今日の東寺方小

夢・未来プロジェクト~高橋勇市さん~

 11月21日(火)に「夢・未来プロジェクト」が行われました。今回、講師で来ていただいたのは、アテネパラリンピック金メダリストの高橋勇市さんです。
 全校の児童を対象に行われた講演では、高橋さんがパラリンピック出場を決めた時の映像、伴走者と共に行ったトレーニングの様子の映像、そして、金メダルをとったアテネパラリンピックのレースの映像を見せていただきました。子ども達は、食い入るように映像を見て、高橋さんのすばらしさを実感していました。その後のお話では、小学生からのエピソードを笑いや子ども達への質問を交えながらお話してくださいました。その後の病気により視力が落ちていったこと、ついに見えなくなってしまったこと、周囲の心ない言葉、絶望感により家に引きこもってしまったことについてのお話は、子ども達の心に深く刻まれたようでした。しかし、パラリンピックと出会い、よく走っていた小学生の時の記憶がよみがえり、マラソンに挑戦し始めたそうです。そこからは努力に努力を重ね、2004年に世界新記録を出し、同じ年のアテネパラリンピックで金メダルに輝きました。「努力は嘘をつかない。」高橋さんの重みのある言葉です。講演の最後には、実際に伴走の方と共に体育館を1周してくださり、子ども達からは歓声が上がっていました。
 5・6年生を対象に行われた実技指導では、2人1組になり、アイマスク体験と伴走者体験を交替で行いました。伴走者の腕をもって歩く、「きずな」と呼ばれるロープをもって歩く、ロープをもって歩く、ロープをもって走るというように、少しずつレベルアップしながら体験を重ねました。子ども達からは見えなくて恐いという声が上がりましたが、伴走者が上手に助言してあげると安心して歩いたり走ったりできました。子ども達は、体験を通して、相手を信じることの大切さや普段普通に生活できることのありがたさを実感していました。
 給食は4年生を交流しながら食べました。キュウリが大嫌いなことを小学生の時のエピソードを交えてお話しくださいました。とても気さくな方で、楽しい会話が盛り上がりました。
 高橋勇市さん、本当にありがとうございました。東京2020へ向けて努力を重ねているとのこと、応援しています!!
 
 
 
 
HPによるご紹介が遅くなったことお詫び申し上げます。
有名な方なので、写真の使用許可等に時間がかかりました。