍的なメリットだけで判断できるはずもありません。

 

「多摩市」に住んでいる人として、「多摩市」で発電するとしたら、と考えさせることで再生可能エネルギーを「自分事」として捉えさせる「しかけ」です。

このような「しかけ」を検討し、考案し、実践してみてどうだったのかを検証する、これが研究授業です。

さて、多摩市の地形を生かした発電は何かをそれぞれのグループが発表していきます。

 

 

最後に今日の授業のまとめを記します。

 

この過程を経て、自分が考える多摩市(連光寺)で実践できる再生可能エネルギーを一つ決め、実際に発電する活動に移っていきます。

 

授業後は、教員による研究協議会を行いました。

研究授業を行うときは、講師の先生を頼んで、今日の授業の講評をしていただくのが常ですが、「総合的な学習の時間」で、ESD(持続可能な社会づくりのための教育)を研究している講師は多くありません。今日の講師は校長です。

 

発電が「再生可能エネルギー」に大きく舵を切った転換点であった3.11の際の福島第一原子力発電所の事故や現在の福島の状況、多種ある発電の方法の説明をしたあとに、今日の授業の視点を3つ提示してグループ討議をしました。

本校の教員は、グループ討議に慣れていることもあり、「終わりにしてください」と司会が時間を区切っても、なかなか話が途切れません(笑)。

職員室の風通しのよさは、こんなところにも表れていますね。

最後にグループで話し合った内容を発表し、全員で共有していきました。

疑問点には、その場で授業を考えた高学年グループが答えていきました。

 

 

このような「生活科、総合的な学習の時間」の校内研究は、かれこれ20年以上続いています。

一般的に小学校での校内研究の教科・領域は、今年は国語にしようとか、算数にしようとか、年度で変わっていくのが多勢なのですが、本校の場合は、ずっと「生活科、総合的な学習の時間」です。

その中で、「持続可能な社会づくり」を実現する人材育成を行っているのです。それは近年ではSDGsにも直結します。

連光寺小の学校としての特色でもあり、強みでもあるのです。

もちろんこの校内研究を変更する予定も皆無です。

4年生 ガサガサ

4年生が多摩川学習で毎年子供たちが最も楽しんでくれる生き物探し、がさがさやって川の中の生き物をすくうので、通称「ガサガサ」を今日実施しました。

先々週に企画していたのですが、天気は良かったのですが週末に降った雨のせいで水量が増していて、今日に延期になりました。

ほどほどの暑さで、肩までどっぷりつかってしまった子は逆に寒かったほどでしたが、熱中症を心配するほどではなかったので一安心でした。

 

多摩川の学習では、みんなライフジャケットを装着です。

足首くらいの深さでも、溺れるときは溺れます。毎年、細心の注意を払っての活動です。

今日は、11種類の生物が捕獲できたようです。

帰宅後、家でどんな話をしているでしょうか。

 

多摩川での基礎講座には、多摩市水辺の楽校(がっこう)の皆様、講師の宮田先生、引率してくださっている保護者の皆様と、たくさんのご協力を得て活動をしています。

本当にありがたい限りです。ありがとうございました。

 

関戸橋付近の多摩川中流での基礎講座はまだまだ続きます。

暑くならないうちに終えたいところです(^O^)/。

4年生 下水道キャラバン

4年生で、東京都下水道局が主催する下水道キャラバンの出前授業を行っていただきました。

7月4日(火)に多摩川下流(川崎大師河原)に行きますが、同時に稲城の水再生センターにも見学してきます。

その前段として、水再生センターがどんなことをしているかを学ぶための講座です。

 

「水再生センター」ってあまり聞きなれません。

いわゆる昔で言う、「下水処理場」のことです。

昨今、プラスの方向での名称に変更するものが良くありますね。

下水道が整備される前の都市はどのような様子だったでしょうか。

台所やお風呂、雨水、時にはし尿まで、生活排水は川に流されていることがほとんどでした。

当然、人口急増とともに川は汚れていきます。

私の世代(50代)に都市近郊で育った世代は、川=汚い というイメージが染みついています。

それは原体験として現在も感覚として自分の中に生きていて、

たとえば川を見ると、昔の汚かった川と比べて目の前の川はどのくらい汚れているか?という基準で見てしまいます。

そんな感覚の人が、川をきれいにしなくては!とは自然にはなかなか思えないものです。

子供たちに、美しいもの、儚いものをできるだけ見せてあげる必要がある、それが原体験になる、と事あるたびに話しているのはそういう意味です。

 

さて、現在の下水の処理は、大きく4段階の工程で行われています。

すなわち、沈殿、ろ過、微生物処理、消毒です。

このうちの沈殿の実験をしてみます。

疑似的な汚物を水の中に入れてかき混ぜます。

 

それをしばらく放置すると、汚物が下に沈殿していきます。分離です。

分離後は、上澄み液をそうっと別の容器に移し替えることで、ある程度汚物を分けることができます。

実験はもう一つ。

家庭から流す下水は、出来るだけ汚れていないものがベターですが、それ以外にも固形物を流さないことも大切です。

固形物は配管を詰まらせますし、処理施設にも良い影響はありません。

代表的な例として、ティッシュペーパーとトイレットペーパーで実験してみます。

それぞれを水に入れてかき混ぜて様子を見て見ます。

さてさて結果は・・・。

 

ティッシュペーパーは溶けずに形が残っていますが、トイレットペーパーはモワモワとした形で溶けていきました。

 

ティッシュペーパーをトイレに流すのは言語道断ですが、トイレットペーパーだから安心というわけでもありません。

最近、1Fのトイレでトイレットペーパーを多く便器に入れてしまって詰まっていることが良くあります。

トイレットペーパーは適量を使用!が大切ですね。

ご家庭でもお子さんのトイレットペーパーの使い方を確認してみてください。

 

下水道キャラバンのスタッフの皆様、ありがとうございました。